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シリコンバレーの一流投資家が教える 世界標準のテクノロジー教養

書名:シリコンバレーの一流投資家が教える 世界標準のテクノロジー教養
著者: 山本 康正
出版社:幻冬舎
発行日:2021年2月25日
読了日:2021年2月28日
ページ数:256ページ
2月 :8冊目
年累計:12冊目

山本さんの本を読んだのは
これで4冊目かな?!ほんとワクワクする!

この本で一番得られた事は”危機感”ですね。

やはり米国のシリコンバレーに比べると
数年遅れて日本に技術が入ってくるイメージがある。

実際、clubhouseは米国では昨年既にサービスが始まっていた。
コロナ禍で普及したZOOMもサービス開始は2016年で
既にシリコンバレーでは利用されていました。

やはり地理的に不利な上
英語という壁もあるためかなり意識して
現地の情報をウォッチ、キャッチしていかないと
どんどん置いていかれる・・・。

そうした危機感もそうですが
「DX」についての考え方から多くの事を学べました。
特に、櫛田氏のDXの項目が一番勉強になった。

DXの完成形は何か?

「組織として、お客さんのお困りごと(ペインポイント)に
寄り添って、様々な解決策をたくさんの人が出す。
そして素早い仮説と検証を繰り返せることが
DXの究極の姿なのです」

ほぼどの企業も掲げている

本当のお客様起点とは何か?

例として、シリコンバレーのテスラはディーラーを挟んでいない
直売モデルである。これは顧客にしてみれば
複数のディーラーが競って値引き交渉や、オプションなどを
つけてくる時間と手間と体力がかかる交渉プロセスをなくした
モデルと見る事ができる。

言われてみれば確かにそうですね。

ディーラーを挟むのは企業側の都合であり
顧客にとって、本当にメリットがあるのか?を突き詰めると
ディーラーという形にこだわる必要性はないですね。

さらにフィンテックの例でいうと

①手軽に預金をコンビニのATMで手数料なしで引き出せる事
②見やすくて操作がしやすい事
③自分の生活に合った機能が備わっている事
④金利が一緒だという事
⑤何か不正があったら直ちに銀行が対応してくる事

この5つを提供できるなら
フィンテックと組んでいても
組んでいなくても、メガバンクでも、地銀でも
ユーザには関係がない!

そして、どこからライバルが現れるか
予想できない時代になっている。

そんな今だからこそ
常に危機感を持って、アンテナを張り巡らすしかない。

オフィス貸し業界を破壊するのはテスラかも?

「車内で、大画面でZOOM会議をやれるのはいいアイデアだとイーロン・マスクは主張しているので、近いうちに実装されるかもしれない。空調も快適、蓄電できる電源もあり、個室空間で、常時ネットに接続されている」

確かに、自動運転が普及すると車内は
運転する空間から、移動する空間でプライベートスペースになるので
近いうちにこうした世界観になると思った。

そうした時にWeWorkなどのワーキングスペースを
提供している企業はどうなるのか?と考えると
恐ろしいですね。


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