見出し画像

シン・映画日記『ハッピーニューイヤー』

新宿ピカデリーで『ハッピーニューイヤー』を見てきた。

監督は『猟奇的な彼女』のクァク・ジェヨン監督。
これ、ズバリ、韓流版『ラブ・アクチュアリー』。
映画の3/4はクリスマス映画で、
アラフォーの元バンドの女性ボーカルと結婚するメンバー、
高校生の恋愛、
60代の老いらくの恋、
トップアイドルとマネジャー、
ホテルのCEOと清掃婦、
バイト男とモーニングコールの女性、
そしてお見合いばかりする外科医、
という布陣の群像ロマンティックコメディ。

本家『ラブ・アクチュアリー』のようにビル・ナイやヒュー・ジャックマン、ローワン・アトキンソンのような曲者が皆無で、
似たようなイケメン&美女のエピソードばかりで中盤までは正直退屈。
が、
終盤の各エピソードで激しい動きと結末でとてつもなく面白くなる。
ただし、その決め所はほとんど直球。
全体的なフォルムが中身は違うが
愚直なほど『ラブ・アクチュアリー』にそっくり。
だけど、終盤に怒涛のラッシュで終わってみればそこそこ面白いとなる不思議な映画だった。

全体的なノリが20年前の韓流恋愛ものなノリなので中盤まではゲンナリする。
けど、『猟奇的な彼女』や『僕の彼女を紹介します』のように終盤面白くなるという、よく考えてみればクァク・ジェヨン監督風味なんだよね。

この記事が参加している募集

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?