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名言より学ぶvol.16 「知に働けば角が立つ。情に棹させば流される」

この言葉は夏目漱石が39歳のときに発表した小説『草枕』からの言葉です。

世間の人々と付き合う上では、頭の良いところが見え過ぎるならば嫌われるし、あまりにも情が深いならばそのことにより流されてしまう。

このため智と情のバランスを上手にとらなければならず、これはなかなか困難。人間社会の中で生きて行くって本当に難しいと思います、どこでもある人とのふれあいは難しいでね、一歩踏み込むべきか離れるべきか本当に難しいです。

漱石の小説『草枕』は彼が言う「非人情」の世界を描いた作品である。

人情とは「人間の自然な心の動き。人間のありのままの情感。 人としての情け。他人への思いやり」と辞書では解説されていますが、果たして昔に比べ人情は義理と共に廃れて行ってますでしょうか?

実感としては確実にドライで割り切った関係を望む生き方が主流になって来ているとの実感です、そしてその潮流は更に過疎化に向かっているように思います。

この先どのような変化が訪れてくるのでしょうか?

「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。

とかく人の世は住みにくい。」by夏目漱石「草枕」より人生の生きづらさを説いた名文ですと言われておりますが、この作品は1906年(明治39年)に発表されましたが、人の本質の関わる部分は変わっていないのでは?

確かに今の世の中ネットの普及で誰もが個人で世界に向けメッセージの発信は出来る様になり、瞬時に意思表示、拡散も可能にはなりましたが・・・。

なので色々自己主張する輩は増殖してはいますが、基本的に人間の根幹が
変わったわけではないので知も情も本筋は変わっていないと思います。

どんな場合にどんな行動をするかは、その人の生き方であり、自由です。

どんな行動を選択しても、何らかの欠点、障害となるものがあるのは当然で、私たちはそれを覚悟して生きていかなければなりません。

人はそれぞれ、生き方や考え方が異なるので、人の世は生きづらい。

しかし、だからこそ、面白いとも言えます。

この生きづらい世の中、何が起こるのかを楽しみながら、面白おかしく生きていこうではありませんか?

(株)アザレアプランニング 経営コンサルタントが心に響く言葉を紹介するブログ笠川 祐二様の記事より引用

人の世が存続している限り根底は変わらなのではないでしょうか?
過去から大いに学ぼうではありませんか?

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