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「一級さん」

妻と「離婚」をして、

しばらくトラックの仕事をしながら、

トラックの中で

寝泊りをしていたのですが、

一人でいろいろなことを考えましたね。

妻からの「ギャンギャン」鳴る電話には、

出ませんでしたが、

「目覚ましかっ!」というくらい

「山」のようなメールが「ピコピコ」

届くんですね。(笑)

内容は、僕が「自分自身」を責める

言葉だらけなんですね。

長年連れ添った妻の

言うこと、考えていることが

だいたいわかるので、

「こんなことを当然言ってくるだろうなー。」

ではなくて、

「僕自身の言葉」なんです。

「言われたくない」

「聞きなくない言葉」を当然、

「延々」と書き綴るんですよ。

やかましい妻を憎みたいから、

そういう「現象」を引き起こすんですね。

「都合」がいいじゃないですか。

ぜーんぶ、前の妻に

「責任」をなすりつけれるから。

そうすれば、「自分」はらくなんですよ。

わあわあいう「妻」が「加害者」

それからやむなしに逃げる僕が

「被害者」

100%ではないかもしれません。

ですが、

自分が「楽したいから」

「逃げたいから」で、

妻も子供も周りの人達も

傷つけたり、迷惑をかけるのは、

この「悪循環」は

終わらせなければいけない。

と、思ったんですね。

カッコいいようですが、

「逃げないため」に、

「逃げること」を選択しなければ

いけなかったんです。

「無茶苦茶」ですよ。

「妻」といるときも

大きな「葛藤」がありました。

何が正しくて

何が間違いで

何が優しさで

何が厳しさなのか。

友人や、同僚、身内、全ての人間が

自分から遠ざかったんです。

完全に「孤独」でした。

もう、戻らないと決めて、

50すぎのええとしこいたおっさんが、

何にするにも、「感情」も「行動」も

「右往左往」しているんですね。(笑)

ぐるぐる答えのない

「自問自答」を繰り返し、


「あー、このままとりあえず、

借金かえしながら、仕事ができたら

それでいいのかなぁー。」


と、思いました。

人間、100歳。

「50歳」というのは、

「折り返し地点」なんですね。

気がつけば、「50歳」にもなってしまって、

「虚しさ」だけが、押し寄せていました。

人様は、どう思うかは、わかりませんが、

「50歳」とは、初めて「死」を

意識する歳なのかなー。と、思います。

「いや!いや!まだ!まだ!」は

当然あるんですよ!

しかし、

「無駄」に生きてきたと思う分、

「……これ…あと何回できるかなー。」とか

思うんですよ!(笑)

暗い?(笑)

「死」を「意識する」とは、

若い時にも、全てが「嫌」になったりとか、

ありましたが、また、なんていうか、

それとは、また違うカンジ。

「限られた時間を有効に使わなくちゃ!」

と、思うんですね。

するとですよ?

何にするにも「余計にあせる!」(笑)

当然、

「なんか、こんなんで終わるか?」

とも、思うようになるんですよ!(笑)

そこで思ったのは、


「なんか、恥ずかしいとか言ってられんけど、

言うけど、(笑)人様のためや、

人助けをせんといけんのんじゃないんか?」


と、思い始めたわけですよ!

とりあえずの「志」はもったのですが、

例によって、「ほったらかし。」(笑)

ある日、ふと思いました。


「そうや!一級や。一級の人間にならんと

いけん。一番じゃない。上や下や

右や左や、二級、三級じゃない!

自分の望む、一級の人間になる!

「なる」じゃない!どんなカタチや

人間性でもいい!今の俺が、

一級の人間なんや!そして、

これから全て、出会う人間、

関わり合う人、全てが

一級の人間なんやっ!!」


やっと、「自分を信じる」という言葉に

出逢えた気がしました。

「根拠」がなくてもいい!

「キレイごと」と言われてもいい!

「昨日」自信あって、

「今日」落ち込んでもいい!

笑われても

馬鹿にされても、

それでいこう!

それを胸に、祈ろう!

必ず、「俺が生きて行く方向」を

「指差してくれる人」に

出逢えるはずやっ!!

最近、気になる言葉があって、

よく目にするんですけど、

「は?私、◯◯ですが、何か?」(笑)

これって「最強だゼっ!」って、

思いますね!(笑)

「主導権」を誰にも譲るつもりもなく、

「自分自身の世界観」を貫き通す!

「迷惑」といわれるかもしれません。が、

「迷惑」とは、そもそも、

「迷い」と「困惑」なんですね。

しかも「自分自身」の。

それが、「人」のためになるという

「絶対的な決心」があれば、

「他人」が「迷惑」なんて言葉、

言わないと思いますし、

「説得」という、「解ってもらう」という

「熱意」が湧いてくると思うんです。

「一級の人間」が、

「大いなる勘違い」でもいい!

「自分を信じて貫き通す事!」


そう思って、一人、

「気がついた人」がいるんです。

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