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ドル円、米10年債利回り上昇受け3日続伸。
【5/8相場概況】東京時間、ドル円は仲値で本邦実需の買い観測などで155.27円まで上昇。鈴木財務相から円安けん制発言が出たが、マーケットの反応は限定的。欧州時間、植田日銀総裁が「急速かつ一方的な円安は日本経済にマイナスであまり望ましくない」「為替はファンダメンタルズに沿った推移が重要」などと発言すると、ドル円は下押しとなるが、マーケットの反応は一時的だった。NY時間、米10年債利回りが上昇する
米国の怒りを買った円買い介入!
5/2ウエリントン市場において、財務省・日本銀行(以下、日銀)による円買い介入と思しき動きが見られ、ドル円相場が急落したことに関連して、イエレン米財務長官から、「介入はまれであるべき」「事前に協議されるべき」との発言があり、日本の介入を間接的に批判する声明が出されたことで、米国が日本の介入を容認していないとの認識が市場関係者に伝わることになった。その背景と今後のあるべき政策運営を解説する。
カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁タカ派発言、ドル円続伸。
【5/7相場概況】東京時間、ドル円は連休明けの本邦実需筋の買い観測や日経平均の上昇を受け154.64円まで上昇。欧州時間、「植田日銀総裁は岸田首相と意見交換のために官邸入りした」との報道をきっかけに円買い・ドル売りが先行し、ドル円は一時153.97円まで下落。植田日銀総裁は会談後、「大きな政策変更をした後なので、その後の経済金融情勢について意見交換した」「為替についても議論した」「円安で今後基調
元財務官の気になる発言とは ?!
5/2、榊原元財務官がNHKにおいて、「財務省による円買い介入は、外貨準備高の10%程度しかできない」と発言した。1兆3千億ドルという巨額の外貨準備高を保有していながら、10%しか介入できないと発言した真意を探った。
金利差による円安進行は嘘 ?!
5/7、ゴールデンウィーク明けの東京市場では、米国長期金利の低下にもかかわらず、ドル円相場はニューヨーク時間の高値154円を上抜けてスタート。財務省・日銀による円買い介入観測にもかかわらず力強い動きとなっている。ドル高円安の背景は金利差によるとの説明が一般的であるが、果たしてこれは実態を伴っているのか解説し、今後のドル円相場を占った。
イエレン米財務長官発言受け、ドル円は4日ぶりの反発。
【5/6相場概況】東京時間、5/4にイエレン米財務長官は、日本の通貨当局が円買い介入を行ったかどうかについては言及を避けた上で、「3日終了週の円相場の動きは急激だった」「こうした介入はまれであるべきで、協議が行われることが期待される」との発言を受け、ドル円は152円台後半から154.00円まで上昇。欧州時間、ドル円は153円台後半中心の小動き。NY時間、5/4のイエレン米財務長官の発言を受け、政
ドル円乱高下の真相!
4/26、日本銀行(以下、日銀)の金融政策決定会合において、現行の緩和的な金融政策の維持が発表されて以降、ドル円相場の変動幅が極端に大きくなっている。背景には、市場の流動性の低下が挙げられるが、その最大の要因は財務省による口先介入にある。その理由と今後のドル円相場の展開を予想する。
FOMC、政策金利据置。パウエルFRB議長利下げ否定。
【5/1相場概況】東京時間、ドル円は157円台後半で小動き。欧州時間、ドル円は157.98円の高値を付けるがFOMCを控え、その後は157円台後半で推移。NY時間、4月ADP全米雇用報告は予想上振れとなるが、反応は限定的。4月米ISM製造業景況指数・3月JOLTS(米雇用動態調査求人件数)が予想下振れとなると、ドル円は157.39円まで下押し。
FOMCは、市場予想通りFFレートの誘導目標を5.
20240501投資戦略
【国内株式動向:振り返り】
前回15日のコラム以降、4月後半は大きく乱高下しているが、日経平均でみれば変動幅の半分程度が5~6銘柄の値動きで説明がつく。また、海外での紛争や資源価格・為替などに変化が出る度に、これを材料にして投機筋が何かと相場を動かそうとしている様子が伺える。
日経平均先物を使ったヘッジやオプションを複雑に絡めたサヤ抜きをしているためだが、彼らは相場を変動させるのが仕事である。し
円安は緊縮財政の結果か?!
2022年以降、日本銀行(以下、日銀)は、金融政策決定会合の度に金融緩和政策の継続を決定し大幅円安が進行した。その後、財務省による円買い介入が実施されるというパターンを繰り返している。財務省と日銀の間で、どうしてこのように通貨政策において齟齬が生じるのか、その理由は行き過ぎた緊縮財政に原因があると判断している。その背景と今後の政策運営を提言する。
ドル円、米雇用コスト指数予想上振れで堅調だが介入警戒で上値が重い。
【4/30相場概況】東京時間、ドル円は、月末のゴトー日(5・10日)仲値に向けた買い観測で、一時157.00円まで上昇。その後は円買い介入警戒感から156円台後半で揉み合い。欧州時間、ドル円は156円台後半で揉み合い。NY時間、1-3月期米雇用コスト指数が予想を上振れすると、賃金インフレ圧力の強さが意識され、FRBによる利下げ開始時期が遅れるとの観測が高まり、米長期金利の上昇とともにドル買いが先
直接介入と覆面介入の違い?!
4/29ドル円相場が1990年以来34年ぶりに160円を突破した後、財務省・日本銀行(以下、日銀)によるドル売り円買い介入と思しき動きが見られ、一時154円台半ばまでドル急落となった。一部には、銀行に委託せず直接介入に踏み切ったとの観測もあり、直接介入と覆面介入との違いや介入効果を解説するとともに、今後のドル円相場の行方を占った。
ドル売り円買い介入の意味するところ?!
ドル円相場が155円を突破したことで、財務省による円買い介入(以下、介入)実施の可能性が取り沙汰されている。市場関係者によると、介入は為替市場に一定程度織り込まれており、円安阻止のインパクトは大きくないとの見方が主流となっている。果たして効果がないのか、ドル売り円買い介入をドルと円の資金取引(※)に分解して解説し、今後の介入の有無を検証する。
(※ドル売り円買いの為替取引は、ドル資金供給と円資金
ドル円、155.74円と高値更新。日銀の利上げはあるのか?
【4/25相場概況】東京時間、ドル円は、仲値にかけて買いが観測されると、前日高値を更新。政府・日銀による「円買い介入」がなかったことで、日銀金融政策決定会合中は介入なしとの思惑でドル円は一時155.74円まで上昇。欧州時間、日銀金融政策決定会合の結果を控えドル円は155.60円前後で小動き。NY時間、1-3月期GDP(米国内総生産)速報値が予想を下振れすると、ドル円は155.30円まで下押し。し
IMM対FX仁義なき戦い !
直近のIMM円投機持ち高(※1)を見ると、ネット円売り越し(※2)16.6万枚と過去最高水準に迫る金額となっていることから、円売り越しの巻き戻しが起こると急激な円高が発生するとの見方が出ている。果たして正しいのか、検証する。