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悩みながらも【生きる】ためのブログ:【3】「親父の病気」:「病気になるってかっこいい?」

病気になることは避けた方がいいことは誰でもわかること。このこと本当でしょうか。
病気の抱えている方には怒られますが、入院することに憧れる気持ち・・・ありませんか。
当時小学3年生ごろの私だけでしょうか。非日常である「入院」というものに不思議にも格好良さを感じていました。

親父が入院した

私が小学校3年生(9歳)の頃です。
青果卸業を営む親父が入院しました。
おそらく親父が40歳の頃です。
幼い私の記憶にあることはただ一つ。
病名が「胃潰瘍(いかいよう)」だったことです。
すぐに命に関わるような病名ではありません。
救急車で運ばれる、なんてこともありません。
気づくと親父が病院に入院していた。
そのような展開でした。


親父の入院で私が感じたのは「かっこよさ」

親父が入院した期間も定かではありませんが
おそらく10日から2週間程度ではなかったかなと思います。
日頃から日本酒5合とタバコを1箱は吸う親父です。
神様からの「注意」だったのでしょう。

しかし、私は神様とは違う感じ方をしていました。
私にとっては初めて「お見舞い」というものを体験しました。
「花束を持ってお見舞いに」とはいきませんが
「着替えを持ってお見舞いに」いきました。
中規模の病院でしたが
そもそも入院する「病棟」というものに入ることも私は初めてです。
面会時間にベットに座る親父を見て
なぜか私は「かっこよさ」を感じました。
多分、みんなが経験したことをないことを
経験している親父の姿
また経験している私への酔い
があったのではないかなと思います。

親父は無事退院しました。

ただ、この後、親父は常に「胃薬」を飲むようになります。
毎日「日本酒5合」と「たばこ」と「胃薬」を飲む
これが日課になりました。

この時はまだ、この7年後の展開を予想はできませんでした。

追伸

このような健康についてのお話をしていますが
お恥ずかしいことに私も「高血圧症」です。
お薬のお世話になっています。
20歳台の頃は、健康に気をつけるということはありませんでした。
多くの方がそうであるように、彼女を見つけることに熱中していました。
30歳台の頃は子育てが家族の話題であり、友達との間でも話題になります。
40歳台になりますと「健康診断の結果」についに異常値が出始めます。
30歳台でもBランクの判定はありましたが
40歳台になると病院で精密検査を受けるように指示され始めるのです。
もしくは治療を受けるように結果が出始めます。

みなさんも、いつまでも健康でいられる
とは思わない方がいいですよ。
脅かすわけではありませんが
さすがに体は少しずつ壊れてきますから。

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