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ストレスコーピングとストレス太り

こんにちは!機能改善専門スタジオザリフォーマー代表の上村です。

本日はストレスコーピングとストレス太りについて解説していきたいと思います。またこの記事を読むにあたり、こちらの記事も読んでいただくことで、ストレスへの向き合い方について一層理解を深めることができるかと思いますので、一度お読みすることをお勧めします。

それでは宜しくお願いいたします!

ストレスコーピングの原則

ストレスコーピング(対処)は以下のような原則があります。

ストレッサーを軽減&除去
ストレッサーとの距離を変える
ストレッサーから一時避難する
ストレッサーを回避する
ストレス処理能力を高める など

どれが正解かというのはなく、人それぞれ正解があります。

ですので、自分のストレッサーが何かを考え、そのストレッサーに対して何が最も有効かを考えていく必要があります。

例えば、職場にいる上司で全く意見が合わない事や苦手な取引先の方がいるとしますよね。その場合、全く意見の合わない上司と毎日仕事をする事で精神的に辛くなることや週に何度も会う取引先の方と仕事を進めていく上で円滑に業務が進まなかったり、心を病んでしまうこともあるかと思います。

実際、私自身も同じような経験をしたことがありました。

結果として、当時の私はストレッサーとの距離を変える、つまり異動することでその場をしのぎました。

最終的には、ストレッサーとの距離を変えたとはいえ、同じ会社で働いているストレッサーに耐えきれず、退職という道を選びました。しかし今思い返せば、他人を変えようとしていた私自身の考え方自体が稚拙だったと反省しています。

これも、ストレスコーピングにおけるストレッサーへの心理的意味を考えるということで、物事を見る視点や認知の仕方、人生観を自分が変えることで解決しました。

このように、ストレスコーピングに正解はありませんが、ストレスコーピングの原則を知っておくことでより豊かに過ごせることができるかもしれません。

ストレスと過食

「ストレス太り」という言葉を聞いたことがある方も多くいらっしゃるかと思いますが、実際に身体の生化学の観点からも「ストレス太り」は起こると考えられます。

運動時やストレスを感じた時、アドレナリンやコルチゾールなどのストレスホルモンの分泌が増加します。その際身体では、運動時・ストレス時では反応が変わっていくわけです。

運動:肝グリコーゲンが分解されて糖を放出し、筋肉でエネルギーとして代謝される(健康的なダイエット)

ストレス:運動時と同様に肝グリコーゲンを強制的に放出させるが、筋肉での糖の消費が無いため、放出されても行き場を失った糖が血液中にとどまり、高血糖を引きおこす。そして、血液中に余っている糖は、脂肪細胞にいき、体脂肪を増加させる。結果的に肝グリコーゲンは失われているため、空腹感が強まり、甘いものなどを欲するようになる。(機能性低血糖)

過度なストレスの元では、ダイエットは愚か、朝の疲労感や起きられない、食後の異常な眠気、疲れが取れないなどの身体の不調は改善することが難しくなっていきます。


ストレスコーピングはとても大切な考え方の1つになります。経験則になってしまい偏見かもしれませんが、経営者の方ほどストレスコーピングする能力は必須になるかと思いますし、気付かずうちにうまくコーピングしていたということはよくある話です。

これから、ジムを経営していく上でも超重要な思考であり方法でもありますので、より理解を深めていただけると幸いです。


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