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人の心は捨てたものではない。伝わらないようでいて伝わっているのです。

イエローハットの創業者であり、
NPO法人「日本を美しくする会」の
相談役でもある
鍵山秀三郎さんの御言葉をご紹介します。

人の心は捨てたものではない。
伝わらないようでいて伝わっているのです。
自分一人でも、
人間らしさが高まる行動を起こせば、
社会がだんだんよい方向へ向かうはずです。

運命というものは
最後になってみなければわからない。

自分の欲望に基づいた目標達成を
強いるのではなく、
一人ひとりの社員が現場で注ぐ努力が
どれほど尊いかを思い、
その尊さに匹敵する公的な目標を設定する。
経営者として大切なのは正しい目標をすえ、
それに徹する覚悟ではないでしょうか。

目先の損得にこだわる振る舞いは、
私から見れば将来確実に
不幸になる行動と言えます。
なぜならそこには、
人として高邁に生きようという
美意識がなくなっているからです。
そして、そのような美意識のない人物が
大成した例を、私は見たことがありません。
それは、今までにたくさんの人を見てきた私の、間違いのない法則です。

人の成長とは、単に意義があるという以上に、
美しいことではないでしょうか。
厳しい実業の中でも人間としての
豊かな心を育むことは可能です。
ただそれを為していくには環境が大切です。
人間はいい匂いをかいでも、
美しい景色を見ても、
気持ちがよくなるものです。
乱れた環境より、美しく整った環境に
身をおくほうが、心地よくなるはずです。
ですから私は会社だけではなく、
会社の周辺を含めて少しでも環境を
よくしようと掃除に励んだのです。

世の議論はすべてどちらが正しいかという
議論ばかりで、
何が正しいかという議論を聞いたことがない。
泥棒と詐欺師どちらが
正しいかという議論をして、
どちらが勝ったという結論を聞かされても、
私から見ると意味がない。

人は人に対してたいへん大きな影響を
与えうるものです。
親子であれば親が節度を保ち、
実践していれば、
よい感性は子どもに継承されるはずです。
また他人同士でも、
お互いに影響を及ぼし合います。

ある大学教授からは
「掃除は経営者の仕事ではない。
掃除は社員にやらせて、
もっと経営者らしい仕事をしろ」
とまで言われました。
その考えには、いまでも納得できません。
社員は就業規則に従い動くのではなく、
会社の社風に沿って動きます。
社風が悪い会社では手抜きが横行するし、
逆に社風が清廉な会社だと、
社員もそのように動く。
その社風をつくるのは経営者の役目です。
だから、社長自らトイレ掃除をして、
何が悪いのかと。

聖書の中に「汝の行動は汝の預言者」
という言葉があります。
まさしくその通り。
今とっている行動そのものが
未来を予見している。


どんな人でもこの世に極悪人という人は
存在しないはずです。
時間はかかるかもしれないけど、
真心は必ず通じます。
日本人の美しい真心が
世界から大きな称賛を受けています。
誰が見ていなくとも、
誠心誠意、真心を込める姿に
大きな感動が生まれるはずです。
そういう人に人は
心惹かれるのではないかと思います。
スポットライトが当たっていない日常の
真心こそ大切に。


美しい日本精神を取り戻すために
取り組ませて頂いています。
少しでもご関心がある方は
是非、ご覧ください。
お待ちしております。

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