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【コラム】人生100年時代を健康に生きる。お寺が健康習慣の道場に?

こんにちは。僧侶の神崎修生です。
人生100年時代。誰しもにとって、健康は大きなテーマとなっています。

本日は、「人生100年時代を健康に生きる。お寺が健康習慣の道場に?」というテーマでお話させていただきます。


▷平均寿命と健康寿命

さて皆さん、平均寿命と健康寿命の差は、どのくらいあるかご存じですか?
健康寿命とは、「日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことです。

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答えは、男性は9.13歳、女性は12.68歳です(2010年時点でのデータ)。
男女ともに、実際に亡くなるまでの間に、10年程度、寝たきりなどの日常生活が制限された状態で過ごすという現状があります。

(男性と女性の平均寿命:健康寿命はそれぞれ、男性79.55歳:約70.42歳、女性86.30歳:73.62歳となっています。)

私も、僧侶として多くのご年配の方とお会いしますが、「この歳になったら、一旦健康を損なったら中々もとには戻りません。維持が精一杯」とか、「身体を悪くすると、健康の有り難さが身にしみます」といったご意見を伺います。

また、ご家族からも「健康は大事ですね。寝たきりの状態の親を見ていると、きついだろうなと思います」とか、「親の姿を通して、自分もそうなっていくんだなあとしみじみ感じます」といった言葉を聞きます。


・できるだけ健康に生きたい


という願いは、誰しもありますよね。そして、長寿のこの時代、特に健康が大きなテーマになっています。


▷お寺が健康習慣の道場に?

健康を維持していくには、良い生活習慣が重要になってきます。健康には、身体的、精神的、社会的要素があると言われます。

身体と心が元気で、良いつながりを持った全体として健康的な状態を、日常からどのように作っていくかということが鍵になります。そこで、お寺が注目をされています。

お寺には、落ち着く空間や、ご年配の方々をはじめとした地域の方々が集う文化があります。色々な人と話したり、食事をともにするような社会的な要素や、仏様のお話を聞いたり、坐禅を組んで心を落ち着けるなどの精神的な要素、参拝すること自体が外出したり、運動になるなどの身体的要素などの、健康に良い要素が既にあると言えます。

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とはいえ、お寺が健康習慣づくりの場所だという切り口で、地域に発信しているお寺は少ないかもしれませんし、健康になるためにお寺に行こうとはっきりと思いながら参拝している方も少ないかもしれません。

そこで始まっているのが、「ヘルシーテンプル構想」です。お寺を、良き生活習慣づくりの場ととらえ、心と身体の健康を維持するための生活習慣を提供していこうとする取り組みです。

具体的には、医師やスポーツメーカー、幸福学などの健康に関する専門家と僧侶とがタッグを組み、身体と心の健康と、良き人とのつながりがうまれやすいプログラムをつくり、全国の賛同寺院が、それを提供していくというものです。

例えば、お寺に集まって、ストレッチや筋トレなどの軽い運動をし、心を落ち着ける時間や、楽しくお話する茶話会などがセットになった催しが、お寺で定期開催され、そこに檀信徒(門信徒)を始め、地域の様々な年代の方が、参加できるような仕組みです。

これまでも、似た取り組みをしているお寺はあったと思いますが、違うところは、お寺を健康習慣づくりの場としてきちんと位置づけ、地域に発信していくこと、健康の専門家と共働し、ノウハウに基づいた健康に良いプログラムを提供していくこと、全国の賛同寺院でおこない、得られた知見を蓄積、共有し、改善していくこと、などが特徴です。

現在は、一部の寺院で先行的におこなわれ、4月以降に、複数の賛同寺院でスタートする予定です。

主催は、「お寺と市民の新しい関係づくり」をおこなっている「一般社団法人 寺子屋ブッダ」です。2020年3月12日、13日に、僧侶・寺族向けの「講師養成講座」が、博多の光薫寺にて開催され、私も受講をしてきました。

今回の博多での講座は、九州を中心とした「寺院活性化研究会」も共催という形でおこないました。

https://www.facebook.com/kyushutemple/

これから、何回かに分けて、レポートしていこうと思います。


最後まで、お読みいただき、ありがとうございます。

合掌


浄土真宗本願寺派 教證山信行寺

神崎修生

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