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心と時間と体にゆとりを

私は今大学四年生だ。学生生活も残り2ヶ月ちょっと、春からは社会人の仲間入りだ。

そんな私の周りの友人を見ていると、旅行を楽しむために毎日必死にバイトしてお金を稼いで、充実した思い出を作るために行動している。私は彼女たちを見て、自分も何か充実した学生生活の思い出のために頑張って行動しないといけないような気がした。

だけど、私にはできないことかもしれない。私は、毎日働きに出るよりも、もっと身の回りのことを整理して、小さなことに感動して、そんな平凡で穏やかな毎日に一番幸せを感じる。昨日のお味噌汁と一昨日のシチューを混ぜて新しい美味しいスープが生み出されてしまったり、掃除をしていてノズルにこんなに髪の毛が絡まってたのかと気づいて掃除をしたり、そういう日常のなんでもないことで十分楽しい。冬でも花を咲かせるハイビスカスとか、今朝部屋に入り込んだ蜘蛛がいつの間にか姿をくらましていたりだとか。そんな小さなことでいいのだ。

今の彼と付き合い始めてから私の生活は変わった。一緒にいたいから夜遅くまで遊びに出かけるし、彼と遊ぶためのお金を稼ぐために、彼と一緒の時間を過ごすために、同じ時間でシフトを出してたくさんアルバイトをした。確かに楽しいし、充実もした。でもその分、犠牲にしていることも多かった。私は彼のために何かを変えなければいけないのではないだろうかとか、のんびりと穏やかな生活を送ってはいけないのではないだろうかと、無意識のうちではあるけれどそういう風に自分を欺いて変わろうとしていたのかもしれない。けれど、もうすでに私も彼も完璧で、完全なのだ。何も変える必要がないのだ。そのまんまでいいんだ。彼は多分、私のそのままが好きなんだ。マイペースで自分の小さな世界で幸せを感じることができて、ポカポカして暖かくて、そんな私の世界に癒しを求めてる。毎日毎日予定を詰めて忙しく忙しく動いていると、自分の本当に求めていることを見失ってしまうような気がした。

空はこんなに鮮やかな青で、空気は澄んで輝いて、そんな当たり前に美しい世界に気付かなくなってしまうなんて嫌だ。私はお金を稼ぐために生きているわけではないし、SNS映えするような煌びやかな生活がしたいわけでもない。ただただ、世界の美しさを感じて、感動していたいだけなんだ。今、私は幸せで、生きているだけで完全で、かつての私が喉から手が出るほど欲しかった暮らしをもうすでに送っている。努力しなくても、もがいて苦しまなくても、あの時欲しくてたまらなかった生活や暮らしを送ることができるようになった。それがどんだけ凄いことなのか、考えたことがある?すごく自分と向き合ってきたし、頑張ってきたし、今ある問題と実直に向き合ってきたんだ。学校の課題も、就職活動も、恋愛も、ダイエットも食生活や生活習慣も全て。自分の理想は尽きないけれど、私の目指していることはずっと変わらない。昔追い求めていたことも、今追い求めていることも。

大切なのは、どんなに世界が変わっても、身の回りの環境が変わっても、私自身が揺らがないということなのではないだろうか。自分のやり方や生き方、ポリシーを一生追い求め続けていくことなのではないだろうか。どんな仕事についても、どんな世界に行っても、追い求めることは、私の心地の良い世界、だけただそれだけだ。

毎日ハッピーで幸せに暮らしていたい。

そのためには、生活や時間にゆとりを持たせること、大好きで楽しいことをすること、自分のために時間を過ごすこと。自分の体を大切にすること。自分を喜ばせること。

今を楽しむこと!


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