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圧倒的に精読>>>>>>多読な理由。

皆さんは読書は好きだろうか。自分は読書がそこそこ好きで毎月のように本を読む。

そんな読書に関してよく多読派と精読派に意見が分かれる。

世間の人は欲張りで多読に憧れがちだ。
速読の方法や1冊10分で読むノウハウなど世に出回っているノウハウを挙げたら枚挙にいとまがない。

だが、自分は多読に関しては否定派である。

圧倒的に精読の方が恩恵がデカいだろうとおもっている。

その理由をここで挙げていこう。


1.本は繰り返し読まないと定着しない。



どんな物事にもこれは言えるだろう。

どんな物事でも復習と反復で初めてそれが血肉になるものである。

読書もどんな良書でも一度読んだだけではすぐに忘れてしまう。

頭の良い人なら一度読んだだけで定着するという人も中にはいるだろう。

だが、多くの人においてはそれは当て嵌まらないはずだ。

やはり何度も繰り返し読む事で定着するものだ。

その点に於いても精読の方に利がある。

2.本の内容は実行に移さないと意味がない。

学習するとは行動が変わることである。

つまり実行に移して初めて学習したことになると言えよう。

この点に於いても多読はあまり意味が無いといえる。

仮にあなたが1週間で10冊本を読んでどれだけ頭の中に残っているだろうか。

その中でどれだけ実行に移そうと思い行動しただろう。

恐らくほとんど実行に移せていないはずである。

多読の多くは本を沢山読む事そのものが目的化しており実行に移すことまで目的になっていないからである。

A.1年に100冊読んだだけの人

B.1年に1冊の印象に残る本を10回繰り返し読んでそのうち5つの項目に関して10回行動に移してみた人

AとBどちらが1年間で成長しているだろか。

答えは明白である。

3.重要な本とそうでない本の選別をつけることが頭の整理につながる。

1冊1冊の本と丁寧に向き合うことはイコール頭の整理にもつながる。

本の情報と日々の思考行動がリンクしやすくなるからである。

例えば自分はデールカーネギーの道はひらけるという本を10年近く手放さずに100回以上読んでおり、その中の最悪の問題が起きたときの対処法の項目に関してもたまにメモ帳に書いて実行したりしている。

故にどのページのどの部分にどんなことが書かれていたのかが何となくわかるレベルにまでなった。

(自分は本のピンと来たページにマーカーを引いたり付箋をはったりしているがこれは定着しやすく後から見返すときも便利なので、非常におすすめである。因みに本はキンドルも良いが自分はめくる動作で記憶したいタイプなので紙派である)


いまだにこの作業を繰り返しているので問題が来たときに動揺しにくくなったのを最近は肌で実感している。

一方、多読にハマっていた時期もあり、ひたすら本を沢山読んでいたがそのとき読んだ本の内容はすっかり忘れてしまった。

このことからも精読には自分の脳内に自分が好きな本をインストールする効能があると確信を持って言える。  

4.最後に

もちろん色んな本に触れてみないとどの本が今の自分に合っているのかそうでないのかわからないというのは言うまでもない。

そんなときは取り敢えず中古で買ったり借りたりしてほんのちょっとだけ読んでみて合わないなと思ったら売るなり捨てるなりしてしまえばいいのである。
自分にとって合わない本をだらだら読んでいても非効率だからである。

そして合う本が見つかるまでこの作業を繰り返し合う本があればそれを大事にして何回も読んで行動レベルにまで落とし込もう!

その方がカッコつけて速読するよりもはるかに自分を成長させてくれるであろう。。

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