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話題の検証

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記事一覧

X(旧Twitter)のコミュニティノートが投げかける波紋・2

X(旧Twitter)のコミュニティノートが投げかける波紋・2

 コミュニティノートの問題事案は多々ありますが、身近に体験したものをこちらに記録したいと思います。一つはX内で記録するより他のサービスで心理的に距離を置いて見る方が適切だからです。
 もう一つはノートの内容が執筆者に改ざんされたり、今回のように周到な方法で削除されてしまうことがあるからです。どうもXはこの機能の瑕疵を認めないよう処置をしたがる傾向があるようです。これは新しいコミュニティノートの問題

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過ぎたる医療は及ばざるが如し

過ぎたる医療は及ばざるが如し

 COVID-19にイベルメクチンは効果がないのか?という疑問に対する記事を過去に書きましたが、このお話をより分かりやすくしたいと思いました。

 イベルメクチン推しなのか、と思われそうですが特別にひいきしているわけではありません。本当に問題なのはイベルメクチンの是非ではなく、イベルメクチンのような薬がなぜ治療に使用されないのか?という点にあります。

〇状況をふりかえる もっとも犠牲者を出した変

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わけがわからない人向けの海洋放出

わけがわからない人向けの海洋放出


わけがわからない人向けの海洋放出 福島第一原発事故跡で貯留している汚染水を、放射性物質を取り除く処理をしています。この処理が終わった後の水を処理水と言い、無害になったので海洋放出したいとするのが東京電力、そしておそらく政府の意向です。理由は処理水もしくは、未処理の汚染水が溜まり続けるため、タンクの増設が追い付かなくなる事を懸念してのことです。一つ問題なのは、トリチウムという放射性物質だけは除去で

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ノーマスクとニセ科学の構造 2

ノーマスクとニセ科学の構造 2

 SNSに流れるノーマスク主張目的のマスク有害論など、特に誤りが顕著と思われたもの、誤判断に誘導していると思われたものを紹介します。
 
 馬鹿馬鹿しい物言いが並んでいる事や、そのような理解不能な情熱がある事を感じて頂ければと思います。

 話の構造:
  マスクが汚らしいというイメージを与えて忌避感を誘導(科学ではなく印象による操作)
 誤り部分:
  仮にマスクが不衛生だったとして、自身から出

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ノーマスクとニセ科学の構造

ノーマスクとニセ科学の構造

 ノーマスクの主張は毎日性懲りなしに流れます。
 さすがになぜ?どこから?こんなエネルギーが生じているのか、そろそろ不自然に感じるほどになりました。
 そう思いませんか?

 何がなんでもノーマスクを社会に受け入れさせたい、そんな暗い情熱はいったいどこから生まれてくるのでしょう。

〇マスク論争の決定版??

 Twitterでこのように銘打たれた記事があります。 

(記事リンクありがとうござい

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インボイスで変わることのあれこれ -3-

インボイスで変わることのあれこれ -3-

インボイス発行事業者登録申請 インボイス発行事業者登録申請を行うことでインボイス発行事業者となります。
 インボイス(各種伝票等への登録番号記載と税の仕分け記載)が発行可能になります。
 
 さて、問題はこの制度を申請すると取り消すことができるのかという事、また新たに申請することができるのかという事になります。
 
 実はこちらについては明確に記載したものがありません。税務署に尋ねた範囲では多少あ

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インボイスで変わることのあれこれ -2-

インボイスで変わることのあれこれ -2-

消費税に関わる潜在的な不正 消費税については、以前から潜在的な不正があります。

例)
 内税方式の製造生産者が1000円の商品を8掛けで卸す
 ▽
 販売者は外税で売る
 
 この場合、納税の内訳は以下となります
 消費者 1000円を1100円で購入し、100円納税
 販売者 1000円を800円で購入し、200円の売上に対し20円納税
 製造者 1000円を800円で卸し、800円の売上に対

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イベルメクチン効果はあるのか?

イベルメクチン効果はあるのか?

興和の治験結果 興和が期間を費やして行っていたCOVID-19患者への治験結果が先日発表され、有意な効果はなし(確認できない)とされた事を受け、ネットではイベルメクチンは効果はないとの観測が広がりました。なぜか本薬剤に関する説明不能な反発ですとか、一部サイトにおける警告文などによる印象低下措置が取られており、否定的なトーンが過剰に熱を帯びたのですが、一部詳細を記事から参照することができました。

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インボイスで変わることのあれこれ -1-

インボイスで変わることのあれこれ -1-

はじめに 良いタイトルが思いつきませんでしたが、現在見知った事一通りをまとめておきたいと思います。一度では書ききれなかったため、複数回になる予定です。
 正直末端の税務署では大きな影響があるといった受け止めではない印象です。
 説明は義務という言葉に貫かれており、一般市民には一種の切り替えに関する圧力のようなものを感じますが、経過措置や切り替え期間・チェックの緩さなど制度の厳格な印象は幾分和らいで

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強毒化したウィルス

強毒化したウィルス

弱毒化したのか? オミクロン変異は、それ以前の変異に比べ弱毒化したなどという人がいます。これは社会正常化・感染対策を不要にしたい方たちの希望的観測と思われます。

 現実に子供を中心に深刻な症状が現れている事が報道されています。大人は成人病悪化のリスクが以前高いため、持病と区別がつきにくい症状もありますが、子供の場合は純粋な影響が確認されます。

 非接種の子供が感染で死亡するというニュースもあり

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N抗体は不要なのか?

N抗体は不要なのか?

はじめに
 現在、子供の多くが自然感染でN抗体を獲得していると言われています。
 N抗体とは過去感染していた場合、検査で出てくる抗体です。
 抗体検査の陽性判定に使われますが、過去がいつなのかは分からないので、現在陽性かどうかは正確には分かりません。

 Nが指すものはヌクレオカプシド(RNAを直接覆っているタンパク質のこと)です。接種薬剤からは作られないものです。これに対して接種で作られるスパイ

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マスクをしないという選択肢の検証

マスクをしないという選択肢の検証

 ノーマスクを一部の医療関係者の方が推奨し始めています。
 前回も書きましたが、とにかく理由を説明しません。
 高飛車にあんなものは、と蔑むが如くおっしゃるだけなのですが、呼吸がしにくくなる事が根拠の一つのようです。
 医療現場も小児の感染が深刻化してきており、予防に関して若干トーンの変わった内容があります。その一つがマスク不要の主張です。

最初に マスクは隙間だらけでウィルスを透過するという主

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マスク反対、ここまで来た

マスク反対、ここまで来た

 ノーマスク関係の話題、3回目です。
 いずれも主張する人はさも当然といった態度で、根拠を示してくれないので困るのですが、さすがにマスク着用を要請する施設は利用をボイコットせよという運動にまで発展し、新たな分断の火種となる程度に過激化してくると放置もできませんので、重複あるかもしれませんが再度まとめてみたいと思います。今回は図を用意できないかもしれません。ご容赦下さい。

 SNS等で当方の発言を

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テーブルを拭く事は科学的根拠がないのか

テーブルを拭く事は科学的根拠がないのか

 テーブルを拭く(除菌する)事に科学的根拠はない、という言説がありますので、次のようなシナリオで問題点を考えてみます。

シナリオ: 買い物→自宅で保管・使用
テーブル相当: 荷造り台、ダイニングのテーブル

条件:
 【荷造り台】
    感染者の飛沫が飛んで付着している(清掃は終業開業の際の簡単なもの)
    汚染物を置かれて、汚染が蓄積している

 【感染者の手】
    飛沫、ドアノブ、

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