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海外・文化・言語

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海外での体験記、文化の違い、言語の学びについて書いた記事たちです。
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記事一覧

たしかに…座れる場所の少ない都心部、イスをください~!

最近、Xなどで 海外からの観光客たちが、銀座の歩行者天国で座っている様子が話題になっていました。 やめてほしい、と言う人もいれば、 そもそも座れる場所がないからしょうがない だから新宿とか銀座とか、スタバといったカフェに人が押し寄せるんだ(座れるから) といった意見を目にして、うんうん!と画面越しに頷きまくっていた私。 前職が営業で、都内をいつも歩き回っていた私は「都心部は座れる場所がない」問題、よく分かります。 次のアポとの間で時間調整が必要なときに、少し座り

座れる場所の多いこと。大好きな街・シドニー

昨日は、東京都心部には座れる場所がないよね!ということを書いてみました。 そりゃ、歩き疲れた観光客は、銀座の歩行者天国の道路のへりに座りたくなっちゃうよね。 うんうん。 ここで、私の大好きな街・シドニーを思い出してみると。 座れる場所の多いこと、多いこと。 まず、cityの真ん中にあるハイドパーク。しかもめちゃくちゃ広い。 ベンチも多いし、お昼休みの時間(社会人も学生も)、ランチを公園で食べて、座るどころか そのまま15分くらい横になっている人をよく見かけました

関西人の方が、東京の人よりお礼をよく言う理由を考えてみた

私は関西に4年ぐらい住んでいたことがあって、そのときに、関西の人はバスを降りるときなどに、お礼を言う人多いなあ~! という印象を持ちました。 その後東京に来て10年以上経ちますが、 東京では、バスを降りるときやスーパー、コンビニのレジで、はっきりお礼を言う人が少ない気がするんです。 決して東京の人が無礼者というわけじゃないし、東京にケンカを売りたいのでもなくて。 これってきっと「ありがとう」と「ありがとうございます」の違いだと思うんですよね。 関西と関東でのお礼の言

ヒトラーと、88という数字

先日、新しいメールアドレスを取得しようと、その文字列を考えていました。 「8」という数字が好きなので、 パチパチ👏的なかんじで、「88」を文字列に入れよう!とアイデアが浮かんだとき、ふと思い出したんです。 「88」はハイル・ヒトラー(あのヒトラー)のことを意味すると。 英語勉強系のインスタで見たことを、なんとなく覚えていました。 ハイル・ヒトラー=Heil Hitler Hは、Aから数えて8文字目。だから88は彼のことを指すんだそう。 主に彼を称賛する人たち、

翻訳アプリでは分からない、その人のことを知るために言葉を勉強したいのかも

最近、テレビなどで海外ロケをしている番組を見ると、翻訳アプリを使って現地の人とコミュニケーションをとっているシーンを見かけます。 あれって便利だな~、今後開発が進めば、外国語は勉強しないっていう時代がくるのかも…なんて思うわけです。 今だってすでに「DeepL」みたいなツールを使うと、外国語の文章をきれいに翻訳してくれますしね😲 (使ったことない方はググってみて!めちゃくちゃ便利) でも! 最近気付いたことなんですが、いくら外国語を簡単に訳せたとしても、 その人が

Fun or Funny ?

「Fun or Funny ?」 これは、私が語学留学していたときに、担任の先生からよく言われたフレーズです。 私や他の生徒の会話に耳を傾け「It's funny.」という言葉が聞こえてきたら、 「Is it fun or funny?」と、必ず聞かれるのです。 「面白い」「楽しい」をfunny で表現してしまうことが、私を含め生徒に多く、そこで使うべきなのは「funny 」なのか「fun」なのかを、ちゃんと考えなさい!ということで、 私が「It is fun.」

韓国人から聞いた、印象深い兵役の話

BTSの兵役が話題になる今、思い出した話を今日は書こうと思います😊 それは韓国人から聞いた実際の兵役の話。 韓国人に聞いた兵役の話もう15年前ほどですが、当時大学生だった私は留学先で、韓国人に、兵役のことを色々聞いたことがあります。 というより「聞いて!」って、話をしたそうな感じだったかな。 ちょうど兵役が終わって、数ヵ月~1年経って留学してくる韓国人男性が多かったので、入隊の話はタイムリーだったのです。 韓国人男性同士でも、よく兵役の話をしていたことを覚えています

ホームステイって一家に1人じゃないんだ…と驚いた話@ブリスベン

オーストラリアのブリスベンで、人生初めてのホームステイをしたときに一番驚いたのが、 ホームステイ先に、すでに4人の生徒が住んでいたことです。 留学センターの方がブリスベンの空港に迎えにきてくれて、 私と同じような状況(大学生で夏休みの短期留学をしにきた感じ)の、初めましての日本人3名ぐらいと一緒に車に乗り、1人ずつ、それぞれのホームステイ先で降ろされるわけです。 一番遠い家だったのか、最後に残ったのが私。 心臓はもうバックバク。 ドキドキが頂点に達しながら、私がこ

人が出会うと、食も出会う~サムギョプサルとお蕎麦の話

人と出会うと、その分、食のレパートリーが増えるな~、なんてことを考えていました。 今日はそんなお話を書いています。 私はサムギョプサルをお家で食べることが大好き。 夫も私と暮らすことで、サムギョプサルが好きになって、せっかくだからとジョイクックという鍋を買ってくれて、お家サムギョプサルを家族で楽しんでいます。 そもそも、このサムギョプサルを教えてくれたのは、海外で出会った韓国の友人たち。 今でこそサムギョプサルは日本でも有名メニューですが、当時はまだまだ一般的ではな

日本語って非効率な言語なのかな?

私はお家で文字起こしのお仕事をしていまして、パソコンに文章を入力しながらふと思ったのですが 日本語では、文章を打ち込むときに ひらがな カタカナ 漢字 アルファベット  を巧みに操りながら行っているのですよね。 短時間で長い文章を打ち込まなきゃいけないこの仕事において 一発で変換できなかったり、やたら変換キーを押さなきゃならないことに、たまにキー!!ってなっちゃいますけど、 ふと、私たち日本人は、なかなかすごいことをやってるんじゃないの?と思いました。 考

英語が伝わらない、苦い思い出@ブリスベン

今日、フランス在住の中村江里子さんのこんなニュースを見ました。 保険会社に用事があって電話をすると、保険番号を一桁ずつ言わなきゃいけなかったんだけど、相手が自動音声で、江里子さんの発するフランス語の数字を、なかなか理解してもらえなかったそうです。 ”もうパリに来て22年経つのに、久しぶりに落ち込みました”という内容でした。 このニュースを読んで、よみがえってきたのが、昔の苦~い記憶。 私がオーストラリアのブリスベンで短期留学中、そろそろ日本に帰国!というときに、 ホ

「ヒュッゲ」とは文化そのもの、というのが好き

2~3年前からよく聞くようになった「ヒュッゲ」という言葉。 北欧が気になっている私は、特にその言葉をよく見聞きして、「温かい空間でコーヒーやココアを飲んでくつろぐ」というふうに自己解釈していました。 そんなときにたまたま見つけた本がこちら。 デンマーク・コペンハーゲンにあるシンクタンク「ハピネス・リサーチ研究所」CEOのマイク・ヴァイキング氏が書いたこの本は、 世界一幸福な国と称されるデンマークにおいて、幸福の大きな要素である「ヒュッゲ」をテーマに書かれ、全世界でベス