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書くことで「先入観」を打ち破れた話

アウトプット目的で、新しくお迎えした紙のノート。
時間を見つけては、書くことを続けています。

そんな中でも先日、まさに良い影響を受けることが出来た! と思えることがあったので、今日はその話を。


きっかけは、本屋さんで見かけたこちらの本。

もともと、アウトプットノートの最初のページには、別の方の本で読んでいた「夢リスト」と称する
・手に入れたいもの
・実現させたいこと
・経験してみたいこと
などを、それぞれ箇条書きにしてあったんです。
あまり深く考えず、いつか叶えたい夢として。


しかし著者の池田千恵さんが、しっかり検討せずに物事の優先順位をつけることに対して書いた部分を読んで、どきっとしたのです。

自分が「いい」と思っている基準と、周囲の意見や一般常識で「いい」とされている基準の線引きが、忙しさにまぎれて曖昧になっているといえます。
自分の基準と他の誰かの基準をハッキリさせ、上手に優先順位をつけることが大切です。
そのために、日々の一つひとつの事柄が Have to(やらなきゃ)と Want(やりたい)のどちらなのかを判断することを習慣にしていきましょう。

池田千恵『ME TIME 自分を後回しにしない「私時間」のつくり方』より


ものすごく「なるほど…!!」と思った気付きでした。

考えてみれば、夢リスト自体はビジネスもプライベートも関係なく、いつか実現させたい「夢」を書くためのものでした。
しかし私がアウトプットノートに求める役割は、プライベートに全振りしています。
今の私で、その内容を純度100%の ”Want” と言い切れるだろうか。


池田さんは【Have to(やらなきゃ)と Want(やりたい)の見極め方】として「なぜそれをやりたいか」理由を書き出すことを推奨しています。
その理由がポジティブ寄りならWant、ネガティブ寄りならHave toと分けるのです。

以下は、私のアウトプットノートに「手に入れたいもの」として書いていたリストの一部です。

・いい感じのサイズのりんご箱
・仕事にも休日用にも使えるかばん
・旅行用の使いやすいキャリーケース
・大きなポケットのついたコート

ここから、ひとつずつ「なぜ?」と検討しました。

・いい感じのサイズのりんご箱
→今の自室の本棚が気に入ってないから。りんご箱を本棚にするのがなんかお洒落に見えるから。でもそれならりんご箱にこだわらず木箱でもいい。

・仕事にも休日用にも使えるかばん
→忘れ物防止と時間短縮。今のかばんの内側が黒だから、お財布やスマホをとっさに見失って探す頻度が多い。

・旅行用の使いやすいキャリーケース
→いま使っているリュックのファスナーが固くて開け閉めしづらいせいで使いにくいから。ただ収納ポケットが多いことと、ノートパソコン入れがあることは気に入っているから、同じような機能があるリュックって手もある。でもそれなら今のリュックのファスナーをなんとかする方が話が早いかも。

・大きなポケットのついたコート
→近場の外出に手ぶらで出かけられると、楽だしカッコいいから。でもかばんを新調するなら要らないかも。

……書いているうちに「でも」がたくさん出てきてびっくりしました。そして理由を突き詰めながら書いているうちに、自分の中でも考えがまとまって、最終的には不要と判断できたものがあることも。
叶えたい夢や欲望、としてリストを作ったはずなのに。

しかし見直しできてよかった。
ちょうど「キャリーケース おすすめ」で検索していろいろ調べているところでしたが、深く考えずに全部手に入れようとすると、お金がいくらあっても足りませんよね。

理由をかっこつけずに本音で書いたのも、Have to か Want かの見直しとして良かったんだと思います。noteに書いてない他の項目で、理由がひとこと「見栄」というものもありました(…)。


「夢リスト」と「なぜ?」のあわせ技。
自分の価値観や考え方の棚卸しをするために、ぜひともおすすめします。


※アウトプットノートと夢リストについて書いたnoteはこちら↓



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