生地をこねこねピザつくろう。
すこし前にふと思い立って、豚まんを生地からつくってみたのですが、なかなかうまくできて、満足してます。
粉を練ってなにかをつくるのって、やると絶対楽しいはず。ただその反面手間がかかるイメージも強くて、なかなか思いきれずにいたのですが、久しぶりにやってみて、しかもそれがうまくいくと、なんだか不思議な勢いのようなものが生まれます。
🍕ピザってハードル高いかも
そんな勢いのあるうちに、今回はこれ。
ピザ生地を作って、自家製のピザを焼いてみることにしました。
そもそもピザって、はじめて食べたのはいつだろうと考えると、思い出せません。ただ、子どもの頃から好きだったし、いまでも大好きなんですけど、おうちごはんとしていちからつくることはなかったというシロモノ。
市販のピザ生地に好きな具をトッピングしてみたり、食パンをベースにしたピザトーストはつくりますが、生地からとなると、なかなかハードルが高くなりますよね。
🍕しかし勢いがまさる
しかし、そこに吹き込んだ豚まんの勢い。なにごとにも勢いは大切です。そしてもうひとつ、後押しされる理由があります。それは、豚まんのために買ったベーキングパウダーの小袋がたくさん残ってること。
それこそ、この粉こねこね気分に勢いのあるうちに使わなければ、数か月、へたをしたら数年後にキッチンの抽斗を整理しているときに、これなんだっけ、みたいな感じで発掘されること間違いなし。豚まんづくりにあんなに活躍したパウダー様を、そんな目にあわせるわけにはいきません。もうひと花咲かせてもらわないと。
そもそも、もったいないですしね。
🍕ホームメイドピザつくります
というわけで、生地をこねこね、ホームメイドなピザづくりスタートです。
🥖まずは生地から
🍕生地の材料(小さめ2枚分)
・天ぷら粉…100グラム
・水…50ml
・ベーキングパウダー…3グラム
・砂糖…小さじ1
・塩…ひとつまみ
・オリーブオイル…大さじ1
粉は我が家の常備粉、いつもの天ぷら粉を使います。
ベーキングパウダー、水、砂糖、塩を合わせます。
あとはこねこね。だんだん生地がまとまってきます。
粘り気が出て、ひとまとまりになってきたら、オリーブオイルを足してさらにこねこね。
まとめた生地が乾燥しないように、ラップフィルムに包んで少し休ませます。
🍅ソースはやっぱりトマト味
その間にソースをつくります。
ポストに投函されている宅配ピザ屋さんのメニューを見ていると、ソースもマヨだったりテリヤキだったり、バーベキューだったり、近頃ではバリエーションも豊富ですが、ここはやっぱり定番。
なんてったって、はじめてのホームメイドピザですから、王道のトマトソースにします。パスタのときに、定番でつくる我が家のトマトソースレシピもあるのですが、今回はピザ2枚分の食べきりということで、ホールトマトは使わず、ペーストをベースにします。
🍅ソースの材料(2枚分)
・にんにく…1片
・玉ねぎ…1/8個
・白ワイン…50ml
・トマトペースト…小袋1
・ケチャップ…大さじ1
・こしょう…ひとつまみ
刻んだにんにくと玉ねぎ、白ワインを火にかけます。
すこし煮つまりはじめたところで、トマトペーストとケチャップを投入。
水分がほぼなくなって、もってりとしてきたら火を止めて、こしょうを加えます。
うん、濃厚。ペーストって便利です。
ちなみに、パスタのときにつくる、自家製トマトソースのレシピはこちらで紹介しています。
🥖生地はフライパンで
さあ、ソースができたらピザを仕上げていきます。
生地の再登場。
ラップフィルムを広げた上にオリーブオイルを薄く広げて、生地をどどん。上からもオリーブオイルを少し垂らします。
上からもう1枚ラップフィルムをかけて、手のひらの根元を使って、ぐりぐり。ときどき生地を回しながら、まんべんなくのばします。ベーキングパウダーがはいっているので、焼くとそこそこ膨らみます。ふっくら焼き上がることを計算して、のばしておくのがポイント。
我が家には、ありそうでない調理器具がいろいろあって、麺棒もそうなんですよね。なので手でのばしてますが、麺棒のあるおうちはもちろん、そちらを使ってOKです。というか、それが正統派ですね。
フライパンを熱して、温まったら弱火に落として、生地を載せます。のばすときにラップフィルムに塗ったオリーブオイルが表面を覆っているので、フライパンに油は敷かなくて大丈夫です。
底になった面に焼色がついたら、返して反対側も焼きます。生地がすこし膨らんできましたね。両面に焼色がついたら、生地は完成。
さあ、完成まであと一歩。
トマトソースをたっぷりと。
🥓トッピングはイタリアンカラー
トッピングはシンプルにこんな感じにします。よく見ると、ピザの故郷イタリアンカラーですね。
🍕トッピングの材料(2枚分)
・ソーセージ…1本
・玉ねぎ…1/8個
・ピーマン…1/4個
・とろけるチーズ…適量
・粉チーズ…適量
・刻みパセリ…適量
お好みで、マッシュルームとかしめじとか、きのこ類を加えるのもおすすめ。
生地がおひとり様サイズなので、トッピングで溢れそう。贅沢です。
具の上にとろけるチーズを載せて、粉チーズと刻みパセリを飾ります。
粉チーズを振っておくと、焼色がつきやすくなって、ビジュアルよし、香ばしいアクセントもついた焼き上がりになります。なければパン粉でもおなじ効果があります。
🍕あとは焼くだけ自家製ピッツァ
あとはオーブントースターで焼くだけです。
チーズが溶けて、焼色がすこし着いたら、焼き上がり。
包丁でカットします。今回サイズ小さめですが、それでもピザは、やっぱり6等分が納まりいいと思ってます。
じゃじゃーん。これが生地から手づくり、自家製ピッツァ。なんか思ったより本格的にうまくいったので、ピザじゃなくて、ピッツァと呼びたくなりました。
仕上げにお好みでタバスコを。
生地はもちっというより、わりとサクッとした感じがあって、うん、これはビールが進む。
なんといっても、手づくりというところに、つくった本人のテンションがあがりまくりです。これは誰かに見てほしい。
ホームパーティのときなんか、生地をみんなで練って、それぞれのアイディアで好きなものをトッピングするなんていう形のおもてなしも、イベント感があってよさそうですね。クリスマスパーティーにも、いいんじゃないでしょうか。
そんなわけで、なかなかうまくいった豚まんに続いて、ピザもけっこううまくいきました。そして、ベーキングパウダーはまだ残ってます。
はたしてまたこねこねする日が、近日中にやってくるのか。この勢いがいつまで続くか、本人もちょっと楽しみにしながら、ピザとビールで乾杯した夜でした。
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