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スキレットで極みの焼きそばを焼いてみよう。

焼きそばは手軽でおいしくて、ボリュームもあるし、しかも経済的。人気のおうちごはんだと思います。


🔥焼きそばは隠れた国民食

家庭で楽しまれる親しみやすさばかりではなく、横手やきそばに富士焼きそば、日田やきそばなどなど、ご当地グルメとしてもバリエーション豊か。カレーやラーメンの陰に隠れがちですが、ニッポンの国民食のひとつといってもいいかもしれません。

そんな焼きそばはもちろん、我が家でも定番メニューのひとつ。たまに無性に食べたくなるし、きょうはごはんの準備をぱぱっと済ませたいなと思う日にも活躍中です。

🥬我が家の定番の具は

ラーメンにはチャーシュー、味玉、メンマといった定番トッピングがあるように、焼きそばの具にも定番がありますよね。

お肉は豚肉、キャベツにもやし。これがけっこう多数派の基本具材かなと思います。あとはここに、にんじんやピーマンを追加したり、あ、きのこ類もいいですね。栃木のご当地焼きそばだと、じゃがいもが加わったりもします。

🍳もしかしていけるんじゃないか

その日も焼きそばを食べようと決めました。そしていつものように、準備をはじめてふと目に入ったのが…。

これだ、これです。スキレット。むむ。これはもしかして、いけるんじゃないか。

屋台、お好み焼き屋さん、そんなシチュエーションだからこそ食べられるあのスタイル。ジュージュー焼ける音と、立ち上るソースの香ばしい香り。いけそうだ、再現できそうだぞ、鉄板焼きそば。

というわけで、今回はスキレットを使って、焼きそばを鉄板焼き風に焼いてみるお話です。

🍳さあ焼こう鉄板焼きそば

まずは油を敷いたスキレットに、もやしとキャベツを敷き詰めて、豚肉をその上に。

そのまま火にかけていきます。

お箸を忙しく動かして炒めるのではなく、底に焼色がつきはじめるまでじっと待つ。水分を飛ばしながら、じっくりと焼いていきます。

しばらく焼いたら底から返して、具をスキレットの端に寄せます。空いたスペースに麺を投入。麺がほぐれやすいように、すこしお水を入れて炒めます。

全体がなじんだら、ソースを回しかけます。ソースがじゅわーっとなって、いい香りが漂います。もう、たまりませんね。

今回使うソースは、ウスターとお好みソースのダブル仕様。甘めのお好みソースとスパイシーなウスターソースの共演です。

ソースをからめてよく炒めたらできあがり。

🍺ビールもおいしい熱々焼きそば

上から彩りのねぎと青のりを振りました。お好みでかつおぶしや紅しょうがを足してもOK。

ビールとともに食卓に運んで、さあ実食。いくぞ、焼きそば鉄板風。

熱々をひと口、またひと口。これはいいぞ、大正解。

食べている間も、余熱でどんどん焼きそばが焼けていきます。おお、なんかわかりませんがテンション上がります。そして合間に流し込むビールもうまい。

見てください、このスキレットのすみっこ。麺がパリパリに焼け付いてます。ここ、カリカリしてて食感のアクセントになるんです。

ふっくらむちむちした麺の隙間からときどき顔をのぞかせるパリパリ食感。たまりません。

💡もしかして極めたのでは

そういえば、屋台だと鉄板で焼いた焼きそばはパックに詰めて渡されてから食べますよね。お好み焼き屋さんの場合は鉄板からお皿にとって食べるはず。

それに対して、眼の前のスキレットから直接口に運ぶこのスタイルは食べ終わるまで焼き立てが楽しめるということになりはしないか。余熱ある限り。

もしかしてこれ、鉄板焼きそばを超えた究極の熱々スタイルではなかろうか。

ふとした思いつきが生み出した、極みの鉄板風焼きそば、これはなかなかのひらめきでした。おうち焼きそばの世界に革命が起きたかもしれません。

ひとつ付け加えておくと、よく焼きになったすみっこのパリパリ麺。けっこうしっかりと焼き付いてしまう部分もあって、食べ終わったあとのスキレットを洗うのにちょっと苦労しました。あと片付けにひと手間かかってしまいました。

なのでこれをつくるときは休日、もしくは多少あと片付けに手間取ってもいい、お休みの前の日がおすすめです。

でもその手間に目を瞑ってでも、またつくってみたくなる魅力を備えたひと品でした。ぜひ、ビールのお供にお試しください。

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