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ホットドッグ、エッグドッグ。

パン食がさかんな文化圏に生まれ育ったので、朝ごはんを食べるときは、今でもパンをチョイスしがちです。


🍞朝はパン食

ふだんは、トーストを焼いて、レタスとハムを載せるとか、目玉焼きを載せるとか、オムレツを載せるとか、そんな感じのいわゆる、なんとかトーストが手早く用意できてお気に入り。休みの日にすこしゆっくり起きて、ブランチにするときは、サンドイッチにすることも。

基本的にはパンの中でも、食パンが好きなので、そんなラインナップが多くなります。特に好きなのは、8枚とか、売ってれば10枚とかの薄切りをカリカリに焼いたトーストです。

朝のパン食は子どもの頃からの、実家のスタイルを受け継いでいるのですが、実家の食パンは6枚切りで、たまに4枚なんてこともあったから、家族は厚切りのふかふか系が好みだったように思います。それなのに、不思議なものですね。

🌭近ごろのお気に入りは

そんな、“朝ごパン”で、最近ちょっとハマってるのがこれ。ドッグパンです。

今回は、休日のブランチに、ドッグパンの2大人気メニュー、ホットドッグと玉子入のドッグをつくってみたお話です。

前回、焼きそばパンをつくったときは、ドッグパンが見つからなくて、長い旅に出る羽目になったのですが、おかげで今回は売ってるお店が、あらかじめわかってて、買い物がとってもスムーズ。

ちなみに、ドッグパン探しの旅のお話はこちらです。

🥚玉子ドッグ

最初につくるのはこちら。

朝ごはんをコンビニなんかで買うとき、けっこう選びがちなメニューじゃないでしょうか。玉子っていうところが、モーニング感あるんですよね。

🌭材料(1本分)
・ドッグパン…1本
・卵…1個
・マヨネーズ…大さじ1
・バター…5グラム
・こしょう…少々
・レタス…適量
・刻みパセリ…少々

まずは卵を茹でます。黄身はしっかり固めたいので、沸騰したお湯に入れて12分ほど。

時間がきたら底にヒビをいれて、氷水で冷やします。

ヒビを入れておくと、殻が剥きやすくなると聞いてから、いつもこのスタイル。たしかにほら、つるんコロコロです。

フォークの背でつぶした卵にマヨネーズを合わせるのですが、ここで秘密の隠し味登場。溶かしバターです。

バターを加えると、コクと香りがプラスされて本格的な味になるんですよね。

ドッグパンって切り込みに具を挟むとき、開きすぎると千切れそうでどきどきしますよね。

でも、いきなりパン全体を広げてしまうのではなく、端を少し開いて具を詰めて、その続きに具を詰めてをくり返していくと、間に挟まった具のおかげで、自然と開いてくれます。なので最初に無理はしない。これ、けっこうポイントです。

また今回の写真のように、最初にレタス系の野菜を全体に横たわるように敷いておくと、その分切り込みが開いて、具が詰めやすくなります。

玉子もりもり。いい感じになりました。

仕上げに刻みパセリを飾ると、パン屋さんやコンビニの人気メニューにも負けない仕上がりです。

🌭ホットドッグ

続いて、ドッグパンといえばこちらをはずすわけにはいきません。

ドッグパンがその名前なのは、絶対このホットドッグ用のパンだからですよね。

🌭材料(1本分)
・ドッグパン…1本
・ソーセージ…2本
・キャベツ…1/2枚
・カレー粉…小さじ1
・ピクルス…少々
・玉ねぎ…少々
・ケチャップ…お好みの量
・フレンチマスタード…お好みの量

まずはソーセージ。挟んだときに両端がちょっとはみ出るくらいがおいしそうなので、2本にします。これを茹でます。

ソテーするスタイルもあると思いますが、自分の好みはボイル。焼く要素はあとでプラスするのでお楽しみに。

そして、欠かせないのがキャベツ。

千切りにします。

それをカレー粉で炒めます。

子どもの頃、実家の近くに日曜になると、今でいうホッドドッグのキッチンカーがきてたんですよね。当時は屋台と呼んでましたが、それが楽しみで。

毎週買ってもらえたわけではないのですが、たまに親がおやつに買いに連れていってくれた、そんな記憶のホッドドッグに挟まってたのが、カレー粉で炒めたキャベツだったんです。

なのでいまもホッドドッグといえば、まずこれを挟んで、その上にソーセージをきゅっきゅっと押し込みます。

さらにそれをオーブントースターで焼く。

この工程をいれることで、パンとソーセージの表面がカリパリになって、おいしいんです。

もちろんケチャップたっぷり、フレンチマスタードもかけます。ふつうのからしとは違って、マスタードをベースに、酸味や甘味が加わっていて、辛くはないのでこれもたっぷりと。

トッピングのピクルスは自家製です。

玉ねぎも一緒に細かく刻みました。

これをたっぷり。このときのポイントが、2本使ったソーセージの継ぎ目を隠すこと。これで、まるで1本の長いソーセージを挟んでるみたいなルックスに。

ホットドッグ完成。

🌭ダブルドッグのネーミング

オーブントースターであぶったホットドッグのひと口めは、パンがカリッ、ソーセージがパリッとした食感で、いっぽうのエッグドッグパンはパンも中身もふわっとした柔らかさ。

味付けもケチャップ&カレーに、マヨネーズ&バターと好対照。ふたつくらいなら、ぺろりといけちゃう組み合わせに仕上がりました。

ところでみなさん、ホットドッグって、なんでこんな名前なのか、その由来ってご存知ですか。

以前も気になって調べたことがあって、そのときはふむふむと納得してたはずなのに、今回どうしても思い出せなくて、あらためて調べてみました。

あ、そうだった、そうだった。茶色くて細長いソーセージをダックスフントにたとえたところがすべてのはじまりでした。思い出そうとしても出てこなかったのに、読んでみると読んだことがあった記憶がよみがえるのって不思議です。

ソーセージのほうがホットドッグなら、その流れでいくと、玉子のほうはエッグドッグ、または玉子ドッグ。今回の記事のタイトルではカタカナでホットドッグと並べるときれいかなと思ってエッグドッグとしてあります。

ところがこれがなかなかクセモノでして。たまに朝食を外で食べるときに利用するコンビニでは、このパンの名前が、たまごロールなんですよね。ドッグパンなのに、ロール。ロールパンじゃないのに。

もしかしてこのパンをドッグパンと呼ぶことは、ホットドッグに使ったときだけ許される…。いやいや、それはないですよね。

まあ、たしかにおなじパンを使ってても、焼きそばパンは焼きそばドッグとはいわないしなぁ。

みなさんは、このスタイルのたまごパンのことをなんと呼んでますか。よかったら教えてください。

🌭おまけのアレンジ

最後にちょっとしたアレンジもしてみたので、おまけに紹介します。

ちらりと顔を出すクリーム色。そう、チーズドッグにしてみました。

パンの切り込みにスライスチーズを敷いてから、キャベツを詰めます。

そしてソーセージ。

プレーンのホットドッグとおなじく、トースターへ。

今回はパンのカリッ、ソーセージのパリッに、チーズのとろりも加わります。

チーズとケチャップっておいしいですよね。ちょっと豪華な気になって、これも大満足のアレンジでした。

ドッグパンではじまる朝のひととき。休日のブランチなら、ビールが飲みたくなりますね。平日の朝ならコーヒーで。きょうも素敵な一日を。

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