見出し画像

『古事記ディサイファード』第一巻039【Level 4】北海道(17)

【解答 8】(9)

 道南、道央で二等辺三角形が連鎖している様子に注目してみよう。

 本書の巻末で明らかにされるだろうが、これらの数値で繰り返されているものは非常に重要な意味を持っている。

道南と道央の連鎖する二等辺三角形


 次にせたなロウソク岩に関するラインだけを抽出してみる。

せたなロウソク岩

 そして北海道神宮に注目してみよう。

北海道神宮
北海道神宮
北海道神宮
北海道神宮

 次に毘砂別神社についてまとめてみよう。

毘砂別神社

 そして泊村龍神社についても整理してみよう。

泊村龍神社

 さらに、方位角と距離の数値が一致するケースをまとめてみよう。

距離と方位角の一致

 今回は北海道に関して二例に留めておくが特殊な座標に関連して距離と方位角が一致するラインは各地の古事記暗号図形によく見られる現象である。

 これだけ意味を持った数値がまるで念を押すかのように繰り返し現れ、しかも距離や方位角だけでなく、三角形の底角などで現れるのは普通に考えて偶然ではあり得ないことだとご理解いただけるだろうか?

 ところで、筆者は何故北海道民ですらよく知らない毘砂別神社や泊村龍神社にことさら注目してその座標を分析するのだろうか?
 これらは誰も見向きもしないような無人の小さな社である。
 誰もこれらが重要な意味を持つなどとは考えも及ばないだろう。
 しかし筆者にとっては社殿が大きいとか小さいとか、豪華だとか貧弱だとか、有名だとか無名だとかなど全く関係ない。見た目や知名度はどうあれ、これらの社は明らかに特筆すべき非常に際だった存在に他ならないのである。
 正直に言うと実はつい一年ほど前まで毘砂別神社の存在を全く知らなかった。(執筆時現在2024年2月中旬)
 しかし、純粋に古事記の暗号の解読結果が単純にその座標を指し示しており、唯一無二の特性を持っているが故に注目せざるを得ないのである。
 泊村の龍神社の存在については2008年9月までは全く知らなかった。当時この神社はGoogleマップにも載っていなかったのである。
 しかし、筆者はこの載っていない神社をGoogleマップで見付けた。
 話せば長いのだが、載っていないのにGoogleマップで見付けたというのはどういうことかというと、早い話が必要性があって霊視したのである。
 ある必要性があって泊村のあたりをGoogleマップで表示してジッと見ていると直感的にその座標にピンポイントで龍神の神社があるとなぜかハッキリと感じられたのである。当時そこには何もマーキングされていなかった。何も書かれていないその座標に、手に取るように確実にそこに龍神がおわすとわかった。
 そして筆者はある目的の為にどうしてもその座標へ行かねばならない必要性を感じた。当時一緒に動いていた友人と2人で車でそこへ行ってみれば、なんと本当に鮮やかな朱塗りの鳥居が近づくにつれ見えてきたではないか!
 間違い無く確信していたとは言え、正確にその座標に鎮座する社殿を見た瞬間にはやはり驚いて思わず「本当にあった!」と叫んでいた。仲間も助手席で目を丸くしていた。
 さらにその名も正に龍神社だと知ったときはさすがにギョッとしたものだ。
 筆者には度々こういうことが起きるのである。何故か龍神に関することが多い。
 更に言えば、この文を書いている今この瞬間の2日ほど前、つい一昨日に気付いたのだが、この泊村龍神社の座標は筆者の自宅、今これを書いているこの場所の方位角270度、つまり正確に真西66.66kmに位置している。

泊村龍神社-筆者宅 66.66km 方位角90°-270°

 さらに黄金山と拙宅の距離が66kmである。これは記録を見ると2013年に気付いていたようだ。

黄金山-筆者宅 66km 方位角8°-188°


 つまり拙宅、黄金山、泊龍神社は一辺が66kmの二等辺三角形になっている。しかも頂角は100°であり底辺の長さは100kmである。


筆者宅-黄金山-泊村龍神社 66kmの二等辺三角形 頂角100° 底辺100km

 さらに、塩谷丸山と黄金山の距離も66kmなのである。しかも黄金山から塩谷丸山への方位角は222度。

黄金山-塩谷丸山 66km 方位角222°


 従って黄金山、塩谷丸山、拙宅でも一辺が66kmの二等辺三角形になっており、その頂角は33度である。

黄金山-塩谷丸山-筆者宅 66kmの二等辺三角形 頂角33度 西側等辺の方位角222°

 なぜ筆者の住んでいる座標が古事記の暗号と整合しているのだろう?

筆者宅で二重の66km二等辺三角形

 恥ずかしながら、せたなのロウソク岩の存在を知ったのは、14ヶ月ほど前だった。この経緯も不思議な導きによるもので話せば長くなるため後巻に譲ろう。

 北海道に関して思いのほか長くなってしまったが、これらはほんの一部のサンプルに過ぎない。例えばその泊村龍神社や、北海道神宮一つに関しても驚くべき事実はまだまだ沢山ある。
 しかし本書の目的はまず古事記の暗号の基本的な解読にあるため、これ以上触れるのは避け、後巻の北海道編に譲らねばならない。

 読者諸氏はここに挙げたデータの数々が単なる偶然のいたずらだとお思いだろうか?
 もし偶然ならば、とんでもなく恐ろしいあり得ないほど凄まじい偶然である。もはや必然であることよりも、偶然であることの方が驚きに値するほどではないだろうか
 意図せずにこのような図形が果たして出来るものだろうか?
 69とは何だろう?
 81とは何だろう?
 137とは……? 
 一体全体何を表しているのだろう?
 そして、仮に意味があってのことならば意図的に設計したとしか考えられないこれらの巨大図形を司っている存在とは一体何者なのだろうか?
 よくよく考えてみていただきたいのである。■

(つづく)

※ 最初から順を追って読まないと内容が理解できないと思います。途中から入られた方は『古事記デイサイファード』第一巻001からお読みいただくことをお薦めいたします。

※ 本記事の内容の第三者への無断公開、無断転載を固くお断りいたします。場合によっては法的な措置をとらせていただきますのでご注意ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?