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名曲名盤紹介 映画音楽編

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ブラオケ団員がおすすめしたい、至極の名曲や名盤の数々を紹介しています。ここでは映画音楽を特集しています。お気に入りの一曲が見つかるかも!?
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ブラオケ的名曲名盤紹介コラム〜映画音楽編〜#4日曜劇場『砂の器』より ピアノ協奏曲『宿命』

「砂の器」は、松本清張の長編推理小説であり、東京都大田区の蒲田駅操車場で起きた殺人事件をきっかけに、刑事の捜査と犯罪者の動静を描く作品である。これで、1974 年に映画化されるのみならず、7 回に渡ってテレビドラマ化され、非常に有名な作品と言っても過言ではない。従って、単に「砂の器」と言っても、どの版なのかによって曲の構成が異なるのだが、今回ご紹介させて頂く曲は、2004 年に TBS 系の日曜劇

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ブラオケ的名曲名盤紹介コラム〜映画音楽編〜#3『The Sound of Music』

ブラオケ的名曲名盤紹介コラム〜映画音楽編〜#3『The Sound of Music』

「ドはドーナツのド、レはレモンのレ」という言葉を聞くと皆さんは何を思い浮かべるだろうか。
 これは日本語でアレンジをした、「ドレミのうた」である。
 小学生の時、あるいは幼い頃、誰もが一度は歌ったことのある(あるいは聞いたことのある)曲ではないだろうか。

 日本で知られている「ドレミの歌」はペギー葉山によって、訳詞、歌唱、その後NHK『みんなのうた』でも1962年に放送されたものがメジャーとなっ

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ブラオケ的名曲名盤紹介コラム〜映画音楽編〜#2『Le petit poucet』

ブラオケ的名曲名盤紹介コラム〜映画音楽編〜#2『Le petit poucet』

 フランスの詩人、シャルル・ペローの童話集に、Le petit poucetという童話がある。日本語に翻訳すると「親指小僧」だ。あらすじをざっくり説明すると、生まれたときは親指ほどの大きさしかなかった少年が、ある日、財政難の理由から兄弟共に両親に捨てられる。自力で戻ろうとするも、迷子になり人食い鬼の家に辿り着いてしまう。当然ながら、危ない場面に遭遇してしまうが、機転を利かせながら人食い鬼から上手く

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ブラオケ的名曲名盤紹介コラム 〜映画音楽編〜 #1『交響組曲 もののけ姫(チェコ・フィル)』

 黙れ小僧!お前にサンが救えるか。1997年に公開されたジブリ映画「もののけ姫」の名セリフの1つである。映画「もののけ姫」は、それまでに公開されたジブリ映画とは異なり、1回見ただけでは分かりにくい深さがある。何度も見ていくうちにストーリー設定の理解度が高まり、気付いたらマニアの世界に入り込んでしまったという人も多いだろう。音楽は久石譲氏が担当しており、ご多分に漏れず、非常に素晴らしい楽曲を残してい

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