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シンガーのグッときた映画

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シンガーソングライター東京ゾンビのぐっときた映画。 ミニシアター、早稲田松竹率高めの琴線に触れる情報をお届け。
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2019年5月の記事一覧

薬物に奪われた息子の映画「ビューティフルボーイ」

薬物に奪われた息子の映画「ビューティフルボーイ」

ジョンレノンが息子ショーンに捧げた名曲、ビューティフルボーイ由来の父と子の話うんぬんのタレコミだったが、すっとこどっこいすごく重たいかつ旬なドラッグに関しての映画であった。

依存症の恐怖をとても真剣に伝えており、とても理解が深まると同時に話の構成がとても良くできているため、ハラハラしながら観賞しました。
とても仲がよく、真面目で優秀だった自慢の息子が大学進学を機にドラッグに惹かれ、そのエゲツない

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愛しのブエナビスタソシアルクラブ

愛しのブエナビスタソシアルクラブ

本題に入る前に。オークションサイトで1億5000万円で落札された作品を、落札された直後にシュレッダーにかけたことで日本でも一躍有名になったバンクシー。

その認知度が手伝って、最近日本でもらしき作品が見つかり話題に。しかし、日本のワイドショーに取り上げられると、なんだかチープ感出るこの国はすごい。 シュレッダー事件に対しての本人のコメントはピカソの言葉を引用していた。

「いかなる創造活動も、はじ

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陰謀論映画「アンダーザシルバーレイク」

陰謀論映画「アンダーザシルバーレイク」

アンダーザシルバーレイク

全然映画のアンテナ張ってないので、プチ話題になってたの知らなかった本作を早稲田松竹で鑑賞。とてもツボりました。

過ぎ行く日常に課題や使命が与えられている時、それは大部分の場合仕事を指すかもしれないが、大抵の人はそれをこなす。
それらをこなして報酬を与えられ、また明日、また明後日、また来年、死ぬまでの人生の道筋を作る。
逆にそれらがないと考えた時、人生には長い空白ができ

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