デザインを競争力に変える組織論〜経営とデザインを繋ぐCXOの存在についてをCakes(note)の事例から考える〜
最近は、ずっと経営とデザインの良い関係について考えています。
そして、経営とデザインの関係性について問題意識をもっている人は多いのだなとTwitterで関連することをつぶやいていて、改めて感じています。
最近つぶやいた内容
昨日に、デザイナーを経営に参画させ、デザインを競争力に変えている無印良品の事例を紹介したのですが、デザインを競争力に変えるというテーマは、最近話題になっているCXOの存在意義にも関わってくるよなと、ふと考えました。
経営とデザインを繋ぐ役割を担うのがCXO
CXOとは最高体験責任者(Chief Experience officer)のこと。
CXOを組織内で明確に位置付けている組織は、デザインを競争力に変えることができているのではないか?と考えています。
経営とデザインを繋ぐということは、経営とユーザー(顧客)が良い関係を築けるようにするということ。
CXOが経営とユーザーの間に入り、体験をデザインすることに責任を持つことで、競争優位性が築かれるという一面があるのではないでしょうか?
CXOを明確に組織に位置付けているCakes(note)の事例
CXOと言えば、深津さん。
noteサービスの元気が出てきたのは、深津さんがCXOとしてCakesにジョインしたのが大きいのではないかと思います。
参考:CXOが加わってcakesとnoteのデザインチームが目指すもの
深津さんの組織内の役割を図解してみる(推測)
かってに推測してしまい申し訳ありませんが、深津さんがCXOとして担っている役割を組織の全体図で整理すると、このような感じになるのではないでしょうか?
深津さんが経営とnoteユーザーの間に入り、顧客体験(UI・UX)の設計を徹底的に行う。
深津さんが「経営とデザインを繋ぐ」という役割を担うことで、noteのサービス価値を向上させているのではないかと考えています。
noteのユーザー数がどこまで増えているのかはわかりませんが、確実にグロースしていることは間違えないと思います。
CXOの組織内の位置付けにより、サービスのグロース力は大きく変わってくることがピースオブケイクス(note)の事例からわかります。
CXOを採用・育成することの重要性
まとめると、経営とデザインが良い関係を築くためには、CXOの存在が欠かせないということ。
経営全体の中で、デザイナー、デザイン責任者をどのように位置付けるのか?は、競争力のある組織をつくるために重要な問いになってくるはず。
ぜひ、ピースオブケイクの組織のつくり方を参考にCXOの存在意義と組織における位置付けを考えてみることオススメです!
noteにはCXOについて考えさせられる記事が多い
そしてnoteの素晴らしいところは、CXO関係の記事が多いこと。
下記のTakuram田川さんや、tsubotaxさんのnoteは一読して頂きたいです。
自分自身も組織内・クライアントワークの中で、CXOの役割について考え、実践し、より良い経営とデザインの関係性について考えていきたいと思います!