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値上げの必要性と決断力

このご時世、あらゆる物がインフレして来て「上げられるものならウチだってあげたいんだよ!」と思ってる方がほとんどだと思うが、じゃあなぜ出来ないんだろう?

理由を挙げるとするならば、大多数を占めるのが値上げによる客離れを危惧しているからだろう。
客が離れれば売上が減り、利益も減り最悪の場合、倒産してしまうからだ。
なら、今度は問いを変えよう。
なんで値上げをすると客が離れると思うのだろう?

昨日まで1000円で売っていた物を、今日から1200円にします!と言うと「全く同じ物を高く売っている」いわゆる、「一種のぼったくりをしている様な思考になり売れなくなるんじゃないか?」と考えているのではないだろうか?

はっきり言って、常識の範疇の値上げで「客が離れるから値上げなんて絶対出来ない」と思ってる人は思考停止しています。
お客様への考え方が間違っています。舐めてます。

そもそも、値上げが直接客離れを起こす訳ではありません。
値上げした程度で客離れが起きてしまうような
アフターサービスだから
価値伝達だから
商品品質だから
販売方法だから
差別化だから
これらが真の原因なのです。
値上げが怖いと感じるのはこれらを抑えてないからです。
これらを改善することで、全く値上げに恐怖を感じなくなると思います。

「値上げ=適正値段に合わせる」と考えましょう。何故だか分かりますか?



お客様に"損"という概念を与えない為です。
「損=値段に見合わない買い物」ということになってしまうからです。
「本商品は、今の値段よりも価値のある商品でした。申し訳ありませんが、適正な価値に戻す為値段を改定させていただきます」など相手に損を連想させる言葉を避ける事も非常に重要だと思います。

これは少し感情論になりますが、会社のトップや、プロジェクトのトップの熱量の高い号令も社員を奮起させる非常に大事なトリガーだと思っています。
値上げだー!と大きな意思決定をされれば、「やるしかない!」「なんとか成功させよう」といった感じで必ず努力します。人間てそういう生き物なので。と、いった感じで兎にも角にも、「値上げなんてできない」なんて思考停止した安売りはこれからの日本に於いて詰みだし罪なので今すぐやめて、インフレの波に立ち向かいましょう!

次回は生産年齢人口の減少と高齢化について話します。
値上げと深く関わってますし、その重要性がさらに理解できるかと思います。

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