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王道だけどちゃんと聴いてなかったシリーズVol.12『トランスフォーマー(Transformer)』
「完璧な日々を過ごすために②」
第12回目は、こちらも映画『PERFECT DAYS』で劇中歌として使用された「ルー・リード」のソロ2作目『トランスフォーマー(Transformer)』です。
「ルー・リード」は、1965年に結成された「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」のボーカル・ギタリストとして、同バンドを牽引してきました。1967年に発表されたデビューアルバム『ヴェルヴェット・アンダー
人生を変えた名盤シリーズVol.21 『AKIRA:Symphonic Suite』
「欲しけりゃな、お前もデカいのブン取りな!」
第21回目は「芸能山城組」より、アニメ映画「AKIRA」のサウンドトラックである『AKIRA:Symphonic Suite』です。
「AKIRA」は私が中学生の頃に初めて観た漫画作品で、そのサイバーパンクな近未来の世界観に衝撃を受けました。
緻密な作画と「AKIRA」の謎を巡る壮大なストーリーは当時の私を夢中にさせました。
映画「AKIRA」
王道だけどちゃんと聴いてなかったシリーズvol.11『ジ・アニマルズ(The Animals)』
「完璧な日々を過ごすために①」
第11回目は、ブリティッシュ・ビートの代表的存在である「アニマルズ」より、ファースト・アルバムの『ジ・アニマルズ(The Animals)』です。
先日ヴィム・ヴェンダース監督の『PERFECT DAYS』を観に行き、その作風に非常に感銘を受けました。
特に劇中で流れた『朝日のあたる家(The House Of The Rising Sun)』が印象的だったた
書評シリーズ第12回 『ザ メンタルゲーム』中編
「ポーカーは自分との戦い」
『ザ メンタルゲーム』の中編です。
思ったより記事が長くなってしまったため、前・中・後編に分けていきたいと思います。
ここではメンタルゲームの問題を個別に取り上げ、それぞれの対策について述べていきます。
ティルト
「ティルト=怒り+ミスプレイ」
本書ではティルトを”怒りの問題”と定義しており、ティルトの問題を解決するとは、プレイ中にティルトの発生に対処するこ
王道でもないし、人生を変えるほどじゃないけれど、個人的に好きなアルバムシリーズvol.6『ビィ・ヒア・ナウ(Be Here Now)』
「大ヒットの次回作は大体賛否両論」
第6回目は、90年代イギリスを代表するバンド「オアシス(Oasis)」より、3作目の『ビィ・ヒア・ナウ(Be Here Now)』です。
オアシスはギャラガー兄弟を中心として結成されたロックバンドで、1991年に『オアシス(Definitely maybe)』にて、当時のデビュー・アルバム最速売り上げ記録を果たす鮮烈なデビューを果たし、2作目の『モーニング・
書評シリーズ第12回 『ザ メンタルゲーム』 前編
「メンタルの筋トレ」
第12回目は、トップポーカーコーチであるジェレッド・テンドラーと、PokerStartegy.comのニュースエディターであるバリー・カーター共著の『ザ メンタルゲーム』です。
去年の暮頃から趣味で始めたポーカーにどっぷりとハマり、勉強がてら様々な書物を読み漁ってきましたが、こちらの本に書かれていることはポーカーのみならず、仕事・投資・恋愛など、人生のあらゆる事柄にも通じ
人生を変えた名盤シリーズVol.20 『MOTHER2 ギーグの逆襲』
「大人も子供も、おねーさんも。」
記念すべき第20回目は、スーパーファミコンソフト『MOTHER2 ギーグの逆襲』(以下マザー2)のサウンドトラックです。
以前の記事で出てきた「ピンク・フロイド」の『狂気』とどちらにしようかと迷いましたが、マザー2は小学生の頃にプレイした初めてのRPGで、その世界観がとても印象的でした。また、サウンドも名曲ばかりという、思い入れが非常に強い作品のため今回はこち
人生を変えた名盤シリーズVol.19 『噂(Rumors)』
「辛いときこそ没頭せよ」
第19回目は「フリートウッド・マック」より、1977年に発表された11枚目の『噂(Rumors)』です。
「フリートウッド・マック」は、1967年イギリスのロンドンで結成された、元々は当時一世を風靡していたブルース・ロックをルーツとしたバンドでした。
元「ジョン・メイオール&ザ・ブルース・ブレイカーズ」のメンバーであったギターのピーター・グリーンとドラムのミック・フ
人生を変えた名盤シリーズVol.18 『GOO』
「ロック史の突然変異」
第18回目は、「ソニック・ユース」からメジャーデビュー・アルバムの『GOO』です。
「ソニック・ユース」は1981年ニューヨークで結成された、ノイズ・ロック、インディーロック等に分類されるバンドで、彼らの特徴として、変則チューニングを用いた独自の実験的サウンドが挙げられます。
メンバーはサーストン・ムーア (guitar、vocal)、キム・ゴードン (bass、gu
王道でもないし、人生を変えるほどじゃないけれど、個人的に好きなアルバムシリーズvol.5 『華麗なるレース(A Day at the Race)』
「偉大な兄の影に隠れたアルバム」
第5回目は、「クイーン」から、1976年発表の5枚目のアルバム『華麗なるレース(Day at the Race)』です。
前作の『オペラ座の夜(A Night at the Opera)』は、言わずもがなクイーンを世に知らしめた『ボヘミアン・ラプソディ』を収録した歴史的名盤です。
本作は前作の影に隠れがちですが、楽曲単位で言うと粒が揃っていて、個人的にはこち
王道でもないし、人生を変えるほどじゃないけれど、個人的に好きなアルバムシリーズvol. 4『リレイヤー(Relayer)』
「The・賛否両論」
第4回目は、プログレを代表するバンド「Yes」から7作目の『リレイヤー(Relayer)』です。
前作「海洋地形学の物語(Tales from Topographic Oceans)」を発表後、方向性の違いからキーボーディストのリック・ウェイクマンが脱退し、後任に「レフュジー」のパトリック・モラーツが加入します。
今作はインプロビゼーションの要素や変拍子の多用など、従来
王道でもないし、人生を変えるほどじゃないけれど、個人的に好きなアルバムシリーズvol.3 『ザ・マジック・ウィップ(The Magic Whip)』
「集大成と開拓の見事な融合」
第3回目は、以前「人生を変えた名盤シリーズ」で紹介したブラー(Blur)より、8作目の『ザ・マジック・ウィップ(The Magic Whip)』です。
このアルバムは前作『シンクタンク』からなんと12年ぶりに発売された作品であり、フルメンバーが揃ったのは前々作『13』以来、実に16年ぶりです。
今作はメンバーが香港を訪れた際に受けたインスピレーションを元に制作さ
王道だけどちゃんと聴いてなかったシリーズVol.10 『リメイン・イン・ライト(Remain In Light)』
「家も音楽も土台が大事」
第10回目は、「トーキング・ヘッズ(Talking Heads)」より、1980年に発表された4作目の『リメイン・イン・ライト(Remain In Light)』です。
トーキング・ヘッズは、1975年にアメリカ合衆国のニューヨークで結成されました。
結成当初はパンクバンドとして活動していましたが、アフロビートやポリリズムを取り入れたことによって、ポストパンクという
王道だけどちゃんと聴いてなかったシリーズVol.9 『パール(Pearl)』
「ロックスターの証」
第9回目は「ジャニス・ジョプリン」より、2枚目のソロアルバム『パール(Pearl)』です。
ジャニス・ジョプリンは、アメリカはテキサス州出身の、若くして夭折(ようせつ)した60年代アメリカのカウンター・カルチャーを象徴する女性ロックシンガーです。
2枚のアルバムを出した後にレコード会社を変えて新しいバンドで再出発し、アルバム『コズミック・ブルースを歌う』を出しますが、そ
人生を変えた名盤シリーズvol.17 『スクリーマデリカ(Screamadelica)』
「美しさと狂気の境目」
第17回目は、「プライマル・スクリーム(Primal Scream)」より3作目の『スクリーマデリカ(Screamadelica)』です。
「プライマル・スクリーム」は1982年スコットランドのグラスゴーにて結成され、ポストパンク、ダブ、ガレージロック、ハウスなどと、非常に多彩な音楽性を持ったバンドです。
前作のセルフタイトルアルバム『プライマル・スクリーム』にてガレ