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書評『きみのお金は誰のため』

 こんにちは!トモタメです。いつも見ていただきありがとうございます。
今回は『きみのお金は誰のため』を紹介いたします。

世間一般の方が意識していないお金の本質について気付かされる一冊だと思いました。

この本を読む前までは
「8割くらいのことはお金で解決できるよね~」と
普通に思っていましたが、その考えがいかにショボいことか気付きました。

本当にこの本に出会えて心から良かったと思います。
自分の子どもが生まれたときにでも読ませたい本の一冊です。

印象に残っているところは、
「お金では何も解決できない」ということです。

お金があったとしても、そのお金を受け取ってくれる人がいないと問題は解決できない訳です。つまり、そのお金を渡すことで、働いてくれる人がいるからこそ問題が解決できるのです。

ラーメン屋でも最初に食券を購入することが多いと思いますが、あれも食券を購入しただけでは意味が無い訳です。ただ、お金が券に変わっただけです。あれは、食券を店員さんに渡して、作っていただくことで初めて自分の空腹という問題解決をしていただいているのです。

一番分かりやすいのが、自分が無人島に行くときにお金を持っていくか?ということです。お金だけでは何も問題が解決されないことの象徴だと思います。

「お金は選択する力がある」とこの本では書かれていました。お金を持っていると、問題を解決するときに様々な選択をすることができます。

ただ、そのサービスを提供してくれる人がいることが前提条件です。この先は少子高齢化になり、働く人が少なくなります。そのようなことを見越して、どのようにサービスを効率良く提供していくかが、重要になってくると思います。

自分が有能だと信じていたお金が、本当は人に支えられていたということに気づいたことが良かったと心の底から思います。

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