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転職2.0①「終身雇用の崩壊」

トモーロです。

毎日投稿をやめてから、初めての本解説の記事です。今回は、「転職2.0」という本を解説していきます。

少し前から、ひとつの会社で定年まで働く時代は終わった。これからは転職ありきでキャリアを考えるべきだという話が出てきています。

しかし、いざ自分の立場になってみると「せっかく就職活動をして入った会社だから辞めてまた活動しなくてはいけない。」「今の会社が自分に合わないけど、自分勝手な理由で辞めるのは失礼だ。」などど考えて結局現状維持にしてしまう。

確かに転職っていざ考えると怖いし、不安ですよね。そんな方にぜひ読んでいただきたい本です、少しでも転職を考えたことがあるのならばぜひ読んでいただきたいと思います。

それではいきましょう!


【著者の紹介】

著者の村上臣さんは青山学院大学工学部卒業で在学中には、会社を設立しています。

卒業後はヤフーに入社し一度やめておりますが、再度出戻りし、CMOまで勤めています。そして、現在はリンクトイン日本代表として、最先端のキャリア・働き方の情報を日本に発信しています。

そんな、村上さんは今の時代で一番ダメなのは「我慢しながら働くこと」だと本の中で何度も主張されています。


【キャリアの常識が変わった】

まず、皆さんに伝えたいのが「キャリアの常識が180度変わった」ということです。これまでは、大学、高校を卒業して企業に入れば、企業が私たちのキャリアを考えてくれ、多少我慢をして働けば、それに見合ったご褒美を受け取ることができました。

現在もそのような常識で動いているところもありますが、もはやその仕組みは崩壊しつつあります。それが終身雇用型の崩壊です。これまでの終身雇用型では、上でも説明した通り、個人のキャリアを会社が握っており、大企業に入れば安泰という風潮でした。

それが、徐々にジョブ型雇用に変化してきています。ジョブ型雇用とは、自分自身でキャリアを設計し、選択が可能という考え方です。決して会社に決められるものではないということです。

そんな時代に変化してきているからこそ転職という選択肢が非常に重要になってきます。しかし、転職は強い個性や特別なスキルがないと難しいと言われますが、それは完全なる思い込み。

正しい転職の価値観や方法論を知ることさえできれば、望み通りのキャリアを手にすることができます。そう、私たちは転職に対する情報を全く知らないんです。

だから、この本で学んで「我慢しながら働く時代」に終止符を打ちましょう。


【転職するにあたって】

転職を実際にするにあたって、考えるべき重要なポイントが次の5つです。

ポジション(役割)
スキル
業種
経験
コンピテンシー

この5つです。コンピテンシーとは、自分の行動特性のことです。簡単にいうと性格です。コミュニケーション力が高いとか主体性があると言ったようなことです。転職を始めるには、まずこれらを明確にすることが重要なんです。

例を挙げて説明します。31歳Aさんのキャリア。
1年の就職浪人。
中小企業で法人営業。
営業先は中小企業。
4年勤務後、27歳で中小自動車部品メーカーへ。
営業先は中小企業で成績は中間。

このキャリアを分解していくと、
ポジション➝法人営業
スキル➝テレアポスキル、インサイドセールス
業種➝自動車業界
経験➝中小企業相手
コンピテンシー➝達成思考、顧客理解

といったように分解できます。この作業をタグ付けと本書では紹介しています。そして、このタグ付けがものすごく大切なのです。これらのタグは単独で考えてしまっては、そのタグを持っている人はたくさんいるので、転職市場において希少性を出すことはできません。

ポイントは、このタグを掛け合わせること。そうすることで自分自身の市場価値を高めていくのです。例えば、今YouTubeでは本の解説動画がたくさん上がっていると思います。

しかし、その中でも抜きんでているのがオリラジの中田敦彦さん。彼が凄いのが「動画×ホワイトボード×動き×しゃべる」という新しいスタイルを確立したことによって本の解説動画ですごく伸びたんです。

ただの解説動画だけであればあれほど伸びなかったと思います。説明した通りタグを掛け合わせることによって「これって自分にしかできないよね。」もしくは「これができる人少ないよね。」という状況を作ることです。


【自分がどうみられているかチェック】

実際にタグ付けすることができたら、今度は具体的な行動として二つです。スカウト型の求人サイトに登録、もしくは転職サイトのスカウト機能を使うです。

実際にそれらからスカウトメールを受け取ってみましょう。ここでは自分自身が転職市場でどのように見られているかをチェックするのです。

もしスカウトメールがたくさん来れば、あなたは転職市場で需要があるということですし、例えなくても落ち込む必要は全くありません。ない場合は、もう一度タグを考え直し、それをポジション、スキル、業種、経験、コンピテンシーのいずれかで補えばいいんです。

スカウトメールは自分の需要を判断するためにいいバロメーターになります。もうすこし今の会社にいるべきなのか、転職した方が自分にとっていい選択となるのかを決める材料になります。

そして、これを転職するしないにかかわらずやっておくべきだと紹介されています。自分の市場価値を知っておくためのいい機会になっていくことでしょう。

さて、ここからはどのように動いていけばよいのかそれは次回解説したと思います。

ではまた✋


ここまで読んでいただいてありがとうございます。この「トモーロの部屋」noteでは皆さんの学びのきっかけになるような記事、そして仕事に役立つような記事を中心に書いています。

もし、気に入っていただけたのであればスキ、コメント、フォローよろしくお願いいたします。それではまた次回お会いしましょう!

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