見出し画像

「絶対にミスをしない人の脳の習慣」樺沢紫苑著

精神科医が著者であるせいか、研究結果や論文等を参考資料として、エビデンスベースで、ミスを起こすメカニズムを解説しながら、どのようにミスを犯すリスクを下げるかという実践的な書籍。

起床後の2時間は「脳のゴールデンタイム」である。この時間に重要な仕事をこなすことでミスのリスクは軽減させることができる。自分も同様であるが、多くのビジネスパーソンは、仕事の始め方として、メールチェックから入る人は多いのではないだろうか。特に自分のような外資系企業で仕事をしていると、寝ている間に様々なアップデートが本社を含む海外拠点から入っているため、朝のメールチェックは欠かせないのだが、ここに時間を費やし過ぎてしまってはもったいない。また、オフィスに出社しなければならない場合も同様に、せっかくのゴールデンタイムが満員電車で終わってしまう、なんてこともある。朝のゴールデンタイムを有意義に使うためにテレワークは最適だ。優先順位づけをして、朝のゴールデンタイムにすべき仕事を優先的にこなしたいものだ。

また、この本では睡眠の重要性もうたわれているが、1日のストレスを整理して解消させるために、著者は睡眠2時間前を「リラックスのゴールデンタイム」としている。この時間帯にしてはいけないものがリストされているのだが、スマホやテレビ、飲酒等、少し耳に痛い話が多い(笑)。テレビはそれほどでもないが、酒はダラダラと遅くまで飲んでしまいがちだ。飲酒は寝る2時間前までとして、それ以降はお茶等をいただきながら音楽を聴きつつリラックスすることが良質な睡眠に繋がり、疲れをとって翌日につながる過ごし方なのだと思う。

このnoteでは、読了した書籍について感想を載せていきますので、引き続きご覧いただけると嬉しいです。感想やご意見もお待ちしておりますので、お気軽にコメントしてください。

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?