立川智也

結婚とキャリアの専門家/銀座 よすが結婚相談所 所長 http://yosuga-ke…

立川智也

結婚とキャリアの専門家/銀座 よすが結婚相談所 所長 http://yosuga-kekkon.com /東京工業大学スタートアップデザインコースのコーディネーター http://www.academy.titech.ac.jp/cumot/sud/lecturer.html

最近の記事

そろそろエスカレーター上を歩く時代を終わらせよう

エスカレーターの右側では立つという実験をしています。ここ一年くらい。 東日本のエスカレーターでは左側に立ち、右側は歩く人のために空ける慣習がありますが、そもそもエスカレーターは立って乗るものなんですよね。 この慣習の良くないと思うところは3つあって 1.片側だけに荷重をかけ続けるのはエスカレーターの整備維持コストがかさむ 2.片側空けはエスカレーターの運搬能力を下げる 3.人に優しくない で、僕が一番大切だと考えているのは3です。 日本の人口のう

    • 自分で決められない人は責任を避けている

      何人かで集まって話していた時に「自己決定」の話になった。 世の中には、自分で決められる・決めたい人もいれば、自分で決められない・誰かに決めて欲しい人もいる。 決めると言っても様々あり、今日着る服のような軽いものから、恋人と結婚するかしないかという重いものまである。 (僕が「結婚の意思決定支援」の仕事を5年程前に始めて最初に驚いたのは「結婚相手を自分以外の誰かに決めて欲しい」と考える人が想像を超える多さで存在していることだった) もちろん「自分で決めたいこと」には個人差が

      • 上野千鶴子先生の祝辞に、結婚相談所の所長として思うこと。

        東京大学入学式での上野千鶴子先生の祝辞が話題です。 この祝辞について今、自分が考えたことを記録しておきたいと思い、文章を書きます。 これを読んでくださる方のために簡単に自己紹介すると、私は銀座で結婚相談所を経営しながら、東京工業大学で若手社会人向けのワークライフキャリアの講座を担当しているものです。 一見ちぐはぐな組み合わせに見えるかもしれませんが、どちらもキャリアのお仕事であると私の中では整理できています。 東大のウェブサイトに掲載されている上野先生の祝辞を読んだ時の私

        • エクストリーム親不孝してるかもしれない話

          あけましておめでとうございます。正月で3キロ太りました。 フェイスブックでは意識の高い投稿に殴られ、ツイッターでは炎上し、2018年第4クオーターの僕の心はすっかり荒れ果ててしまいました。 でも、今は2019年。だから気持ちを切り替えていきたい、だからできるだけ意識の低いことを書きたい、そう思い筆を取りました。 さてこの話は女人禁制です。 ポリティカルコレクトネスが声高に叫ばれる昨今ですから「女人禁制とは何事か!」というお声があることも重々承知です。その上であえて僕はこの話

        そろそろエスカレーター上を歩く時代を終わらせよう

          「お人好し」と「優しい」の違いを知っていますか?

          普段みなさんは「お人好し」と「優しい」を区別して使っていますか? 私はこれまでほとんど意識せずにごちゃまぜに使っていたのですが、先日ふと気になり考えてみました。 なんとなくですが、お人好しって悪い人に何度も騙されたりとかそういうイメージがありますし、優しいというのは最早イメージすら難しいほどのふんわりとした言葉なような、そんな感じがします。 こういうことを考える時にまず辞書を引いてみようかなと思うのですが、よくよく振り返ってみて、それで何かが解決したことってほとんど無い

          「お人好し」と「優しい」の違いを知っていますか?

          なんのために人は「会話」をするのか

          今日は「男女間の会話」の話です。 私たちの会話って、大きく2つあると思うんです。 一つが「結論」を出すための会話、もう一つが会話そのものの「プロセス」を楽しむための会話。 これは割と有名な話で、男性の会話は前者、女性の会話は後者なんて言ったりしますね。 それで、この件で私が常々考えていたことがあります。それは「プロセスを楽しむ会話って一体なんの意味があるんだろう?」ということです。これ結構、男性には共感していただけると思うのですが、女性同士がしてるあの意味の無い(ように我

          なんのために人は「会話」をするのか

          プロの言うことを鵜呑みにしてうまくいった話

          前回、婚活の一部をアウトソーシングすることについて語らせていただいた際に「婚活と大学受験はとても似ている」ということを書きました。それをきっかけにふと大学受験生の頃を思い出したので、今日はその思い出話を書きたいと思います。 かれこれ15年ほど前の昔話ですがお付き合いください。 千葉県柏市の公立高校に通っていた私は、大学受験であっけなく全大学に落ちたのち、代々木ゼミナール柏校という予備校で追い詰められた浪人時代を過ごしていました。(これを書きながらふと気になって調べてみたら、

          プロの言うことを鵜呑みにしてうまくいった話

          ブロガーのはあちゅうさんとAV男優のしみけんさんが事実婚を発表した

          ブロガーであり作家のはあちゅうさんと、AV男優のしみけんさんが事実婚を発表されました。 はあちゅうさんと言えばネット、リアルを問わず様々な問題提起をし話題を提供してくれるブロガーさんです。#metooムーブメントの中でかつて自身が受けたセクハラを公表し、議論を巻き起こしたことも記憶に新しいですね。 個人的な話で恐縮ですが実は私、はあちゅうさんと同級生でして、学生時代に運営に関わっていたイベントで一度だけお世話になったことがあり、それ以来彼女のゆるいファンです。 一方のしみ

          ブロガーのはあちゅうさんとAV男優のしみけんさんが事実婚を発表した

          婚活をアウトソーシングすべきか問題

          今日は「婚活の一部をアウトソーシングすること」について、少し語ってみたいと思います。 さてアウトソーシングなんて大層に言ってますが、要するに「人に何かをお願いする」ということですね。私たちはこれを日常的にやっていて、例えば自分で料理をするかわりに外食したり、美容師に髪を切ってもらったり、大工さんに家を建ててもらったりなんかしている訳です。 で、このアウトソーシングですが「人生においてやらなければいけない頻度」という視点で並べてみると、ちょっと面白い傾向が見えてきます。 パ

          婚活をアウトソーシングすべきか問題