木立 徹 |インバウンドプロデューサー

【普通が特別になるのがインバウンド】 プロデューサー・マーケターの目線も織り交ぜながら…

木立 徹 |インバウンドプロデューサー

【普通が特別になるのがインバウンド】 プロデューサー・マーケターの目線も織り交ぜながら、公共事業での体験をレポートします。地域を盛り上げるご参考になさってください

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最近の記事

キャリアと未来に思い悩む人達へ②

これまでの延長線にはない世界を生きている。 と刺激的な書き出しの文章と出会ってから、若い人と話す機会があっても「自分の時はこうだったよ」と語ることがあんまし役に立たないじゃないかと思っている。 でもインターネットで仕入れたような誰でもアクセスできる一般論をその人に話したとて「こいつに話すよりGoogle先生に聞いた方がいいんじゃない」と思われても面白くないなぁとも思う。 相談者からお金を貰っていたりフォロワーが欲しいなら、マーケティング的に「その人の望む回答」を上手く散

    • 霞ヶ関文学研究5 経済財政運営と改革の基本方針 2022

      何故か霞ヶ関文学研究についての記事だけPVが伸びております。 このシリーズが好きな極々狭い針の先のような膨らみのないセグメントの方ですので読んでくださる方は本当に貴重です。 そんなありがたい方々が面白がるような霞ヶ関文章をディグってみました。 そしたら。なんとパンチが強い資料を内閣府で見つけました。 経済財政運営と改革の基本方針 2022 新しい資本主義へ ~課題解決を成長のエンジンに変え、持続可能な経済を実現~ https://www5.cao.go.jp/keiza

      • 公益と観光サイトの問題点

        小さいことでもメモとしてnoteを改めて続けてみようと 2日目の試みです。 私は鉄は熱いうちに打てと言いますか、小さいことをコツコツと続けることが小さい頃から苦手です。発達障害の気があるのか熱中するとカーっと没頭してしまうので程よいところでやめて、継続がなかなかできません。 ポテチがあれば一袋を一気に食べないで、洗濯バサミで止めて3日間くらいに分けて食べれる、そんな大人になりたいと願う42歳です。 さて最近気になったニュースはこれです。 この裁判が何かとサクッと説明を

        • 霞ヶ関文学研究4 観光立国推進基本計画

          久しぶりにnoteを更新します。 とあるイベントでnoteプロデューサーの徳力基彦さんの講演を間近で聞く機会があり「PVは気にするな、まずメモから始めよ」というブロガー界の神の一人の声を聴き、目が覚めました。 PVとか、反響気にして、レスポンスが少ない事にやる気を失っていた自分に気づくとともに、会場で私のnote読んでますという方とも偶然出会い、キーボードを叩く気力を取り戻しました。 さて今回取り上げたいのは「観光立国推進基本計画」です。 https://www.mli

        キャリアと未来に思い悩む人達へ②

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        • インバウンドセミナー LEADERSアーカイブ
          1本
        • インバウンド実務録
          7本
        • 外国人から教わったこと
          12本

        記事

          私は、まだ盆栽を知らない②

          こんにちは、インバウンドのプロデュースをしている木立(きだち)です。 今日は観光再始動事業で関わっている盆栽のことをさらに突っ込んで書いてみようと思います。 盆栽は「自分自身の投影だ」という衝撃的な学びを書かせていただいたのが①なのですが、ここからにさらにそれを深堀していきます。 盆栽ワークショップを体験してみて感じた自分の心の中の変化を記してみます。 「まず正面を決める」これが最初に盆栽師の藤原さんが教えてくれること。 どんな盆栽にも一番きれいに、一番カッコよく見える

          私は、まだ盆栽を知らない①

          こんにちは、インバウンドのプロデュースをしている木立(きだち)です。 今日は観光再始動事業で関わっている盆栽と煎茶事業のことを書いてみようと思います。 1000件以上の応募がある中から敏腕コーディネーターのグローバルツーリズム研究所の森さんのプランニングで選ばれた盆栽体験プログラム えっ!?盆栽って旅行商品になるの? てか盆栽って何が面白いの?という方の方が大多数ではないでしょうか 少なくとも私はこのプロジェクトに関わるまで 盆栽について知っているイメージは ドラえもんの

          インバウンド100 Vol.11 HOME HOME NIIGATA 駒形舞子~新潟インバウンドカレッジ編

          こんにちは、インバウンドプロデューサーの木立です。 新潟インバウンドカレッジの修了生の第4弾紹介していきます。インバウンドって誰かの「普通」が誰かの「特別」になるところが一番面白いところです。 ということで新潟の中でも日本の原風景が残り地域の結びつきも強い十日町で着地型の旅行会社であるHOME HOME NIIGATAの駒形さんに話を伺いました。 駒形さんの普段のお仕事を教えてください。 普段のお仕事ですか?土着型旅行会社で地域に伝わる伝統的な手仕事体験、棚田トレッキングの

          インバウンド100 Vol.11 HOME HOME NIIGATA 駒形舞子~新潟インバウンドカレッジ編

          インバウンド100 Vol.10 ryugon支配人 小野塚 敏之~新潟インバウンドカレッジ編

          こんにちは、インバウンドプロデューサーの木立です。 前回の水野さんに続いて新潟県観光協会さんの新潟インバウンドカレッジの修了生の取り組みを紹介していきます。 インバウンドって誰かスーパースターやカリスマがいてグイグイ引っ張っていくというより、観光に関わる人、観光業でない地域住民も一緒になっての総合力が外国人旅行者の満足度に繋がっていく。そして地域の生い立ち、個人の生い立ちや好きなもの、そういうことが光り輝くのがインバウンドのいいところです。 ということで新潟のryugonで

          インバウンド100 Vol.10 ryugon支配人 小野塚 敏之~新潟インバウンドカレッジ編

          インバウンド100 Vol.9 ますがた荘 水野貴英~新潟インバウンドカレッジ編

          こんにちは、インバウンドプロデューサーの木立です。 前回のユスさんに続いて新潟県観光協会さんの新潟インバウンドカレッジの修了生の取り組みを紹介していきます。インバウンドって誰かスーパースターやカリスマがいてグイグイ引っ張っていくというより、観光に関わる人、観光業でない地域住民も一緒になっての総合力が外国人旅行者の満足度に繋がっていく。 ということで新潟の新発田で活躍する水野さんに話を伺いました。 水野さんの普段の仕事を教えてください。 ますがた荘という旅館、バーベキュー

          インバウンド100 Vol.9 ますがた荘 水野貴英~新潟インバウンドカレッジ編

          インバウンド100 Vol.8 愛宕商事Jenya Yuss~新潟インバウンドカレッジ編

          こんにちは、インバウンドプロデューサーの木立です。 転職して落ち着いてきましたので、止まっていた観光フロントランナー編を再開していきます。 これからは実際の現場でのプレーヤーにスポットを当てつつ、私が関わってきた新潟県観光協会さんの新潟インバウンドカレッジの取り組みを紹介していきます。 https://note.com/torukidachi/n/n9517eee52fe1 新潟インバウンドカレッジ Season1についてはこちらをご参照ください。 私は普段はマーケテ

          インバウンド100 Vol.8 愛宕商事Jenya Yuss~新潟インバウンドカレッジ編

          霞ヶ関文学研究3 EBPMガイドブック

          皆さんイラっとすることはなんでしょうか? 通勤で混んでる駅で前の人のスイカのチャージがピッと切れて立ち往生したり 釣りタイトルのYouTubeに引っかかったり、 スーパーでやたらとレジが混んでいたり タイパを意識する現代人からするととにかく時間がかかるものって いやですよね。 そしてわかりにくいコンテンツ そのみんなのイラっとか、嫌!ってのを凝縮したかのような 存在が行政文章なのではないかと私は思います。 ところが日本国内に色んな仕事がありますが少数の人はこの行政文書

          霞ヶ関文学研究3 EBPMガイドブック

          霞ヶ関文学研究2 観光 DX 推進による観光地の再生と高度化に向けて②

          いや~こんなマニアックなテーマに対して、読んでくださってありがとうございます!書いている側としてはやる気が超出ます。そしてFacebookでは観光業界の大御所からもコメントいただけて嬉しい限りです。 こちらが原文 https://www.mlit.go.jp/kankocho/iinkai/content/001596701.pdf こちらが① 続いて第二弾を執筆してみます。だんだん具体性を帯びてくる話になります。 良い議論ですね。課題解決の方向性のあとの具体的な解

          霞ヶ関文学研究2 観光 DX 推進による観光地の再生と高度化に向けて②

          ハンマーで頭を殴られたような衝撃を受けた20年前にもらったパンチライン

          今だと受け手が嫌な気持ちになってしまうとパワハラ、モラハラだと騒ぎになってしまうので、一昔前と比べるとパンチのある言葉が飛び交うことが減ってるなぁと感じます。とても良いことです。 しかし仕事や人生に対するシリアスな出来事が起こるリスクは今も昔も存在するわけで、それを回避する術を先輩や先生たちは経験に基づいて話してくれてたはずなのです。 「説教なんてぶっちゃけ快楽」って歌が紅白で流れるような昨今、どうやってその間を埋めていくのかが興味があるところ 当時はなんだかなぁとか思う

          ハンマーで頭を殴られたような衝撃を受けた20年前にもらったパンチライン

          霞ヶ関文学研究1 観光 DX 推進による観光地の再生と高度化に向けて①

          行政文章ってとにかく硬くて、意味ねえよなって思う方が大半だと思うのですが、私こうした文章読むの好きなんです。 霞ヶ関文学と揶揄されることもありますが私としては高度な読解能力と、国語における古典の婉曲表現や前提知識など、読むべきポイントを押さえると面白いんですよ。 その面白さとすごい単位の予算が注がれている源流の会議がどんなことを考えているのか解説していきます。 https://www.mlit.go.jp/kankocho/iinkai/content/001596701.

          霞ヶ関文学研究1 観光 DX 推進による観光地の再生と高度化に向けて①

          新潟県庁と一緒にデジマケアワードで日本一になった話(A面)

          もう4か月以上前の話ですが、クールジャパンデータ&デジマケアワードで最優秀賞をいただきました。 落ち着いて文章にするまでの気持ちと仕事の整理に時間がかかり、なかなか筆が進んでいませんでした。 筆が進まない理由はおいおいnoteに書いていくとして、このエントリーではA面でどういうプレゼンしたか、B面ではプレゼンテーションの組み立てについて書いていきます。 ちなみに今、ネットを開いてみたら2023年のものがもう出ていました。 みなさん面白いイベントなんで10月4日5日はブロ

          新潟県庁と一緒にデジマケアワードで日本一になった話(A面)

          血尿が出るくらい地獄を見てから大切なことに気づいてください、と言われた話

          前にいた会社の社長は地方のオーナー企業社長で「あいつは●●だ」と社員からはリスペクトはなく、入社してから知ったがかなりの右寄りで社員総会では天皇の写真と国旗に敬礼が義務つけられていた。 これは20年近く前の話。2023年の今であればツイッターやら企業の口コミで前もってわかるところもあったらだろうからが当時はガチャ要素が強く、かつ自分たちのいる環境が普通でないのか、普通なのか?も特にSNSなかったので検証する場もなかった。 そんな現在の感覚でみるとヤバイ環境の社長は雲の上の

          血尿が出るくらい地獄を見てから大切なことに気づいてください、と言われた話