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おかやま文学フェスティバル
母が頭をどこかにぶつけて大きなタンコブをつくり、少し目の周りに内出血がみえる。これは、サイアク、参加をやめなければならないのかと思った。優先順位はそんな感じだった。だが、デイケアの日で本人は行く気満々。迎えに来た介護士さんも特に不安視する様子もなく受け入れてくれた。何かあったら連絡が来るだろう。
さあ、私は会場へ車を走らせた。それからは予行練習通り進んだ。荷物を商店街の端の方まで運んでいくのに、意
おかやま文学フェスティバル2
人通りは多い。通りの真ん中を67軒もの一箱古本市店が占領しているから、倍の人量と錯覚。でも、最後まで人通りが途切れることなく時間は思っていたより早く過ぎていく。人に本を売る、お金をいただくことが初めてな私は、まずその商いの仕方が正しいのかわからないし、改良する間もなく本を手に取っている人が前に立っている。人相や年齢を見て話しかけるかどうするか瞬時に判断。ま、ほとんどおばちゃんパワーで親しげに話しか
もっとみる「兄の終い」を読んで
村井理子著「兄の終い」に出会ったことは私にとって結果的に救いとなった。
コロナ禍の中、いろいろ内に向き合う時間が増えて、でも、だんだんと時は過ぎ、あの時の衝撃も薄れていく日々。(実際は薄れてもいなければ何も片付いてはいないことに気付かされるのだが)ある日、ネットを漂っていて見つけた馴染みの本屋の通販サイトでの紹介本。「兄の終い」その帯に書かれていた「一刻もはやく、兄を持ち運べるサイズにしてしまおう
「つつんで ひらいて」を観て
装幀者 菊地信義氏のドキュメンタリー映画を観た。
みなさんは本屋や図書館の本の棚を眺めていて、表紙や背表紙に魅かれて、ふっと一冊の本を手に取ることはないだろうか?
私はある。
紙質、手触り、色、透け感、カバーや表紙に仕掛けた、いたずら心。
著者の思い、それを手に取る人の思いに心を傾けている事に気づかされる。
文字のフォントや大きさ、色、などを見て「ん?」と気になってしまう一冊。そんな、「ん?」
瀬戸内国際芸術祭/夏会期/大島
まだ梅雨明けない7月の日、瀬戸内国際芸術祭夏会期始まって、大島に行きました。
大島は青松園というハンセン病の施設がある島。その島へ行く術は高松から船に乗るのだが、無料だ。そんなことからも感じられる、他の島とはまた別の意味合いのある会場だ。
島へはやや小ぶりな船で向かう。他の島への出航の行列よりも少ない。なんていうか、私も構えてしまっている。その島へ向かうことに構えてしまっている自分に気付く。た
ALICE AGAIN〜限りなき挑戦ーOPEN GATE
倉敷市民会館にて2019年7月15日Aliceのコンサートに行ってきました。
16時30分スタート。まず、この始まりの時間に驚きまして、あぁ、ここにも年月を経てきたものが表れているのか、、、と、思いました。公演終了後、外に出ても明るい。夕飯の時間帯という、体調に配慮されまくりの公演です。
今、Aliceのメンバーが69、70だというではないか!?にわかに信じられない情報でしたが、我にかえると、とー