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コーヒーを美味しく淹れるには?

僕は今、京都でLaughterというコーヒーショップを運営しています。

昨日は京都橘大学に行ってまいりました。
実は、今年度後期の「アントレプレナー講座」にアドバイザーとして参加させていただいています。

「アントレプレナー」とは、「ゼロから会社や事業を作り出す人」のことを指し、ここから派生して自分でゼロから事業を起こそうとするチャレンジ精神を「アントレプレナーシップ」なんて言ったりします。

色んなことへのチャレンジ精神を養おうという意味も込められた講座で、学生起業の経験などをお伝えしてきました。
そして、アントレプレナー講座の実践の場として、11月から京都橘大学の学内にカフェスペースがオープンしました!

カフェのオープンはゼロからのスタートで、コーヒー器具の選定や商品ラインナップ、保健所への申請なども全て学生が担当。
オープン後も広報や売り上げ・シフトの管理も全て学生が担っています。
「カフェ」の運営を通じて、ゼロから事業を起こす楽しさ・大変さを日々感じてもらっています。
(もちろん、Laughterのコーヒーを使ってもらっています!)

ちなみに、「アントレプレナー講座」で集まっている学生さんたちなので、コーヒーとの接点はみなバラバラ。

毎日飲むほど好きな子もいれば、ほとんど飲んだことがなくゼロからのスタート子も。
もちろん、コーヒーを淹れるのもやってもらうので、ドリップの指導も行いました。

今回のようなケースや、店先でも結構聞かれるのが
「コーヒーを美味しく淹れるためにはどうしたら良いですか?」
という質問。

まず答えるのは「美味しく淹れるコツはない!」ということ。
コーヒーのドリップはとにかく体で覚えるしかありません。
スポーツのフォームのように「○○のようなイメージで」と伝えるのも中々難しく…
とにかく、数を重ねて何も考えずに自然とコーヒーが淹れられる状態を目指すしかないと思っています。

そうなると、やっぱり大切になってくるのは「気持ち」
美味しいコーヒーを飲みたい!美味しいコーヒーを飲んでもらいたい!と思うことが大切です。
そう思えば、お湯を沸かす・粉を挽く・お湯を注ぐといった一つ一つの作業が丁寧になるはず。

コーヒーの味でネガティブな表現をする際に、「雑味が出ている」なんて言いますが、まさに言葉の通りでコーヒーを作るうえでの様々な作業が「雑」になってしまうことで、コーヒーの味は落ちてしまいます。

コーヒーは淹れて終わりではありません。飲んで美味しいと思って、コーヒーと共に過ごす時間があって本当にコーヒーを楽しめたといえます。

豆の量やお湯の量、時間を測るといった技術的に大切なことも沢山ありますが、僕はやっぱり美味しいコーヒーの秘訣は「気持ち」だと思うのです。b



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