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政治(法律)講座ⅴ247「苗字は『姓』ではなく『氏』が正しい。これが『基本の基』。」

以前、学校に通う保護者の中には、モンスターペアレントといわれる怪物がでていた。海外居住の経験の帰国子女の保護者からのクレーム。「我が家は給食費をしっかり支払っているのに、子供に、お礼を言わせるのは何事か」「恵んでもらっているのではない、感謝する必要ない」という主張の内容である。日本の良き文化・習慣を破壊する左翼思想の策動と思えることが起きていた。敢えて、「いただきます」と「ごちそうさま」を例に出しましたが「夫婦別氏」の主張は日本の文化を理解せずに自己主張で先人の教えや周囲の人々を否定して惑わす輩に鉄槌を下したい。

           皇紀2682年6月17日
           さいたま市桜区
           政治研究者 田村 司

はじめに

海外居住の経験の帰国子女に多い「夫婦別氏」の意見は、尊重はしますが、個人的には同意できない。その彼らの主張には歴史や漢字文化、日本の戸籍制度を全く理解していない,その一例が「」と「」である。
最初から主張の「文字」の誤用をしていることから、「夫婦別氏」を論じるに値しない。同じ漢字文化の中国は苗字を「姓」と表示する。そして、その「姓」は「血族」を意味する。故に結婚しても血が混じらないので、夫婦は「別姓」であり、苗字は結婚しても男女とも変わらない。では子の苗字はどうするかというと儒教の教えの男尊女卑に則り父系の苗字(姓)の戸籍に入ることになる。韓国は漢字を廃止したが、儒教の因習のために、中国と同じ苗字を「血族」と捉えて「姓」と同様に夫婦別姓である。生まれた子は父系の苗字(姓)を使う
翻って日本は、男女同権であり、両者の話し合いで、どちらの氏を名乗るかは決めることが出来る。「」は「家族」を表す。だから「同氏」である。生まれた子も「同じ氏」である。祖先の「」のお墓を守る必要性から男性でも女性の「氏」を名乗る婿になる場合もある。自由な選択肢はあるのである。事実婚は別としても、お互いの配偶者を尊重する「家族」である。
夫婦別姓を主張することは家族」ではなく「血族」制度と同じになる。

次の記事は日経新聞の有料記事の抜粋であるが、やはり、「姓」と「氏」の理解が出来ていないようである。戸籍法の理解も怪しい。令和3年の最高裁判例を読んで研究して欲しいものである。次のブログに掲載済みである。
やさしい法律講座v43「判例研究:令和2年(ク)第102号 令和3年6月23日 大法廷決定(夫婦同氏)」|tsukasa_tamura|note

選択的夫婦別姓の扉 「海外経由」で開けるか

編集委員 中村奈都子

2022年6月16日 5:00 [有料会員限定]

海外で結婚し、日本の裁判所でも婚姻関係が認められたのに、戸籍上は夫婦として認められない。そんな不思議な事態が起きている。理由は〝別姓婚〟だ。夫婦別姓での婚姻届が受理されなかった夫婦は、6月中にも不受理に対する不服申し立てをする予定だという。日本は夫婦同姓を法律婚の条件とする唯一の国とされる。審判の内容次第では、選択的夫婦別姓を巡る議論が「海外経由」で進展する可能性も出てきた。

My  Opinion.

個人の権利のみを主張して、公序良俗を乱す行為利己的な主張と思える言動が散見される。この様な主張に乗り、政権公約にする日本共産党の「同性婚を認める法改正」は、婚姻制度を理解していないとしか思えない。これが少子高齢化に向けた日本の政権を取ろうとする政党なのか、少子化に逆行する政策に他ならない。昔から、日本の家制度は「家族」内で扶養を義務化し、親か子を扶養し、親が老人となったとき、子が親を扶養するための制度であったが、左派というリベラル政治家がそれを破壊し今は国家に社会保障制度の負担が重く圧し掛かってきている。日本の家族制度を破壊して、その社会保障負担のために増税し、個人の財産を略奪して個人財産を認めず最終的に「共産主義化」の達成に向かうことが危惧される。米国でも、学校教育に差別や偏見を助長するような言葉遣いは是正されていくべきですが、近年ではポリティカル・コレクトネスが行き過ぎることによって、次のような、言葉狩り、社会的な息苦しさ、ポリコレ棒の登場、ポリコレ疲れとその反動が生じている。自由な国」アメリカは、言いたいことも口にすることができなくなり言論の自由が大きく制限されるようになってきた。それがいまよく耳にする「ポリティカルコレクトネス」です。直訳すれば「政治的正しさ」 となるが、ほとんど言葉狩りのようなものに思える。その実体は、もはや我々日本人には「理解不能なレベル」になってきています。今やアメリカは、「リベラル派という極左」に乗っ取られてしまいました。言論の自由もない、行動の自由もない、独裁国家(共産主義)は目前に迫っている
ある著書によると、左派・共産党の手法には子供や家族をバラバラに破壊して、国家が管理することが共産主義のイデオロギー策動らしい。まさに、その策動の術中に国家・国民がはまっているのではなかろうか。

参考文献・参考資料

選択的夫婦別姓の扉 「海外経由」で開けるか: 日本経済新聞 (nikkei.com)

加地伸行著 『マスコミ偽善者列伝 建て前を言いつのる人々』飛鳥新社 2018.10.1 第6刷発行

政治講座v135「日本では明治から苗字は「姓」(血族)ではなく「氏」(家族)である。」|tsukasa_tamura|note

政治講座v120「マスコミ報道の不勉強さを指摘する。「姓」と「氏」の違いも分からない有様。|tsukasa_tamura|note

政治講座v84「不勉強な報道記者と大学教授の肩書に見合わない知識の狭さ」|tsukasa_tamura|note

政治講座ⅴ44「個人の『権利濫用』と公共の『我儘』」副題 夫婦別氏を巡って儒教思想に祖先返りか?差別主義化か?|tsukasa_tamura|note

やさしい法律講座v43「判例研究:令和2年(ク)第102号 令和3年6月23日 大法廷決定(夫婦同氏)」|tsukasa_tamura|note

政治講座v138「いただきますの意味」は「お命頂戴!」である。|tsukasa_tamura|note

ポリティカル・コレクトネス - Wikipedia

もはや笑うしかないアメリカのポリティカルコレクトネス!何が自由の国アメリカだ! | 独学英語のココロ (eigokoro.com)

ポリティカル・コレクトネスとは?社会や企業に与える影響を解説 | 識学総研 (shikigaku.jp)

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