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【cinema】エブリバディウォンツサム‼︎ 世界はボクらの手の中に

それを目当てに行ったけれど、こんなに「ザ・80年代讃歌」な映画とは思わなかった。私の親世代の方々は見たら懐かしくなるんだろうなと。いや、アメリカ人しか理解できんところも多々あったな。

そもそも、邦題は原題をカタカナそのままで表記してますが、映画館でチケット買う時、めちゃ恥ずかしい。もう何て発音していいかわからんくて、「Everybody wants some オネガイシマス」とか外国人が片言の日本語喋るみたいな口調になってしもた。

それはさておき。

これは、野球推薦で大学に入る主人公ジェイクを中心に、彼が大学野球部のドミトリーに越して来てから新学期が始まるまでの3日間と半日のドタバタを描いた物語です。

こんなに皆ハメ外すもんなの? ワタシ、マジメな何の変哲もない学生だったので、わっかりませぇん、と言うくらいハチャメチャ。3日間、パーティー三昧、セックス三昧、ダンス三昧、ハッパ三昧。いいのかよ。

野球部のメンバーもそれぞれ個性的で、先輩後輩はありながらも、年齢関係なく渡り合えるあの感じは、アメリカだなぁと思う。適度にスポ根映画で、暑苦しいけど、爽やかさもあるっていうか、清々しさを感じる。バカばっかり言ってて、ストーリーあるの?って感じだけど、皆みんなそんな青春を送ってきた。私だって、立場や境遇は違えど、あの頃って、くだらないこと言っては、ウケたり、笑い合ったり、楽しかったよなーと思い返してみたり。

ところで。

俺たち全米大学野球屈指の最強軍団だぜ!俺たちにはイケてる未来が待ってるゼ!俺らは野球っていう一つのことに専念できる大学生活が待ってるけど、そうじゃないヤツらは一体何して過ごすんだ?

というようなセリフを吐いてるパイセンがいました。それ、そのままアンタに疑問として返すセリフだぜ!と思ったね。野球オンリーのキャンパスライフを過ごすって凄いことだけど、ある種キケンだよ?と。そんな特殊な能力を持ち合わせないから考えてしまう論理かもしれないけれども。そんな中、主人公のジェイクはわりと中立的な思考の持ち主で、ただの野球バカではない感じがして、それは女性に対する接し方にも表れていて、好ましかったです。でも四角四面ではない感じ。うん、何事もバランスが肝心だ。

アレ、わりとこの映画について語れている。単なるおバカ映画ではない、けど自分たちが最強で何にも怖いものナシに思えるあの時代のキラッキラの青春を描いた映画。

好みは分かれるかもしれないけれど、80年代音楽にどっぷり浸かれて、ウェーイってなれる話でした!あと、仲間ってイイネ!と思えること間違いナシ!青春バンザイ‼︎

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