不安障害と鬱のこと

こんばんは。
今日はやたらと調子が悪くて、調子が悪いうちに調子が悪いことを書かねばと思って、下書きを引っ張り出してきました。例によって全文読めます。

薬を飲み始めてかなり緩和したものの、通院のたびに薬の量など調整するものだから、それが良い方向にいったりなんか合わなくなったり、ただ自分のタイミングのせいだったり、色々あります。
今は自分と仕事のタイミングに抗うつ薬を減らしたことが打撃なのかなと思ったりしている。むずかしい。帰宅してからずっと泣きたい気持ちでじりじりしています。
でも、だから書く。

この記事が、わたしのように「性格だから仕方ないんだ」と耐えている人の背中を押せたら嬉しいです。

性質について

まず外せないのがこれ。
わたしは根暗でしかもHSPです。HSPとはHighly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)、つまり周囲の刺激に超過度に過敏パーソンのことです。
よく気づく繊細な人なんて書かれてることもありますが、少なくともわたしは無闇に周囲が気になりすぎて無闇に疲弊するだけのパーソンです。気遣いのできる細やかなタイプではない。
特に気になるのが人間の存在と声で、そこに人がいるだけで気配が気になってしまってつらい。無関係な会話を聞き流すこともできず、他人の機嫌にビクビクし、大きい声は笑い声でも怖い。
全方位索敵状態で日々を過ごしています。これは持って生まれた性質なので、薬を飲んでいても大して変わりありません。

そんなんなので安心安定して社会人できるわけもなく、しかもここに「根暗だからダメなんだ、朗らかな人であらねば」という無理のある巨大な猫をかぶってしまったものだから、何かしら確実に削れていたんですね。


不安障害と鬱

で、こうなるわけです。雑。
ふたつの病気はなだらかに繋がっている感じで、こういうのが不安障害、これは鬱、と説明できないのですが、主だった症状は以下のようなものです。

【精神症状】
・不眠
・重油が絡んだように思考が鈍い
・記憶力の低下
・理由の分からない日々の不安、恐怖感
・人、社会、将来への強い恐怖感、拒絶感
・自由な時間や休日に何をしていいか分からない
・些細な行動を決断できない(お風呂に入るかどうか、など)
・消えたい、虚無感
・急に過去を思い出して叫びたくなる
・文字が上手く読めない
・趣味が何ひとつできない、やろうと思えない、楽しくない
・常に脳内がうるさく、飽和している
・泣きそうなほど会社に行きたくない、人に会いたくない

【肉体症状】
・異常なほどの疲労
・強い虚脱感
・喉が詰まって苦しい
・動悸、息切れ
・ごはんを食べたくない

こういう症状が表れて徐々に悪化していきましたが、およそ6年ほど耐えました。
よく考えなくても耐えすぎです。
過度に過敏なパーソンだから仕方ない、きっとこういうのを適応障害とかいうんだ、と思いながら耐えていましたが、病院で素直に全部伝えてみたら普通に病名がつきました。
お薬がたくさん出ていますが、どれもよく効いてくれていて、今は上記の症状のかなりの部分が緩和されています。特に寝つきが良くなったのが最高に嬉しい。前も書いたかもしれないけどまた書きます。嬉しいので。
ベッドに入るとき、「明日が怖い、寝たくない」とあまり思わなくなったのです。こんなに楽なことはない。
いえ、今はちょっと調子悪いんですけどね。泣きそうになりながら書いてるんですけど、たぶん薬減らしたのと面談が近いからだと思う。

思えば「食事する行為に飽きる」という悪癖は、耐えている時期にじわじわ始まってきたような気がします。少なくとも数年前にはなかった。


自分でやっていたこと

耐えていた6年間、自分でも色々と頑張ってはいました。
市販の睡眠改善薬を飲んだり、内科で睡眠導入剤をもらったり。楽しいことをしようと必死になって遊んでみたり、買い物をしたり。逆に引きこもってみたりとか。
一番よくやっていたのがセルフカウンセリングでした。
なんか格好いいように名付けていますが、頭の中に話す役の人と聞く役の人を用意して、自分の悩みや苦しみを他人に語るように説明し、それに対して「そうかそうか」と相槌を打って自分を慰めるという手法です。
歩いているときや寝る前にやっていました。あ、でも寝る前にやると感情が渦巻いて寝つけなくなる可能性が高いので、散歩しながらとかがいいと思います。ある程度はすっきりするし、短期的なやり方としてはそう悪いものではなかったかと。
問題なのは、この手法が上達するあまり6年も耐えられてしまったということかもしれないです。「つかささんはセルフカウンセリング上手すぎるんですよ…」と後輩に言われたことを思い出しました。

その挙句、休日、藁を掴むような思いでスマホを握りしめたままうずくまって、震える呼吸をしながら丸一日わけの分からない恐怖と焦燥に耐えて過ごすような事態になったので、皆さんはちゃんと病院に行ってください。


病院

よく言われまずが、病院はガチャです
急にソシャゲで例えますがガチャです。いわゆる屋台のくじ引き。
幸いにしてわたしは会社が紹介していた病院がR〜SRくらいのところだったので、ガチャを回したのは1回でした。
周囲には病院ガチャでドブって悪化したり、通うのをやめた人もいます。
内科や外科なんかとは比べ物にならないほど、メンタル系の先生は良し悪し、合う合わないが激しいですよね。勇気を出して有休も取ってせっかく病院に行けたのに、そこがドブだったらそりゃあ心も折れるでしょう。

でもできれば、ガチャは引き続けてほしいです。ゆっくりで、ゆっくりでいいので。
SSRでなくても、SRか、せめて普通に通えるところはきっとあります。病院の雰囲気は受付の人の態度や電話の応対で分かったりしますので、予約の電話で柔らかい口調で話してくれた病院を選んでみるのもいいんじゃないかなと。思います。
責任はとれませんが、参考まで。
わたしが通っているところは、予約の電話で頭真っ白であわあわするわたしを、ゆっくり待ってくれました。


まとめ

6年も耐えるな。
病院に行こう。

以上です。
皆さんが良いメンタルライフを送れることを祈って。


なお、ぐしゃぐしゃメンタルのころ(でもたぶん、これも素の自分)に書いた記事は遡るとたくさん読めます。

これを書いている今は結構この記事みたいな気持ちですが、死ぬほど苦手な年度明け面談が終われば楽になるのか、それとも病院に電話して助けを求める羽目になるのかは微妙なところ。
どうしようもなかったら助けを求めていい場所がある、というだけでも、良かったと思います。

薬飲まなくても元気に生きられる人になりたい。

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