見出し画像

#31 楽器経験者全員集合❗️オーケストラ楽器別人間学という名のタイプ論



こんばんは🌙

元ブラスバンド部のサラリーマンINFJです😎

INFJの皆さんは、MBTIや16Personalities、他の性格診断テスト、心理テストなど、自分の性格などを知ったり、人間の本質みたいな部分が透けて見える事柄に興味をお持ちではないかと察します。

そこで今回は、私の趣味である音楽や吹奏楽にまつわる考察(と本の紹介)です。

「え、性格診断の話と音楽って、関係なくね?」

そうです!笑

でも、読んでいただくとその関係がお分かりになるかと思います!特に、マイノリティな楽器経験者の方々とぜひ、あるあるを語りたいです🔥


【小話】古本市で発見したすごい本


私の趣味の二代巨頭「音楽」に並ぶものとして、「読書」がありますが、この延長線上に、

古本屋・古本市での宝探し

というものがあります
(読書好きな方々には分かっていただけるはず)。

今回の記事は、その古本市で発見した"お宝"からインスピレーションを得たものです。

「読書」という趣味は、全ての事柄や考察をする上で、ブーストとなる可能性を秘めていますよね!(だから好きなのかも!)

しかも、この本には「MBTI的なタイプ論要素が含まれているのではないか?」と感じたのです!
(ここで冒頭の疑問は回収されたでしょう!)

というわりに、買ったのは4年ぐらい前(当然MBTIなんて知らない時期)でして、その時はただのエッセイとしてパラパラ読みしただけでした。笑

ふと、思い出して、久しぶりに読んでみたところ、なんか、この著者の洞察力に恐ろしさを感じたんですよ!(こういった点で、"紙の本を実際に買う"という行為に、大いなる意味があると感じています。)

いやぁしかし、INFJの「過去の記憶と現在を結びつける能力」って凄いかもしれませんね!(本当は仕事に役立ってほしいんですけど、こういう所にしか発揮できないからモヤモヤするのかな!笑)



オーケストラ楽器別人間学とは


これです!タイトルどおり!

装丁がスマブラのネスに似てると思ったら、
なんと「MOTHER」のキャラデザの人だった!
※南 伸坊さんという方!
※こちらが決定版なのですが、
これは読んでおりません!ごめんなさい!
しっかし、トランプにそっくり…


著者、茂木大輔さんについては、裏表紙にこう書いてあります。

茂木大輔
1959年、東京生まれ。国立音楽大学(器楽学科オーボエ専攻)卒業後、ミュンヘン国立音楽大学大学院に留学。85年に卒業後、同大学の講師を務めるほか、ソリストや客演首席演奏者としてヨーロッパの有名オーケストラと共演など活躍を続ける。87年よりシュトゥットガルト・フィルハーモニーの第一オーボエ奏者として世界中を回る。90年に帰国、NHK交響楽団の首席オーボエ奏者として現在にいたる。(後略)

オーケストラ楽器別人間学/茂木大輔

※私の手元にあるのは「1996年6月5日第5刷発行」の古本なので、調べたところ、現在、N響のHPには掲載されていませんでした。


それにしても、凄い人ですね!

さらに、表表紙にはこう書かれています。

どんな楽器がどんな性格を生み、いかなる人がいかなる楽器を選ぶのか。NHK交響楽団首席オーボエ奏者、茂木大輔氏の、画期的な楽器別人格形成論。

はじけるユーモア、鋭い視点、現役奏者ならではの、リアリティあふれる分析。行間から浮かびあがる、オーケストラとその奏者たちの本質。新しい音楽人類学と呼べるものが、ここにある。

楽器を、音楽を愛する人、これから目指す人、必読の書。

同上


ここまで書かれると、読むしかないですよね。笑

やっぱり、本を作っている人の文章って「読ませる何か」が凄いです。こういう文章が書けたら、noteを作るのも、それを読んでもらうのも、凄く楽しいんでしょうね!


さて…


著者が長年、実際にオーケストラや音楽業界に身を置いて経験された中から導き出された、ある種、かなり感覚的なものですが、大変面白い考察が描かれていました!

序論では、こう結ばれています。

この本は、たいていのオーケストラ・プレイヤーならば漠然と気がついている、そうした「楽器と人間との不思議な関連性」を、筆者なりの考えかたで、さまざまな角度から徹底的に研究考察して、一般の方にもわかりやすいかたちで説明を試みたものである。

同上


楽器と人間との不思議な関連性

気になります!


【余談】ブラスバンド楽器別人間学(?)


本題に入る前に…

私はオーケストラ経験はありませんが、中学高校の6年間に吹奏楽を経験しております。
(チューバ専攻!)


経験者あるあるかもしれませんが、吹奏楽の世界にも、似たような考察が流行っておりまして、私の身勝手な人間学もご紹介しておきましょう!ちなみに、私の学生時代は、ブラスバンド部って男子が極端に少なかったんですよ!なので、基本的には私から女子部員を見たところの考察みたいな感じです!


※あくまでも私の地域の話であり、完全なる独断と偏見ですが、悪気は一切ありません。異論はお気軽にコメント欄にてお願いします!笑


・ピッコロはスレンダー美人が多い。

・フルートは気が強くて、家が金持ち。

・オーボエはカワイイ。苦労人が多い。

・ファゴットもカワイイ。苦労人が多い。

・ソプラノサックスにデブはいない。

・アルトサックス(男)はキザでナルシスト。

・アルトサックス(女)はなんかエロい。

・テナーサックスは職人気質。

・バリトンサックスは独特の雰囲気の持ち主。

・クラリネットは真面目。彼氏持ち多い。

・トランペット(男)はお調子者。

・トランペット(女)はカワイイ人多い。

・ホルンはただただカワイイ。

・トロンボーンは意外と引っ込み思案。

・バストロは根がいい奴。

・ユーフォは家が裕福で、オタク気質。

・チューバ(初心者)はコミュ障。

・チューバ(上級者)は女たらし。

・打楽器は人たらし。指揮者をやりたがる。

・顧問(男)は女子生徒にだけ甘い。

・顧問(女)は音大出身者ならマジで怖い。

・保護者が合宿で作るカレーは美味い。

・保護者は楽器経験者が多い気がする。


どうでしょう。
完全に偏見…でしたか!?笑

本当はもっといろいろあるし、細かく書きたいけど、あえて端的に表現してみました!この方がキャッチーで、分かりやすかろうもん🙌

ちなみに私は、オーボエのようなダブルリード楽器の音が好きなのです。


音がキューーーーンって感じで、


心がクーーーーーンとトキメクのです。


そう。

まるで音叉を鳴らしたときのように。



※ダブルリード楽器とは、吹き口部分の木(リード)が2枚重ねの楽器。サックスやクラリネットは1枚なのだ。だからリード楽器と呼ぶ。


ダブルリード楽器は鳴らすのも、管理するのも大変なのです。そのあたりが、奏者の顔に滲み出ているような気がする。女の子が真っ赤な顔で吹く姿も好き。オーケストラがチューニングするときは大概、オーボエから吹いてるはずですので、ぜひ気にして聴いてください😊

コンサートが始まる前にオーボエからスタートしてA(アーと読みます)の音が重なっていく感じが、たまらなく愛おしいのですっ!!

(高確率で、禿げたおじさんが吹いています笑)。


それでは早速、
本家本元へヒューイゴゥ\(^ω^)/


チューバ?なにそれ、でかいやつ?

いや、もうね、書く前からアレなんですけど、私はチューバが大大大大好きなんですよ!

皆さんの中には、チューバって何?って人もいると思います。

ご安心ください。世の中の99%の人は知りません!所詮、知っていたとしても、

「でかいやつでしょ?」
「なんか低い音のやつでしょ?」
「マーチングで肩に担いでるやつでしょ?」
「甲子園の応援でよく見る白いカタツムリみたいなやつでしょ?」

せいぜい、ここまでです!

※ちなみに…野球応援で使用される白い楽器は「スーザフォン」であり、チューバではありません。音域や奏法が同じため基本はチューバ吹きが担当します。説明しやすいので、よく例えに使いますが。

なので、ここから先を読んでいただいて、「にわかチューバ知ってます勢」にマウントとれるようになりましょう!笑


ほんのちょっとだけ説明させてください。


私がまだ若い頃(20年以上前)、

Yahoo‼︎で「チューバ」って検索したら、


「チューバッカではありませんか?」


って出てたんですよ。


変な推測すな!誰がスターウォーズやねん!


って、世の中のチューバ吹きは全員思ってたはずですマジで。検索エンジンに不信感持ってました!

これ、めっちゃ有名なチューバあるあるです。
(って誰もしらねぇか!笑)


スマホが出始めた頃は、

「チューバ オススメ」で検索すると、


「私が好きなオススメのYouTuber」


こんなのばっかりヒットしてました!笑


おい!チューバ出てこいっ!
おれはメーカー別のスペックが知りたかったんだ!ユーチューバーは別に出てこんでええっ!


これが、現代版チューバあるあるです。


今となっては、ブログやSNSの普及により、チューバの記事がたくさんヒットするようになりましたね!まぁほとんどの人が見ることはないでしょうけどね…定期的に調べるのは、私ぐらいかな?


チューバの音色

さて、ネットで検索してもダメなので、この本の中でとても丁寧に解説されている文章を見つけました。耳をすまして、音を想像しながら、ご覧ください!

あたかも地面が鳴動するかのような、オーケストラの低音域をゆるがす、きわめて力強い音色は、奏者に強い確信と、求心的な傾向をもたらす。

同上


"求心的な傾向"って…内面に深く深く沈み込んでいくような感覚、あります!著者の洞察力がすごい!早くもタイプ論的な話が見え隠れしてきました!



巨大な空気柱の振動を一瞬にしてスタートさせる超自然的な力を有しており、こうした力を操る奏者には、どこか神がかり的超越性がそなわる。

同上


いやいや、褒めちぎられてます。
まぁ、その通りすぎて驚いてます。
私も神がかってるかもしれません。嘘です。
ハゲかかってるだけです。笑


高音域はどこまでも甘く柔らかであり、日ごろ低音の充実において男性的性格を全面に押し出している奏者に、きわめてロマンティックな一面を隠し持たせる。

同上


"隠し持たせる"っていうところが、なんとも官能的ですよねっ!笑

とりあえず、こんな感じの音色を目指して練習していたのです!言語化してくれてありがとう!


🎺聴いてみて!これがチューバの音だっ!


あなたもそろそろ、どんな音か気になってきたでしょう!?😎😎😎

ね!そうでしょう!?😊😊😊


ではでは🔥🔥🔥


チューバ界において世界一有名な曲、ヴォーン・ウィリアムズ作曲の「チューバ協奏曲」をぜひ爆音でお聞きください。先程の説明文がいかに的確だったか、衝撃を受けること間違いなしです!!どうか!スマホの最大音量でイヤホン推奨です♫

(しゃべりからスタートするので、1:30から見ていただくとすぐ始まります。オススメは4:25〜チューバソロです‼️)


どうでしたか!?

低音ってココロオドルでしょ?
アンコールわかすダンス③レディゴーでしょ?
最新型のバズーカみたいなフォルムでしょ!?
カッコいくないですか?????

しっかし、この人、マジでうますぐる!!
初めて聴いた時は、涙がでました!リアルに!
倍音が鳴りまくりです!やばすぎ!

倍音って何⁉️というあなたには、こちらをオススメします!


チューバの演奏感覚

このnoteを見ていただいている方は、チューバを吹いたことない人が圧倒的だと思います。

そんな方には、こちらを読んでいただければ、どんな吹奏感か一瞬で分かります!


※ちなみに、読み方はチューバ派とテューバ派とバス派の3つに分かれますが、私はチューバ派です。


テューバは演奏において最大の苦痛をともなう楽器である。

同上


え?なんだって?笑


楽器の重量、必要な空気の量、高い圧力、唇の大きな振動による顔面のしびれ、ピストン操作時に指にかかる負担など、すべてがほかの楽器にくらべて大きい。

同上


顔面のしびれ…あぁ💡

だから僕は奥歯を4本も抜くことになったのか!

(ただの虫歯だよっ!)


しかも、こうした苦痛に耐えてつくりだされる音のほとんどは、それ自体として聴衆に認識され評価されるということがない。

同上


ガビーーーーーーーン(;´д`)


まぁ、こんな感じです。笑

たしかに、私の持っている中古のチューバも、重さ10kg以上ありますし、息が吸い取られていく感じで、寿命が縮まる想いで吹いてきました。笑


⭐️タイプ論キターー!チューバ吹きはINFJ?

さぁみなさんお待ちかね!

ここからは、タイプ論を感じる説明になっていきます!著者の洞察が冴え渡っていますよ!

こうしたことは、奏者に自己の作業について正当な第三者からの評価がなくとも、あくまでも丹念に取り組みつづけるという地味で、いわば農業的な観念を植えつける。発音そのものが肉体にもたらす充実感も、そうした傾向を助長する。

同上


おぉ、なんだか真面目にコツコツやってる感じ、INFJっぽい感じがしてきましたね!


性格面では内向的であり、一方でこうした日陰者の存在であることにたいする鬱積から、虚飾や表層的欺瞞にたいし、強い反発を抱いていることが多い。

同上


おいおいおい、この人はユングですか?笑
これ、約30年前の本ですよ!やばくない?

さぁさぁ、続きが気になりますでしょ?

このまま「合奏機能」の説明に移ります。


仕事のほとんどが低音の支えであることは当然としても、テューバの場合には「低音の支えの支え」とでもいうべき、音色、音量の面で不足しがちな低音楽器全体を補強するという役割が最も期待されている。オーケストラのなかで最も間接的な機能といえる。

同上


カッコいいんだか、かわいそうなんだかはともかく、あれだけ苦痛なのに、役割が目立たなさすぎるところが、自己犠牲を厭わないINFJっぽいです。ひとりはみんなのために!みたいな?笑


この事実はしかし、奏者にその巨大な力をすべて社会の底辺を支えるために用いるということへの、強い誇りと自覚をもたらし、ひいては社会意識と正義感にみちた人格をつくりだす。

同上


もしかしたら私は、チューバによって、後天的にINFJになった珍しいケースかもしれません。笑


その出番の少なさは、トロンボーンの場合とおなじく、奏者にある種の諦観、虚無感を植えつけるとともに、ひとたび演奏参加となった場合は、強い責任感、充実感をあたえる。

同上


もう、トロンボーンの人まで道連れにして。笑

私はストレングスファインダーのトップ5の資質に「責任感」がありますが、これはチューバのおかげなのか!?


このことは、当人にとって、ひとつひとつの音、仕事の有する意味がほかの楽器にくらべ、はるかに大きいということであり、性格的には誠意ある人物像をつくりだす。

同上


あぁ!キレイな締めくくり!
私が"誠意ある人物"だと知ってもらえてよかったです。笑


まとめ 楽器経験者はハマるかも

いかがだったでしょうか?

オーケストラ楽器別人間学ってオモロイ!
自己分析ができたし、私はすごく好きでした!

本当は全部の楽器について書きたかったんですが、あんまり引用しまくると、著作権的な問題にひっかかったり、著者さんに迷惑がかかると思いまして、できませんでした。

微力ながら、誰かがこの記事を読んで、新たに本を買ってくれたら、著者さんに貢献できたかなー?と思っております!

気になった方は、ポチってみてください!

こんな長文で暑苦しい文章にお付き合いいただき、まことにありがとうございました‼️

この記事を読んで、昔懐かしい思い出や吹奏楽あるあるを語りたくなったら、お気軽にコメントください!待ってます( ´_ゝ`)bシェーイ

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?