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グローバルで不統一なステーブルコイン規制、対応に現れるテザーとサークルの違い

みなさんこんにちは、
グラフィックデザイナーのウエマツです。



今回は、コチラの記事の紹介をしていきたいと思います。

記事の大まかな内容は、

伝統的金融の暗号資産市場への進出により、ステーブルコイン発行者のTetherとCircleは異なる反応を示しています。
Circleは国際的なルールの整合性を求め、Tetherは犯罪対策の遅れに不満を抱いています。Tetherはアメリカ市場からは距離を置きつつ、新興国市場に注目。
Circleは、より厳格な規制の下での運営を模索しています。

↑このような感じ。
ここから記事の本文から、ポイントを絞って紹介と、まとめをしていきたいと思います。


対応に現れるテザーとサークルの違い


  • TradFi(伝統的金融)が暗号資産に押し寄せ、国際的な規制の違いが出てきたことで、Tether(テザー)やCircle(サークル)などのステーブルコイン発行者は対照的な反応を示している。

  • サークルは、アメリカの政治家の不作為を非難し、国家間の暗号資産ルールの整合性を高めることを望んでいる。

  • 発展途上国に重点を置くテザーは、暗号資産に関わる犯罪に関して法執行機関の動きが遅いことに不満を抱いているようだ。


これまでのところ、2つの暗号資産大手は異なる道を歩んでいる。

自らをコンプライアンス・フレンドリーな選択肢と位置付けるCircleは、グローバルな協調を求める多くの規制当局の声に同調している。
一方、Tetherは、特に犯罪との戦いに関して、各国の違いに柔軟に対応できる実践的で反応的なアプローチを採用している。


このようにTetherとCircleでは違うスタンスをとっています。
ここから両者のスタンスから考えられるメリットデメリットをあげてみたいと思います。


Tether

メリット:

  1. 柔軟性と適応性: Tetherは国際的な市場の違いに柔軟に対応しており、特に規制が厳格ではない新興国市場に注目しています。これにより、広範な市場アクセスと成長機会を享受しています。

  2. 実践的アプローチ: 犯罪との戦いにおいて、即座に対応する能力があり、法執行機関との直接的な協力によって迅速な対応が可能です。

デメリット:

  1. 規制リスク: 米国市場を避けることで、世界最大の金融市場からの機会を逃しています。また、規制の未整備な市場での運用は、将来的に規制環境が変化した際にリスクを抱える可能性があります。

  2. 信頼性の問題: 独自のスタンスが、一部の投資家や利用者からの信頼を損なう可能性があります。特に過去の不透明な運営が問題視されることもあります。


Circle

メリット:

  1. コンプライアンスの重視: コンプライアンスを最優先とすることで、より安全で信頼性の高いサービスを提供しています。これにより、規制が厳しい市場での競争力が向上します。

  2. グローバルな協調: 国際的な規制の整合性を求めることで、国際的な事業展開がスムーズに進む可能性があります。これにより、業界全体の標準化を推進することができます。

デメリット:

  1. 政治的な障壁: アメリカの政策の不作為を批判することで、政府との関係が悪化するリスクがあります。これにより、事業運営において不利な立場に置かれる可能性があります。

  2. 市場反応の遅れ: 法規制の強化を待つことで、市場の変化に即座に対応できない可能性があります。これは特に迅速な対応が求められる暗号資産市場では大きなデメリットとなるでしょう。


ここから考えられるユーザーとして期待できること、それと注意すべき点などを考えてみたいと思います。


ユーザーとして期待できること


  1. 高いセキュリティと透明性: TetherとCircleは、ブロックチェーン技術を活用しているため、トランザクションのセキュリティと透明性が高まります。特にCircleは、規制遵守を重視しているため、法的な安全性も期待できます。

  2. 国際的なサービスの拡張: Circleがグローバルな規制の整合性を目指していることから、国際的にも使いやすいステーブルコインの提供が期待されます。これにより、国境を越えた取引が容易になります。

  3. イノベーションの促進: 両社ともに技術革新を推進しており、特にTetherは新興市場での可能性を探求しています。これにより、新しい金融商品やサービスが登場する可能性があります。


注意するべき点


  1. 規制の変化に対するリスク: 暗号資産は依然として変動の大きい市場であり、特にTetherのように規制が確立されていない市場で活動する企業は、政策の変更による影響を受けやすいです。規制の変更がビジネスモデルに大きな影響を与える可能性があります。

  2. 市場の不安定性: ステーブルコインは通常、安定した価値を保つよう設計されていますが、背後にある管理や資産のサポートに問題がある場合、価値が急激に変動するリスクがあります。過去には、一部のステーブルコインが大きな問題に直面した例もあります。

  3. プライバシーへの懸念: 特にTetherは、ユーザーの情報を保護するための独自のプラクティスを持っていますが、ステーブルコインの発行者がユーザー情報をどのように取り扱っているかについては、透明性が不足している場合があります。プライバシーポリシーを十分に理解し、どのような情報が共有されているのかを把握することが重要です。


おわり


以上が今回の記事のまとめになります。
今回は、記事の内容をそのまま紹介するというより、ポイントと思えるところをまとめてメリットデメリットという形でまとめてみました。

暗号資産とステーブルコインを利用する際には、これらの期待とリスクを理解し、自身の投資や利用について慎重に判断することが必要です。

また、規制や市場の変動に敏感であることが求められるので、しっかりと勉強を続けていきたいと思います。


以上、ウエマツでした〜


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