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「あたしとママのファイトな日常/山本幸久」を読んで感じたこと
ものすごーく気持ちの良い作品でした。
やっぱり山本さん、好きだわぁー。
ムカつくいじめっ子の公平を一発殴ってやりたいという気持ちでボクシングを始めだ小学校4年生の風花、そして、職場の後輩にイラつく日々を送りつつ洋裁店で働いている母親の陽菜子、この二人の目線で交互に語られる物語でした。
ボクシングを通じて知り合った人達、ボクシングを始めたことでの出来事、ジムでの練習や自宅での自主練や試合などボク
「ポイズンドーター・ホーリーマザー/湊かなえ」を読んで感じたこと
・マイディアレスト
・ベストフレンド
・罪深き女
・優しい人
・ポイズンドーター
・ホーリーマザー
6遍の短編集です。
母と娘、妹と姉、仕事上のライバル、同級生と、どれもこれも女同士のイヤミスです。
同じ事柄でもそれぞれの見方、捉え方でガラッと風景が変わるもの。
何が正しいのか?正しさは人の数ある。
読み終わった後のザラっとした感じ、ずっしりと重い気分になるんだけど、湊かなえさんを読んだなぁ〜
「母という呪縛 娘という牢獄/齊藤彩」を読んで感じたこと
2018年3月に発覚した「医学部9浪母親バラバラ殺害事件」を覚えていますか?
滋賀県守山市の30代の看護学生が母親を殺害後に遺体を解体して遺棄した殺人事件です。
本書は、著者がこの事件を起こした女性を公判中は接見を続け、服役してからも文通を重ね、詳細な取材から書かれたノンフィクションの渾身のルポタージュです。
彼女が母親を殺害した理由は、医者になるよう強要する母親から9年間も医学部受験を強いら