子供も大人も働く車にはテンションが上がる
救急車をタクシー代わりに使ったり、搬送中の救急車の中で動画を回したりしてる不届者がいるらしい。
救急車に乗りたいとは思わないが、サイレンを鳴らして走ってる救急車を見ると、おっ!とはなる。
パトカーや消防車も同じである。
人類皆そうなのか、私に似たのかは定かではないが、2歳の我が子も緊急車両にテンションが上がる。
救急車を見ると、
「きゅーきゅー」
消防車を見ると、
「しょーぼー」
のような具合である。
パトカーもなぜか、
「しょーぼー」
なのが不思議ではあるのだが。
先日も、子とコンビニに寄った際、駐車場で、
「しょーぼー!しょーぼー!」
とテンションが上がっていた。
しかし、そのコンビニの駐車場には消防車はなく、パトカーの姿もなかった。
代わりにあったのは真っ赤なクレーン車であった。
消火活動ができないところ以外は消防車とほぼ変わりなかった。
「あれは、クレーン車やで」
って言ったのだが、
「しょーぼー」
と聞く耳を持ってはくれなかった。
緊急車両もテンション上がるけど、実際大人でも働く車はテンション上がるよなと思った。
それから、ダンプカーやミキサー車、ショベルカーなどの働く車を見かけると、声をかけるようにしていたのだが、全く反応はなかった。
だがある日、また「しょーぼー!しょーぼー!」とテンション高めで声を出している時があった。
その車は明らかに軽トラで、少なくとも緊急車両ではなかった。
関西人ならわかるのか、私の住んでいる京都近辺の人にしか分からないのかは定かではないのだが、古紙回収の赤い軽トラであった。
あー、これはさすがに違うで、と思ったのだが、
これも立派な働く車だと思い直し、
「古紙回収の車。古紙回収」
と子に何回か言い、口の動きも見せて、古紙回収車の存在を認識してもらおうと思った。
子供の理解力はすごいもので、すぐに「こしかいしゅー」と言うようになった。
ただ、この記憶力もすごいもので、プリウスだろうが、BMWであろうが、消防車であろうが、
「こしかいしゅー」と言うようになってしまった。
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