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【読書記録】『岸田ビジョン 分断から協調へ (講談社+α新書)』

▼岸田氏が首相に就任した直後に、過去の著書の改訂版として出たのがこの本だ。▼前半で自身の基本的な政策を紹介し、後半では生い立ち等が語られる。自民党の政治家としてリベラル寄りの中道だと感じる。政策はあまり印象に残らない。▼宏池会、加藤の乱の話題で俄然話が面白くなった。▼岸田氏からは高慢さ加減や短気さ、陰険さが微塵も感じられない。これは、アメリカ暮らしの少年期に人種差別を受けた経験や受けた教育の質の良さ、親の人柄の良さに由来するものだと感じた。政策はともかく、品の良い人が首相に就いていることを喜びたく感じた。

岸田文雄著『岸田ビジョン 分断から協調へ (講談社+α新書)』

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