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アートとファッションの関係について考える

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最近の記事

虎ノ門ヒルズのSELECT by BAYCREW’Sにいってきた。

ずっと行きたかった虎ノ門ヒルズに行ってきた。 個人的には地下の信濃屋や福島屋のこだわりスーパーでのお買い物が楽しかったが、簡単なショップリサーチもしたので、シェアしたい。 若年富裕層に向けたセレクトショップ 「セレクト バイ ベイクルーズ(SELECT BY BAYCREW’S)」はワンフロア全体かセレクトの店舗で、エリアの中に自転車あり、ヴィンテージあり、アートあり、アイウェアあり、スニーカーあり、とライフスタイルに必要な全てのアイテムが揃う。 オシャレなセレブの自宅の

    • 「ビジネスパーソンのためのクリエイティブ入門/原野守弘著」をよんで。rdl#2

      大学で講義を担当しているが、授業をしていると学生の教えてもらって当たり前〜という超受け身な態度が散見され、心弱い教員の私は、そんな学生の姿をみるたびに心がバキバキと折れる。 勤め先の大学で、ベテランの先生の授業を見学しても、この話は自分には関係ありません、とばかりにスマホでインスタやゲームに勤しむ姿もみる。 わが身を振り返れば大学時代、自分も決して能動的な学生ではなかったが、美大という学校柄、否が応でも能動的にならねばならなかったのは、美大に進学して良かったことのひとつだ。

      • 卒制作品は全て価値の等価交換を:第17回ガラス教育機関合同作品展の感動

        都立美術館で開催していた第17回 ガラス教育機関合同作品展に行きました。 日本でガラスを専攻している学生さんや卒業生による展示で、クオリティも高くアート作品として欲しいな、と思う作品もありました。 作品から作者の方の想いが伝わり、胸が熱くなりました。 美大は作家やクリエイターを輩出する教育機関です。過去には芸大をはじめ、ムサビ、タマビ、金沢美大など卒業制作展を観に行きましたが、どれもレベルが高く、熱意と創意工夫が伝わる作品は、美術作品として感動します。 学生時代には感じま

        • 「クリエイティブの授業 STEAL LIKE AN ARTIST」をよんで

          クリエイションに取り掛かる前の準備体操の本 プールで泳ぐ時、身体のコンディションを整えるために準備体操をしますよね。お掃除ロボットで掃除するときには、床に置いてあるモノを片付けます。 クリエイションをする前にも準備体操が必要だ、ということをこの本を読んで気がつきました。 きっと勉強も音楽も、お料理も、良いパフォーマンスをするには準備体操が(言語化されていないだけで)不可欠なのでしょう。この本はそんな準備前の作業にやるべきこと、そのための心構えのことが書いてあります。パラパラ

        虎ノ門ヒルズのSELECT by BAYCREW’Sにいってきた。

          2人に1人が文化鑑賞しているけど、頻度はそこまで高くない話

          文化庁が3000人を対象に実施した『文化に関する世論調査の報告書(令和4年度調査/令和5年3月発行)』。文化庁が定期的に行なっている世論調査で令和元年からは毎年実施されています。 この調査が興味深かったので、自分の意見を書きます。 1年間で文化鑑賞をした人の割合は? 約半数の方が何かしらの文化鑑賞をしていることがわかります。 下記は報告書からの引用ですが、音楽系のイベントに参加する人が意外と少なくてびっくり。 音楽より美術鑑賞のほうが割合が多いとはおもいませんでした。推し

          2人に1人が文化鑑賞しているけど、頻度はそこまで高くない話

          子どもが名画コスプレできたり遊んだりできる施設が美術館にあったらいいのに

          美術館に幼少期のころから親しむ人は少ないのではないでしょうか。 幼児が楽しめる美術館の企画を勝手に考えてみました。 名画コスプレできたら楽しい もし美術館で名画コスプレできたら楽しいとおもいませんか! こんなんあったら楽しいだろうな、と思ってAIで作ってみました。 抽象画プレイルーム 美術館と聞いた瞬間から、身構えてしまう方、睡魔が襲ってくる方、わたしには関係ないわとスマホに視線を落とす方もいらっしゃるかもしれません。 こんな施設があったら美術館に併設されていたら、企

          子どもが名画コスプレできたり遊んだりできる施設が美術館にあったらいいのに

          自然と建築、アートが融合するルイジアナ美術館inデンマーク

          ルイジアナ美術館は、デンマークのコペンハーゲン近郊、フンメルバエクにある現代美術館。 私は2019年5月にこの美術館を訪れましたが自分にとっては楽園でした。 1958年に開館したこの美術館は、海に面した美しい自然環境の中に位置し、20世紀後半から21世紀の現代美術作品を中心に展示しています。 ルイジアナ美術館を訪問して感じたことは、美術作品よりも美術館の展示のあり方に感動することがある、ということでした。 ルイジアナ美術館の位置するデンマークのフンメルバエクは、エーレス

          自然と建築、アートが融合するルイジアナ美術館inデンマーク

          藍染というエンタメ

          徳島はすくも藍の日本一の生産地。 徳島での藍染の体験はエンタメだった。 物が沢山あると、何かを作ることに意味が見出せない。下手くそで不慣れな自分がつくる、非効率的なモノより、高品質なものが安価で手に入るから。 しかし、モノをつくることは楽しい。 身体を動かして作業するとき、時間をわすれ没頭する楽しさがある。 綺麗なものができると尚さら嬉しい。 短時間でそれが出来たら最高だ。 それらを満たすモノのが藍染だ。 徳島をベースにする染物集団、BUAISOのところに、アメリカのセレブ

          藍染というエンタメ

          大塚国際美術館の陶板名作絵画をみて悩み解消

          週末、徳島へ旅行に行ってきました。 徳島に行った最大の目的は大塚国際美術館へ行くことでした。 今回の1番の学びは、雄大な自然景観(うずしおを要する鳴門海峡)と広大な美術館の組み合わせの素晴らしさです。 都市部でみる美術館がいかに混雑しているか、鑑賞しずらいかがわかりました。 大塚国際美術館ではスカパラや、ビジュチューン(子ども向けテレビ番組)のライブの会場のにもなるようで絵画あり、音楽あり、学びありの総合的な館になっていることも印象的でした。 大塚国際美術館は、西洋美術史

          大塚国際美術館の陶板名作絵画をみて悩み解消

          これからの学びは実体験が重要

          もともと大学ではは美大のクラフト科におり染織を学んでいました。じつはひょんなことから会社員からファッション系の大学教員になり、ファッションについて学び直しをしています。ものづくり、また趣味の美術館めぐりについて考えたり、アウトプットをしたいとおもいnoteを始めました。 AIの趨勢が目覚ましい昨今、大学でもAIを授業に取り入れるか様々な議論が行われています。 まちづくりのプロフェッショナルである木下斉さんがvoicyでAIについて語られており、なるほどーと共感したのが「身

          これからの学びは実体験が重要