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クリエイティブ ワークショップ開催

ちょっとしたご縁で
白鵬女子高等学校、
メディアアート表現コースのみなさんに
クリエイティブの講義を、
調子に乗ってさせていただきました...


テーマは、キャラクター開発

高校生を対象とするワークショップで
キャラクター開発というと
たいていは簡単な擬人化や、
何か設定を決めてキャラを描いていただくなど
描くことをメインにした
実技の授業が基本かと思いますが

ここは、ワガママを通させていただき...
自分は、企画を中心とした活動であり、
言語化などの言葉の表現と
そのアウトプットを大切にしている活動でもあるので
今回参加いただいたみなさんには
少々慣れないキーワード出しから
体験していただきました。


言語化からはじめるキャラクター開発

個人的な手法ですが
全てのモノゴトは、
ひとつの個体で出来上がってるのでなく
多くの細胞的な要素、特徴、機能や構成、
色や香りや味や感触などの
ひとつひとつの個性が集まって骨格となり
その集合体が存在として成り立っている訳で、

ひとつのテーマを設定し
そこから連想されるキーワードを
思いつくままに、広く、深く、大量に書き出し
それらを重要度の高いものでグルーピングし
分類していくことで
ぼんやり見えていたキャラクターの
解像度が上がっていき
輪郭が見えてきたところで
それらの考えをスケッチとして書き出す。

そのスケッチも具体的ではなく、
まずはイメージを言語化したキーワードを
剪定していくための書き出しとして
思いつくままに、可能性があるものを
多く書き出す。

そこから、キーワードと比較して
キーワードとイメージが
一番密着度の高いスケッチを選択し
最終的な清書を行う。

分解し組み立てるメソッド

設定したテーマをもとに
頭の中にあるイメージを
すべて言語化し、一度バラバラに分解。
それらバラバラになった言葉を
自分のイメージに近い言葉をピックアップし
再度組み立て直すことで、
どこかから勝手に持ってきたイメージや言葉による
キャラクターの開発でなく、
そもそも、その存在自体が持っている
本質から抽出した要素でキャラクターを生み出す。
なので、軸がぶれずに、親和性があり
嘘のない、共感の生まれるキャラが生まれる。

そんな方法をレクチャーさせていただきました。

キャラクターデザインだけでなく、
全ての企画のベースとして使えるので
何かのお役に立てると嬉しいと感じています。

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