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太陽を直視できない人間の根暗なつぶやき

 ネガティブなことを言わない方がいいよという意見があります。Twitterでも、あまりネガティブなことをつぶやかない方がいいよと言われることがあります。人によって捉え方や意見はさまざまあるのでしょうが、わたしは前向きなことだけをつぶやく人間ではありません。むしろ、ネガティブなこともばしばしつぶやいているので、「鬱陶しいなあ」と感じている人もいるのではないかと思っています。

 ただ、人に対する恨み辛みや、世間に対する愚痴を書き連ねようとは思っていません。わたしがわたしの中で考えて、迷って、悩んでいることを、そのときどきの心のままに書いているイメージです。これでも、「書くまい」という線は一応引いているのです。(信じてもらえないかもしれませんが)

 ネガティブなことを書くことに対して、何も考えていないわけではありません。理由のひとつは、自分が抱えている問題や感情の言語化をしたいということ。もうひとつが、こんな人間だから、どうぞさらけ出してきてくれていいよという誰かに向けたサイン、です。

 前向きな人って、眩しいです。すごいなあと思う反面、そうしたところばかりを見ていると、弱さを抱えている自分が、なんだかとてもダメな存在に思えることがあります。自分の悩みなんてちっぽけで、誰かに言うのも憚られるくらいしようもないことなのではないかと思えてしまうことがあるのです。

 わたしは、どうやら前向きポジティブお気楽人間に見えるらしいです。確かに、それは実際にわたしの一面ではあります。

 友達の相談に乗ることが昔から多かったのですが、どうやらこの「前向きポジティブ悩みなんかなさそうでガシガシ強い心で進んでいくぜイエイ!」っていうタイプの人間には、言いづらいときがあるらしいのですよね。「理解されないだろう」「え、しょうもない」って思われるだろうと思ってしまうらしくて。

 でも、わたしは本当はそういう人間じゃないのです。むしろネガティブ寄りで、悩みを吐き出せないときのつらさを知っている人間なのです。そこで、自分の内面をぽろりと吐き出してみたところ、相手が安心して、怒濤の勢いで相談をしてくれたんですよね。一気に距離が縮まった気がして、うれしかったんです。

 仲良くなりたいなあと思う相手には、自分のことも開示した方が、より仲良くなれるものです。当たり前ですね。

 わたしはいろんな人に出会いたくて、いろんな人の話を聞きたいです。もちろん、だからと言って公の場に何でもかんでも開示しているわけではありません。かといってネガティブな自分を一切出さずにいると、仲良くなりたい人と仲良くなれるチャンスを潰してしまうのかもしれないと思っています。

「あの人にはこんな気持ちなんてわかってもらえないよね」と思われるのではなくて、「ああ、あんなに喋ってばかりで人に絡みまくっている人でも、こんな面があるんだなあ」と思ってもらえる方が、わたしはうれしい。だから、ネガティブな自分も出している……といったところで信じてもらえるかはわかりませんが。(苦笑)

 ただ、「前向きなところだけを出して生きていこう」と思えば、本当はわたしにもできるのですよ、ということで。(本当だよ!)

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