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SNKゲーム関連記事

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おもにSNKのゲームに関連する記事群です。
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記事一覧

【SNK】食材の見極め【SNK】

 ぼくが二次創作を書く場合、設定そのほかの情報が十二分に出ていて、ぼくがちゃんと把握できるキャラでないかぎり、それをメインに据えようとは思わない。  また唐突な自分語りどうした? といわれそうだが、誰で二次創作を書くかという意味でのキャラ選の話。  当然といえば当然だが、そのキャラのことをよく知らなければきちんと描くことはできない。たとえばパンダの絵を描こうと思った時に、 「……パンダの白と黒の塗り分けってどうだったっけ?」  みたいにうろ覚えだったらちゃんとしたものは描け

【SNK】みんな仲よく【SNK】

 今にして思うと、かつてのぼくはかなり頑迷だった。「唐突な自分語りどうした?」といわれそうだが、確かに自分語りである。ちょっと二次創作にも関係するような話。  かなりのおじさんとなったぼくだが、若い頃にはふつうにおたくで、TRC時代からコミックマーケットに参戦していた。もちろんその頃にはまだ格ゲーらしい格ゲーもNEOGEOも存在しなかったわけだが、とりあえずこの方面でのカップリングの意味は理解しているつもりである。  そしてやってきた90年代後半の格ゲー全盛期、NEOGEO

【SNK】イイネイヌ!【SNK】

 前回予告した通り(?)、今回は犬を中心としたSNKキャラのペット事情について。ちなみにイイネイヌとは、先日『ポケモンSV』に実装されたド畜生犬ポケモンです(ヘッダー画像参照)。  さて、犬といえばこの人! 人間凶器ことアンディ・ボガード! ……ではなく(アンディは犬嫌いなだけで犬が怖いわけではない)、まずはSNKの女性キャラとしては、もはやかなりの古参となった感のあるマリー・ライアンa.k.a.ブルー・マリーから。  ブルー・マリーが飼っている犬は、名前はアントニオ、通称

【SNK】鳥、鳥はどこ?【SNK】

 2023年11月11日は酉の日(いわゆる一の酉)。  ということで(何が?)、読んで字のごとく、SNK格ゲーキャラたちの鳥事情。鳥事情って何? っていう人は読まなくていいもん!  SNK、かつ鳥といえば、そう! みんなのヒーロー、グリ……は置いておいて、登場当時さまざまな社会現象を生み出したアイヌの巫女、ナコルルから触れなければなるまい。  ナコルルが連れているママハハは日本最大のタカとされているクマタカで、宝刀チチウシの守護鳥として、チチウシを所有するアイヌの戦士につ

【SNK】リョウと極限流【龍虎】

 Pixivからのお引越し記事、今回はリョウ、リョウ・サカザキ!  極限流空手の創始者タクマ・サカザキには、ゲーム中で確認できる直弟子が3人いる。リョウ・サカザキ、ロバート・ガルシア、ユリ・サカザキの3人である(マルコ・ロドリゲスはおそらくリョウの弟子)。  この3人の中で、「一番の天才は実はユリ」とよくいわれるのは、もともとスポーツが得意な少女だったとはいえ、本格的に空手の修行を始めてから奥義を会得するまで1年しかかからなかった、という公式ストーリーを背景にしたものであろ

【SNK】EVOJ2023【SNK】

 いまさらだが、EVO JAPAN2023の2日目におこなわれた『KOF XV』決勝トーナメント開始前に公開された、SNK関連の新情報のお話。発表があったのは4月1日だがウソではなかった。  キム先生の配信が4月4日に決定とか、Switch版をはぶいた『サムスピ』ロールバックコードうんぬんというのはまあ置いておいて、まずは『KOF XV』の話題、以前から登場自体は決定していたシルヴィの動画が公開された。  ぶっちゃけ、ぼくは美少女<美女という嗜好の人間なので、前作の時点で

【SNK】二次二次ダンス【SNK】

 二次創作とかの話。あくまで個人の感想、個人のスタンスな。 『KOF』シリーズには出自がさまざまなキャラクターたちがいる。ゲームジャンル的にいって専業の格闘家が多いのは当然だが(リョウとかジョー、大門、ラモンとか)、そうではないキャラも少なくない。エージェントという謎の職業兼格闘家、アイドル兼格闘家、秘書兼格闘家、社長兼格闘家、チンピラ兼格闘家、ギャング兼格闘家、恐竜兼格闘家、あるいはブーメラン兼格闘家……などなど。さらには軍人や忍者、船大工とかサイボーグとか、もはや格闘家の

【SNK】我唯知足【SNK】

 2022年2月。  予定よりやや遅れたとはいえ、無事に『KOF XV』が発売された。あれから約9か月がたち、来年以降も継続してDLCが配信されることがすでにアナウンスされている。  だが。それではそのあとはどうなるのか。  考えてみてほしい。『XIV』発売から『XV』発売まで、たっぷり6年かかったのである(正確には5年半くらいだが)。次回作の『XVI』にも、前作と同程度の開発期間が必要になるかもしれない。というか、今回でシュンエイを主人公としたエピソードが完結したということ

【SNK】時の河【SNK】

 最初にいっておくと、完全にキャラ愛勢向けの話題であって、プレイヤー視点の話ではない。  EVOで『餓狼伝説』の新作に関する発表があった時、ぼくが真っ先に考えたのは、できることなら時間の流れというものを大切にしてもらいたいな、ということだった。  初期の『餓狼』シリーズの登場キャラには、おおむね全員に生年月日をはじめとしたパーソナルデータが設定されていた。たとえばテリーは1971年生まれ、アンディとジョーは72年生まれ。ギースはテリーよりも18年早い1953年生まれとなってい

【SNK】斧枠とは?【SNK】

 アントノフさんといえば、とにかくデカい飛行機を作る航空機メーカーの創設者ーーというのが世界の常識だが、我らSNKファンにとってのアントノフとは、「バチーン!」で知られる葉巻大好きなシャッチョさんである。『KOF XIV』で初登場し、「いかつい外見の割に涙もろくて実はいい人」という設定で、我々の心をガシスと鷲掴みにしたアントノフは、『XIV』のエンディングで会社を追われ、『XV』ではあらたにプロレス団体「ギャラクシー・アントン・レスリング」、略称「G.A.W.」を設立し、その

【SNK】忍者でゴザル【SNK】

 忍者……それは我が日本が誇る文化的ガジェット。高レベルの忍者は素手で敵の首を飛ばし、全裸でも平気でドラゴンのブレスに耐えるという……。  ことほどさようにすさまじい存在であるところの忍者を保有する我が国のゲームメーカーが、それを作品に登場させない合理的な理由があろうか? いや、ない!  当然のようにSNKでも、新日本企画時代からゲーム中に忍者を登場させてきた。『サスケvsコマンダー』がその嚆矢といえよう。  そこで今回は、特に格ゲーに絞って、とびきりイカすSNK忍者軍団をご

【SNK】コピペロス【SNK】

 令和を生きる若者たちには理解しがたいかもしれないが、30年前のゲームというのはとにかく容量との戦いであった。特に格ゲーというジャンルは1キャラあたりのキャラパターンが豊富で、そこに多くの容量をついやしてきた(と思う)。  その一方で、プレイヤーたちはひとりでも多くのキャラクターを求めるものであり、そんな両者の妥協点に生まれたのがコンパチキャラ――すなわち元祖『スト』シリーズでいうところのリュウケン、もしくは初登場時のユンヤンのような、首から上だけ違います、色がちょっと違いま

【SNK】おにいさまへ【SNK】

 これ、昔別のところでアップした記事に加筆修正した記事ダス。  SNKの格ゲータイトルには、意外と兄&妹という組み合わせが多いような気がする。いや、たぶん多い。  おそらくその筆頭に来るのは『龍虎』のリョウとユリであり、それに次ぐのが『餓狼』シリーズのビリーとリリィであろう。『餓狼』には牙刀とほたるもいる。また、『サムスピ』にはタムタムとチャムチャム、蒼月&火月と葉月、『月華』には守矢と雪がいる。『KOF』オリジナルキャラでいえばハイジとローズ、デュオロンとシャオロンがそう

【SNK】ソシャゲる【キミヒロ】

 SNKというのはアジア圏でかなりの知名度を持っているらしい。あるいは知名度があるのはSNKではなく、『KOF』や『サムスピ』といったゲームタイトルのほうなのかもしれないが、そこはまあともかく。  SNKからIPを借りてソシャゲを出したいというメーカーは少なくないようで、次々に新作が開発、リリースされている。しかもかなりの確率で、本国であるはずの日本はスルー、もしくは後回し、みたいなことになっているわけだが、それは別にどうでもいい。  ぼくはSNKのファンだが、あの手の海外産