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#介護の仕事「②笑顔を引き出す」

介護の現場で働く人達や、親や子供の介護をする
人達とのつながりを深めたくて、まずは今の自分
の介護に対する考えや思いをお伝えしました。

介護の仕事とは、「対象者に笑ってもらう」仕事
である!と。


その中の、ステップ1.「微笑み」を引き出すこと
についても記事にさせて頂きました。

丁寧さ、少しの会話(オープンな関わり)、
少しのユーモアで微笑みを引き出そう!と。


今回は、「微笑み」から、次のステップアップとして
の「笑顔を引き出す」ことについて書かせて頂きます。

介護の仕事において、対象者の笑顔を引き出すには、

「 対象者を知ること 」

が大切であると思っています。


  1.   好きなことを聴く

    介護の業務を進める中で笑顔を引き出すにあたって、
    「対象者を知る」ことが大切なのですが、目の前の
    人のことを知るということは、本当に深い世界とい
    うか、終わりがないように思いますし、とても時間
    のかかる事でもあると思います。もちろん、諦めず
    に対象者を深く知ることを進めていくのですが、
    まずは「対象者の好きなことを聴く」ということを
    聴き出すことで、笑顔を引き出すことについて考え
    ていくことができます。「好きな〇〇はなんですか?」
    と1日につき1つ聴き出すだけでも、たくさんストック
    ができていくと思います。それぐらいのペースなら、
    業務時間内にも簡単にできると思います。

  2. できる範囲の準備をする

    対象者の好きなことを聴き出せたら、単純にそのこと
    について準備をしていきます。食べ物、趣味、人など
    色んな好きなものに関して、現物で用意できるものは、
    ネットなどで簡単に準備します(もちろん予算のこと
    は相談しないといけないですが)。ただ、準備できる
    ことにもおそらく限界があると思います。例えば、
    「旅行が好き」だと聴いたとして、「では一緒に旅行
    に行きましょう!」とは簡単には言えない現場がほと
    んだと思います。(介護保険外サービスで進めるのも
    方法の1つかもしれませんが)その場合、「今の自分
    ができる範囲はどの程度か」で考えます。例えば、
    「対象者のご家族やケアマネージャーに伝えてみる」、
    リモートで旅行気分を味わえないか探してみる、せめ
    て旅行の本を見て会話を楽しむ等、今の自分ができる
    範囲で考えてアイデアを出し、準備を進めます。
    実際に現物で用意できなかったとしても、何らかの形
    で対象者の笑顔を引き出す方法はあると思います。
    また、準備の段階から対象者と話し合いながら楽しく
    進めていくのも良い方法だと思います。

  3. 自分で実行し、心で感じる

    せっかく自分の時間を割いて準備したものは、必ず実
    行したいものです。ポイントは、自分で準備したもの
    は、必ず自分で実行して、対象者の反応を自分で確か
    めることです。自分で準備したものを他のスタッフの
    方に頼むのは、少し勿体無い気がします。せっかく自
    分と対象者とで考えたものなのなら、対象者の反応を
    実感して、「笑顔を引き出せた」という喜びをちゃん
    と心で感じることが大切です。ただの決まりごとのよ
    うに、「提供して、はい終わり」というようなパター
    ンの仕事にはせず、しっかりと対象者の笑顔のエネル
    ギーを浴びて、自分の中に笑顔ポイントを貯めていっ
    てほしいです。そうすることで、自然に、「もっと対
    象者の笑顔を引き出すために、対象者のことをもっと
    深く知ろう」と思えるようになると思います。



    どれも当たり前で、難しく考える必要のない内容ですが、
    私は上記の捉え方で、介護の仕事を楽しく続けていきた
    いと思っていますし、現場で頑張っている介護スタッフ
    の方達にも、対象者の「笑顔」を引き出すことができて
    いれば、自分のエネルギーにもなり、さらに介護の仕事
    の質を上げていくことができるんだということを伝えた
    いです。

    また、この「笑顔」を引き出すことからステップアップ
    して、「爆笑」を引き出すことにも、楽しみながら一緒
    にチャレンジしていって頂けたらたらなと思っています。



    「今日は○○さん、どんだけ笑ってくれるんかな〜」
    なんて考えて仕事に臨めたら、
    私のような枯れかけたアラフィフ心でも、
    なんだかワクワクしてしまいますよね〜。


 対象者の「 笑顔 」を引き出すには、

「 対象者のことを知る 」ことが不可欠です。


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