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【読書】AI分析で分かったトップ5%の社員の習慣#越川 慎司

どうも、斉藤 史朗です!

普段Kindleで本を読んでる中でこちらがおすすめとして上がってきてので、取り上げてみました。

トップ5%の社員の特徴や共通点が知りたいと思ったのと、データで基に解説するので、主観情報ではなく、事実情報が獲得できると期待しました。


著者の経歴

越川 慎司(こしかわ しんじ)
株式会社クロスリバー 代表。株式会社キャスター Caster Anywhere 事業責任者。元マイクロソフト業務執行役員。国内および外資系通信会社に勤務し、ITベンチャーの起業を経て、2005年に米マイクロソフト本社に入社。2017年にクロスリバーを設立し、メンバー全員が週休3日・完全リモートワーク・複業を実践、支援した企業は600社以上。場所と時間にとらわれず利益を上げていく「稼ぎ方改革」の実行を支援。著書は『働く時間は短くして、最高の成果を出し続ける方法』(日本実業出版社)、『新時代を生き抜くリーダーの教科書』(総合法令出版)など、10冊以上。定額制オンライントレーニング「Smart Boarding」にて特別講座を提供中。講演や講座、メディア出演多数。

越川さんは他にも多数著書を出しており、2016年に出版された"新しい働き方"も気になっています。

今回の本をきっかけに越川さんの他の著書に目を通したいと思います。

あらすじ

各社の人事評価「上位5%」の社員の行動や働き方を調査し、そこで見つけた共通点が紹介されている。対象となる「5%社員」には、デスクに定点カメラを設置したり、ICレコーダーやセンサーを装着してもらったり、ヒアリングをさせてもらったりして、行動や発言を記録。これらのデータをAIと専門家によって分析して、「5%社員」の共通点や、95%の一般社員との違いを抽出した。「5%社員」の調査を元に導き出した成功ルールは、その後、29社で実証実験を行い、「5%社員」以外の社員でも効果がみられたという。

時間を大切にする

5%社員は時間をとても大切にします。時計を見る時間は一般社員よりも1.7倍多く、会議では期日や時間に関して2.3倍以上の発言をします。

1分1秒の大切さを心底理解出来ている人物がそのまま5%社員に当てはまると言っても良いでしょう。

5%社員の85%が"挑戦"を"実験"と捉える

5%社員は自発的に行動して結果として自分の活躍できるフィールドを見つけます。

成果を出し続けてトップ5%の評価を得る人材は、共通して行動量が多いことが特徴的です。

95%の一般社員よりも、「5%社員」の方が、会話やチャットで接する人数が多く、会議での発言頻度は一般社員より32%多く、社内での移動距離も22%長かったのです。

95%社員は失敗をするのが怖くて、自分たちの可能性を閉ざし、思考を停止させてしまいます。

5%社員は失敗をしても失敗と捉えず、その中でどういう学びがあったのかを探します。また、成功しても学びがなかったことをネガティブに捉えます。

挑戦を実験と捉えるというのは、社内を見ても感じていて、私が思う5%社員は軽やかに様々な事に挑戦し、失敗しながらも多数行動する中で、結果的に大きな成果と学びを組織に提供していきます。

常に先を見ているので、そこでの大きな成果に満足せず、上をむき続けていくので、私自身付いていくだけで精一杯ですが、5%社員の行動量と思考を見ていて気持ちがよく、参考にしたい姿勢だといつも思っています。

5%社員の87%が弱みを見せる

アンケート調査でも、「5%社員」は自分の弱みを出すことに抵抗がないと答えた人は73%いました。

一方「95%社員」の中では弱みをさらけ出すことに抵抗がないと答えたのは23%でした。

弱みを見せる事は、決して悪いことではないという事ですね。常に自分のネガティブや弱い所を相手に見せるという事ではなく、完璧である、強い自分であるというのを徹底し続けているだけでは、周囲は付いてこないですし、共感も生まれないですからね。

5%社員は、「自分がわからないことがある」「学べていないことがある」という前提で知らないことは積極的に他者から学ぼうとするし、教えを得る姿勢があるので、相手に弱みを見せることを躊躇せず、前進していく。それによって周囲から信頼を得るという好循環を実現します。

また、相手に腹を割らせるには、自分も腹を割らないといけません。「返報性の原理」を5%社員は上手く利用しています。

意識を変える前に行動する

意識を変えて行動するのではなく、行動を変えることによって意識が変わります。

働き方改革に成功している企業もその学びを活かし、意識を変えることよりも行動を変えることを重視しています。

半ば強制的に行動の一部だけを変えて、内省によって学びを得ます。振り返ってよければ続ければいいですし、悪化したのであればやめるべきです。

この内省による気づきを得ることで、見えなかった部分が見えるようになったり、また気づかなかった部分に気づくことができます。

「あ、意外とよかった!」という言葉が出れば大成功です。この言葉を発する人の78%は自らが行った行動の意義と目的を深く理解し、腹落ちさせています。

29社のクライアント企業に対して毎月何かしらの新しい行動を強制させました。全ての社内会議を45分に設定したり、他部門のプロジェクトチームとの連携を強制させてみました。

はじめは抵抗する人もいたのですが、実際に行動をしてみたら、「思いのほか効果が実感できた」と答える社員が82%以上いました。そのうち68%は、特に指示をしていないのに、その行動を継続しました。

言葉で言い聞かせて、自発的に行動が変わったのは、8%しかありませでした。

トップダウンの声掛けだけでは、効果は難しく、行動をセットにする仕組みが大事だと感じます。

よく、組織において少人数でアクションやトライアルする方法がありますが、それは効果的であり、短期間で行動をして効果を確信する機会を作る事ができるでしょう。

95%社員は、作業が終わった事に充実感を持ち、5%社員は成果を残した時に達成感を感じる

自分もよく作業した事に充実感を持ってしまいますが、成果を出すための動きですので、結果までを見て満足することが大切ですね。

資料作成、荷電数、投稿数をこなす事で終わりではなく、生産性の観点から、どのくらの時間をかけてどう成果出したのか、それを踏まえた優先付けも重要ですね。

と書きつつ、明確なKPI立てずにnote更新している状態も良くないと思いつつ、更新頻度か閲覧数などの目標を設定しなくてはと自戒します・・

フィードバックはプレゼントを同じ

5%社員は積極的に他者のフィードバックを得ているのに対して、95%社員は他者からのフィードバックをもらう事の重要性を感じません。

5%社員の78%はフィードバックを得ようと自発的に行動をします。また成功しても改善点があるのかどうか、模索をし続けます。

更に上を目指すために改善点を探すという姿勢が5%社員にあるようです。

5%社員の休み方

①好きな事自分で選んで自分でする
自己選択権を意識して、人に指示されるのではなく、自分で選択する事で、幸せを感じる行動を意識しているようです。(気分をアップさせる)

②適度に有酸素運動をする
「20分散歩に出る」「10分程度のストレッチをする」「30分程度軽く走る」ぐらいの運動をする方が多いようです。5%社員が定期的にランニングする比率は95%社員の約3倍以上でした。

③読書
5%社員は95%社員に比べて20倍の48.2冊を年間で読んでいる。
読書はデジタルデトックス効果もあり、スマホを過度に触らない事で、自律神経を整える効果があります。また、5%社員は寝る前にスマホを触らず読書している人も多いようです。

感謝を表明する

5%社員が95%社員より感謝を表すことが3.4倍多いことが分かりました。ありがとうという言葉を自然と周囲に使っているようです。

5%社員の管理職は、95%社員の管理職よりも4倍以上部下を誉めているようです。

一方で上位20%社員は95%社員よりも感謝が少ないようです。

どうやら、上位20%社員はどこか自信家で1人で仕事を進めるタイプが多いようです。

ただ、その上をいく5%社員は周囲の力を借りながら行動する謙虚さがあります。

社内でありがとう習慣を開催した際に、予想外の人から感謝されたというコメントが63%あったようです。

普段から感謝しているが、口に出していない証拠にもなるので、思っている言葉は伝えていきましょう。

承認とパフォーマンスの相関関係

ある精密メーカーでの実験ですが、特定の12名に感謝を積極的に行うようにした所いくつかの効果がありました。

・メールやチャットの返信が早くなった
・資料作成時間が9%短くなった

このように感謝と承認が、パフォーマンスに影響を与えているという結果になります。

今回書籍の一部をまとめてみました。ご興味ありましたら、ぜひ詳細を書籍よりご確認頂けたらと思います。

以上になります。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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