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【読書】プロティアンシフト : 定年を迎える女性管理職のセカンドキャリア選択

どうも、斉藤 史朗です!

知人からの紹介と他ご縁がありまして、こちらの本読ませていただきました。

ビジネスでは"女性活躍支援・研修、女性管理職支援"には多少携わっていますが、女性管理職のセカンドキャリアなどは理解が浅かったので、大変学ぶ事が多くありました。

ただ、個人的には1点・・・単行本での発売しかないのが少し気がかりで、Kindleでみれたらもっと嬉しかったです。

※サムネイルPopwerPoint素材データ(ご自由にDLください)

制度面ではなくなったはずの、性的役割分業が、組織の文化や働く人の根底に存在している

男女雇用機会均等法が制定され、数十年の期間が経過し、働く女性や女性管理職の環境は改善されていると感じます。

とはいえ、社内コミュニケーション一つ取っても、「女性が管理職なのか」や「この業務に女性は向いていないのでは」

という悪気ではないですが、無意識内に役割区分を気にしている方がいるなあと、日々自分の周りで感じます。
※いわゆるアンコンシャスバイアスですね※

働く女性や女性管理職という対象だけに限った話ではなく、他の対象においても、無意識のバイアスが起こりがちだなと思います。

「無意識に女性には経営が出来るはずがない、新卒に商品開発ができるはずがない。」

「20代社員が管理職しているなんて、マネジメントされる社員が可哀そう」など

少し言葉は飛躍してしまいましたが、皆さんの中にある常識を超えた特異な点に理解できない事ってよく起きてしまいますよね。

この辺りは女性活躍のキーワードでよく頻発するアンコンシャスバイアスについて理解を深めれると良いと思います。

つい先日も妻が会社で人事からアンコンシャスバイアスについて社内状況をヒヤリングされていましたので、少しずつ各社でも関心や認識は広がっているでしょう。

ちなみに日本経済新聞の記事で、「アンコンシャスバイアス」の検索を掛けた所、2018年辺りから記事が出てきましたが、頻出し始めたのは、2021年初頭からでした。

企業における関心は、2021年が大きな岐路になっているかもしれません。

アンコンシャス・バイアスは、「無意識の思い込み、偏見」と訳され、誰かと話すときや接するときに、これまでに経験したことや、見聞きしたことに照らし合わせて、「この人は○○だからこうだろう」「ふつう○○だからこうだろう」というように、あらゆるものを「自分なりに解釈する」という脳の機能によって引き起こされるものです。

連合アクション2020

働く女性や女性管理職が活躍している会社は、上記とは逆で変な組織文化やカルチャーがないので、若手もシニアも中堅も活躍しやすい環境であり、それぞれの事情や背景などを考慮されながらも、フラットに成果を最大化するために、最適なソリューションを提供するために一体となって事業を運営していると感じます。

その環境はフラットではあるので、社員に優しいという訳ではなく、成果やプロセスには厳しい環境ではあるので、決して楽な環境ではないかもしれませんが、常に健全な競争が発生していると思います。

冒頭、女性管理職のセカンドキャリアというタイトルから内容が逸れましたが、各インタビューで登場される50代~60代の女性の話は大変過酷で、今でこそ、働く女性へのバイアスが減ってきていますが、時代背景も相まって、マイノリティーな存在として常に職場で戦ってきたんだなと思いました。

現在を生きている私たちは、過去を憂う必要はないですが、どういうことが過去職場で起きてきて、そこでの価値観や徐々に変化しているのかを知る良いきっかけにはなりますので、20代~30代後半までの方に特におすすめになります。

6つのプロティアン・キャリアのモデル

著書で表現されているプロティアン・キャリアのモデルを同等内容を下記より抜粋しました。

6つのプロディアン・キャリアのモデル

(J.H倶楽部「特集 HR TREND KEYWORD 2021│人│プロティアン・キャリアキャリア自律と組織の成長を両立する新しいキャリア意識」より)

今までキャリアを変えるきっかけとして、
「起業」
「就業」
「兼業」
「副業」
「複業」
「転職」
「ボランティア」

などで項目で発想していましたが、この6つの分類による分類は分かりやすく面白い。

また、定年前やセカンドキャリアだからではなく、若い時から、自分はどの分類の方向なのか模索しながらブラシュアップ出来るとよいと感じました。

今のミドルシニア人材のキャリア自立の必要性が叫ばれているのは、

⚫︎該当者が他世代より多い
⚫︎働く年齢が引き上げられ生産労働人口として期待されている
⚫︎若い時にキャリア研修や自主性を学ぶ機会が少なかった
⚫︎現在習得しているスキルから変革を求められている

などの要因がありますが、ポテンシャルが高い世代だと思いますので、私自身も変化していく必要ありますが、一緒に前に進められたらと思います。

1:ハイブリッド→セルフエンプロイ&コネクター
2:トランスファー→セルフエンプロイ
3:イントラプレナー→セルフエンプロイ
4:プロフェッショナル&トランスファー→プロフェッショナル&トランスファー

世代や価値観によって、トランスファー型だけが最適でない場合もある。

直近40代~70代の方々と話す機会が増えていますが、他5分類を含めた支援や相談が出来る人材になるのが、私個人のキャリアの理想の一つです。

それでは、またー!

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