破壊とストレス発散
ものを壊すことで、ストレス発散になるらしい。
空き瓶を力いっぱいバンバン叩き壊して、ストレス発散しよう!
というお店ができるらしい。ポストにお店のチラシが入っていた。
なんと、そんなふうなことが商売になるとは。。。(絶句)
と思ったけども、空き瓶を壊して「わあーー!」と叫びまくるという、そのお店は開店するからには、きっとそれなりのニーズがあるんだろうな。
防音対策もばっちりらしい。
私はものを壊すことで、ストレス発散になったことがないので理解不能だけど、確かに暴れる、攻撃する、壊すという衝動は、危なくないよう、してもOKな状況なら、スカッとするのかもしれない。
カラオケで大きな声を出す、体を思うがままに動かす(筋トレ)(ランニング)も、本質的には同じ(?)なのか。
私の身近にも昔、「いい子でいられない!」と言って、家具を壊したり、壁を殴って穴を開けるという知り合いがいた。
でもそれは思春期のこと。今は多分してないと思う。
ものを破壊して、どれほどのストレスが発散できるのか知らないし、知りたくもないけど、なんだか暗くて、寂しいストレス発散方法だなと思う。
そもそもストレスなんて、いい意味で溜まることなんてない。買い物のポイントとは違うのだ。
日々のイライラや、モヤモヤや、理不尽や、欲求不満や、上手くいかないことへの不満が、ストレスとなって溜まっていく。
ストレス発散の正解なんてないだろうし、空き瓶を割りまくる、壊しまくるストレス発散もありなのかもしれない。
安全にだけは気をつけて瓶を割ってくださいと思って、チラシを捨てた。
私のストレス発散方法は、寝ることと料理と食べることだ。
寝ても何も解決しないけど、負の気持ちがエンドレスで頭の中を回り続けるのは、何とかストップできる。
自分が食べたいものを作って、食べることも。
料理をしている間は、嫌なことでぐるぐるしている余裕はないし、ぐるぐるしていても、ふと途切れる瞬間があって、それで巨大なストレスがしよぼしょと薄れていくこともある。
食べることは、生きているなあという気分になって、生きていればなんかかんかあるわな、と思えてくる。
食べ物がおいしく食べられると、それだけで満足だし。
派手なストレス発散方法ではないけど、穏やかに息をして、穏やかにストレスが薄れていく。
ぱん!と瓶みたいに破壊はされないけど、私はそういうストレスとの付き合い方でなくてもいい。
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