今朝の映画は
【#善き人のためのソナタ】でした。
Amazon Prime 鑑賞
※見出し画像引用 https://www.video.unext.jp/

2007.02.10 公開　　１３７分
第79回アカデミー賞 外国語映画賞
2007 ニューヨーク映画批評家協会賞 外国語映画賞
2006 ロサンゼルス映画批評家協会賞 外国語映画賞
ドイツ映画賞 作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞、
　　　　　　 主演男優賞、助演男優賞、美術賞
他 受賞 多数有

出演 #ウルリッヒ・ミューエ さん
#マルティナ・ゲデック さん #セバスチャン・コッホ さん 他
監督＆脚本 #フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク さん

Filmarks (…だけ 0.1刻み) では 23.04.05 時点では 4.1
私的にこれは 3.4 ぐらいかなぁ… ん～、、、
※Yahoo!映画 4.4　映画.com 4.0　WATCHA PEDIA 3.7
（※私的採点1最悪 2つまらん 3普通 4かなり良 5最高☆）

ドイツ映画ですね。

東ドイツの
秘密警察、諜報機関を統括していた、
国家保安省（シュタージ）に属していた人間を
主人公としています。


タイトルは……
邦題は「善き人のためのソナタ」
これは、劇中に出てくる曲名　ですね。

で、原題は「Das Leben der Anderen」
訳は（他人の人生（生活、命）な感じ。


なるほど。。。これは…邦題のタイトルの方が…
簡単に付けやすいと思うのですが、
そこを監督＆脚本の
フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルクさんは…
選ばずに、「他人の～」としてるんだなぁ……

いや、まぁ…確かに…他人の生活、人生、命……を
扱った、扱っていた、扱えていた……人間が
主人公なので、そこに行き着いているのかしら…。


うん、何気にこれが一番面白い☆（……私だけかもｗ）



はい、この作品……
まぁーーーーたっ！！
めっちゃ賞を受賞していて、
各サイトの評価がめっちゃ高くて……


で、私が、、、ズレてるやつｗｗｗｗ泣泣泣泣


でもまぁ、、、、
ちょっと……「んんん？？？」ってなる感じ、
私なりにはあったので、
まぁそれは下部のネタバレの方で書きますね。


で、
この映画は……そうですねぇ、、、
1984の東ベルリン、東ドイツ……
まだ、ベルリンの壁があった時……ですね。

ベルリンの壁の崩壊とか、
この辺の時代の歴史…とかに詳しい人は、
それはもう、入り込みやすい感じ…でしょうね。

東ドイツって…人口は西ドイツの４分の１…とか、
だったんですねぇ、、、全然知らないや～泣


なので……もうちょっとこう……
その辺の感じを描いたドイツ映画…とかを
観ていたら、また全然違うのだろうな…と思いますね。

きっと、そういう映画賞の審査をする方々なんて、
歴史背景は、当然ご存知の方ばかり…でしょうから、
観てる感覚がもう、全然違うのでしょうね。
小学生が観てるのと、成人が観てるの…ぐらいに
違いそうだ、、、泣



対立して分断している国……比較されやすい…のは、
やっぱり北朝鮮と韓国、ですよね。

東ドイツ…と北朝鮮は、ソ連、ロシアのバックアップで、
韓国…と西ドイツは、アメリカ…連合？バックアップで、
この流れ…で、分断…ですよね、基本。。。


で、この……
北朝鮮と韓国の分断に絡んだ映画……は
結構観ているのですけれど、

東西ドイツ関連の映画は……あんまり…わからない 泣



で、この映画は……
東ドイツ側の諜報機関、スパイな組織ですよね。
ここが……
どう国民を監視して、統制を取っていたか……が
少し見える映画、です。


そして……
その、諜報機関の大尉が……
どう行動し、どうなっていくか、、、

…がポイントとなる映画、です。


そこが最大のポイントなのですが、、、
そこが私ちょっと、、、なので、

ん～、、、難しい☆



予告動画でも言ってますが、
「珠玉の名作」…と。。。

そして、
ラストシーンは…良いですね、好きでした☆
これは素敵な、良い終わり方でした。

ここで泣かれる方も、多くいらっしゃるみたいで。

はい、
そんな感じです。



なんかこう、、、、
ヨーロッパの映画って、、、、
「グレー」な印象、ありません？素直に色のグレー。

なんか、、、色味が少ないって感じ。
街中、建物、服装、、、、などなど。。。


でも、この雰囲気、空気感…が好きな人には
すごくオススメな映画……だと思います☆


予告動画、…正規のチャンネルが無かったなぁ…
でも、字幕あります☆
まずはこちら、御覧になってみてください☆↓

では、鑑賞済みの方向けの…
ネタバレ含みレビューを…
少しだけ……

でも…ここに辿り着いてくる方って、、、
絶対すっごいハマった人…だと思うんですよねぇ……泣
↓

はい、この映画の
最重要シーン…から書きますと…


あの、ソナタ。
あれを……聴いただけで、、、
心が…変わる？？？心変わりが始まる？？？
そこまで？？そんなにも？？


それが腑に落ちない…のですよね。


盗聴でソナタを聴いていて。
で、泣いてましたね。
ヴィースラー大尉（ウルリッヒ・ミューエさん）

でも、、、そーーーんなに感動？？
拷問的な尋問とかしてた人が？
それの指導員、教育講師？みたいなことしてた人が？？
大尉、にまでなってる人が？？

あれで、聴いて、泣いて、、、、で
それだけで（あの映像だけ）……変わっちゃう？？？



あの…女優のクリスタ（ マルティナ・ゲデックさん）
…が、
ハムプフ大臣（トーマス・ティーメさん）に…
車の中で……されちゃって。
で、アパート下に帰ってきたところを

「見ものだぞ」って言って……

わざと、アパート入り口のドアベル鳴らして…
ドライマン（セバスチャン・コッホさん）を
アパート下まで行かせて
恋人の…悲しい事実、現実を
彼に見せて、理解させちゃおう……ってやった、、、

ドＳな彼…ですよ？？

で、自分はその後、コールガールを家に呼んで……
あれはなんですかねぇ…
ＳＥＸ盗聴で…自分のエロスに火が点いちゃったから？

あと、その後でブレヒトの本を
わざわざドライマンの部屋に再侵入して…
持ち去って読んでた……
あの流れも…良くわからなかったなぁ……
（ベルトルト・ブレヒト＝ドイツの劇作家 詩人 演出家 ）



でも、
「あ～そっか、そういう感じでねぇ…
　それで心に響いて、変わったのか……」とか、
そういう描写とかがあれば、
理解出来るんですけれど。。。


で、その後。
あの舞台演出家のイェルスカの自殺の電話を受けて…
で、
ソナタのシーン。
ドライマン、ソナタを弾く。。。
で、盗聴の先で…ヴィースラー大尉、泣く。


………なんか、、、あっさりしてません？？
このシーンと、
このシーンまで、の流れ……で、

なんか、急に泣いて…で、そのシーンは急におしまい。


で、なんかわざとらしく説明↓するかのようなセリフ…
ドライマン
「レーニンはベートーヴェンの"熱情ソナタ"を批判した。
　”これを聞くと革命が達成できない”

　この曲を聴いた者は、本気で聴いた者は
　悪人になれない」

で、パッと画面切り替わり……
ヴィースラー、自宅に向かって歩き、
エレベーターに子供と乗るシーンへ。

あの、"悪い人なんでしょ？"って言った子どもに…
「名前は？」って聞いた時に、
名字、親の名前を言っていたなら…処罰したのかしら？
でも「ボールの名前は？」って、しなかった……から、
心に変化があった？？…って描写？？


ヴィースラーは、あれを本気で聴いちゃったから？
もう悪人に…なれない？？

そんな、、、魔法の曲じゃないんだから、、、
でも、
魔法がかかったかのような……
そんな理由と、そんなシーンがあれば、、、
全然違うと思うのですが、、、


ここがねぇ、、、
（なんでそんなに…急に心変わりしたん？
　もっと拷問的尋問をしてた…あなたでしょ？）
…って、
思っちゃいません？？思っちゃうんですよねぇ……



なんか………
この映画、緊張感が無かった…気がしますね。
こう…
何かをやらかしたら大変なことになる！殺される！！
…みたいな、そういう緊張感。。。

セリフで言ってることの内容は…
なんか、バレるとヤバいぜ！！…なんですけれど、
実際に…処刑でも拷問でも、
ヤバそうな感じのシーンが…無い。。。

あとは………
最後のシーンの方になりますが、、、

あの、
自分の部屋が盗聴されていた……を
ドライマンが知った時に、、、

部屋の中から、次々と
盗聴器、配線、…を見つけますが、、、

めっちゃ壁紙の中から……出てきますよね。

あれを、、、
２０分で設置した？？？？？？？
どんなレベルの職人達ｗだったのだろう。。。
え、
あれだけの作業…２０分じゃ無理じゃないです？？

設置に来た時に、変に「２０分でやれ」ってシーンを
入れない方が良かったのではないでしょうかねぇ…
作業の部下と、ストップウォッチを確認しながら…
のシーンでしたね。

で、ラストシーン。
ここは、素敵でしたね。
誰しもが思ったところでしょうね。

「ギフト包装は？」

『いや、私のための本だ』

自分に捧げられて書かれていた。。。

とても上手い流れ…セリフ、でした☆

はい。そんな感じでした。


あ、、、
結局…クリスタは……裏切って自白したわけですが、
それは…女優の道を失いたくなかったから。
ドライマンは失っても、そっちは失いたくなかった。

でも、自殺、、、、、なんなん？？

あれだけドライマンに……愛を伝えていたのに、、、
裏切って、彼を売った上に、自殺、、、
しかもたまたま来た車に…身投げ。。。

飛び降り……とかだと
衝動性が高く感じられますけれど…
わざわざ、１階まで降りて、、、


あ、轢かれた、撥ねられた直前の
クリスタの目線…が、車に向いてなかったですね。
あれはちょっと印象的、だったなぁ、、、


ドイツ映画……もうちょっと観て
いろいろと知らないと……ダメですね、私…泣


おしまい☆



あ……このヴィースラー大尉の
ウルリッヒ・ミューエさん。。。
2006に胃癌で亡くなってるんですね、、、
公開されて…すぐぐらいだったんだ、、、泣

ご冥福をお祈りします。