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XmasのXってなに?

メリークリスマスイブ~!

あっというまにクリスマスイブも日が傾いてきています。
ケーキを買いにいってきて、ほかは特にたいしたことはしていないままこんな時間。

ふだん「あそこのケーキやさんのケーキ、いつか食べてみたい」と思っているお店も、クリスマス当日はホールケーキのみという所が多くて面白くない。
だったら、ふつうの日に買ってみればいいのだけど、パウンドケーキのような焼き菓子的なものはふだんでも食べるのに、クリームだとかムースだとかを使った生ケーキって、食べるのに理由がいるのは私だけでしょうか。

あまりクリスマス気分にならないままイブになってしまったので
youtubeのクリスマスっぽい曲を流しながら
今日はキリスト教のことについて少し書いてみます。

クリスマスのことを、Xmasとも書きますが
なぜXって書くのかご存じでしたか?
私は中世写本装飾を学ぶまで知りませんでしたし、なぜ?とも思いませんでした。

ギリシャ語で「キリスト」のことを「Χριστος クリストス」といいます。
その綴りの頭の「X」からきています。
Xの次がPなので、XPを合わせたマークを教会などで見かけます。
この2文字をΧ(キー)・Ρ(ロー)といいます。

中世装飾写本の初期の代表作「リンディスファーン福音書」や「ケルズの書」のなかでは、XPI(キーローイオタ)の3文字がキリストを示す文字として装飾的に描かれたページが見られます。

「リンディスファーン福音書」715年頃(スコットランド・リンディスファーン島)
「ケルズの書」800年頃(スコットランド・アイオナ島)

古代ケルトらしい、ぐるぐる模様が神秘的。

ちなみに、イエスのシンボルのひとつに「魚」がありますが
これはギリシャ語の「魚」=イクトス、またはイクテュスの綴りが、イエス、キリスト、神の、子、救い主のそれぞれの単語の頭文字を並べたものだともいわれます。


えーっと、この記事を書いている途中で手をとめて、買ってきたケーキを食べてしまいました。
ふ~、美味しかった。
いつか食べたいと思っているケーキ屋さんのケーキは、お正月にでも買いに行こうかな、と思います。

いやまだクリスマスは終わってません。
明日が当日でした。
日本のクリスマスって余韻がないのが不満です。
あきらかに商業目的という感じでね。
それでも、なにかあたたかいものを感じられる日であればいい、と思います。
キリスト教には関係なくとも、これからどんどん光の時間が長くなっていきますから。

オーストリアの旅の話はあと1回くらい続きます。
これまでnoteに書いていなかった、インスブルックのことが残っているので。

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