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お国のために

1 何かを作り出す、または、成し遂げるための行動。
2 生計を立てる手段として従事する事柄。職業。
3 したこと。行動の結果。業績。

仕事(しごと)の意味 - goo国語辞書

1 ベトナム詩「想う」とベトナム戦争の歌「ホーチミン」

Nhớ 想う
 
Ngôi sao nhớ ai mà sao lắp lành
Soi sáng đường chiến sĩ giữa dèo mây
Ngọn lửa nhớ ai mà hồng đêm lạnh
Sưởi ấm lòng chiến sĩ dưới ngàn cây.
星は一体誰を想って、輝いているの
霞んだ峠道を行く兵士を照らしながら
炎は一体誰を想って、寒い夜に赤く燃えているの
深い森の中で兵士の心を暖めながら。
 
Anh yêu em như anh yêu đất nước
Vất vả đau thương tươi thắm vô ngần
Anh nhớ em mỗi bước đường anh bước
Mỗi tối anh nắm mỗi bữa anh ăn.
俺は国を愛しているように君を愛している
苦労や負傷の比類なき美しさ
一歩進む度に、君のことを想い出すよ
毎晩横になる時も、食事をする時も。
 
Ngôi sao trong đêm không bao giờ tắt
Chúng ta yêu nhau chiến đấu suốt đời
Ngọn lửa trong rừng bấp bùng đỏ rực
Chúng ta yêu nhau kiêu hãnh làm người.
真夜中の星は消えることは無い
俺達は愛し合って、一生戦い続ける
森の中で真っ赤に燃える火
人でいることを誇って、俺達は愛し合う。

Nguyễn Đình Thi(グエン・ディン・ティー)先生の詩

1「レア作戦」75周年

 自分『LVN』は、在日ベトナム人であり、そして、十一年前の十四歳の時、ベトナム戦争の夢を見て、そこから、戦争の疑似体験の記憶と別人格の自分「Nguyễn Hoài Minh」が生じた。今回、この記事の著者は、ベトナム戦争を経験した兵士の自分「Nguyễn Hoài Minh」である。

 さて、第一次インドシナ戦争で、最も大きな分岐点の一つとなった戦いの一つに「レア作戦」がある。

1947年秋、フランスによるレア作戦

 1947年のことであり、この戦い、ベトナムはフランスン空挺軍による奇襲、そして、敗戦となる最大の危機の一つに対して、最終的に戦勝を収めることが出来た。そして今年は2022年であり、あと半年余りで、75周年となる。

 当時、恐らく17歳であった自分は、同志であり、戦友である「Thanh Bình Dũng」と共に、青少年兵として、訓練期間と実践期間を含めて、1年半以上となっていた。忘れることの無い、パラシュートの空挺兵の降下の様子と、その奇襲に対する衝撃と緊張感や恐怖心、そして、防戦や猛反撃の末の戦勝に対する歓喜と誇り・・・この戦勝により、自分は、「ベトナム人」というアイデンティティーと、愛国心や奉仕精神・革命道徳等を、初めて確立させた。

 そして、あれからもうすぐ75年が経とうとしている今年に、過去は兵士と党員として、国家と人民に貢献していたが、今は、哲学者と思想家として、古き善き心「愛国心」並びに「革命道徳」等を以て、今度こそ本当に、「新しくかつ善く」、国家と人民に貢献・献身していくことを志している。

2「哲学と思想」と言う虚業

 今、自分は、哲学者・思想家として、以下の通り、執筆活動と、ブログ・サイトの個人運営を行っている。明日から運営・活動を再開します。

現在執筆中の哲学小説

 しかし、上記の仕事の意味に基づいて省察すれば、自分はまだ、「何かを作り出す」ということしか出来ておらず、「成し遂げるための行動」はまあまあという程度でしかまだ出来ておらず、「生計を立てる手段として従事する事柄。職業。」としては、全く出来ておらず、前年2021年の収益と支出を足すと、八万円以上という大赤字であった。「行動の結果。業績。」等は、「出発して基本を確立させたこと」以外は、ほぼ無い。

 つまり、社会という観点から分析すれば、自分には、生産性や価値が、まだ全く無いということである。

 そして、経済的にも社会的にも極めて不利になって、選択肢や可能性等は激減する。その上、精神的・心理的なストレスも極めて多くかつ強く、「心」という世界では、ある意味、命懸けで仕事をしている。

 「哲学」と「思想」は、実業(実務的・実用的・実利的な仕事)ではなく、虚業(創造的・理論的・観念的な仕事)であるため、一般的な社会人やその働き方とは異なる、様々な不利・苦悩・危難等に、日々、そして生涯に亘って、直面し続けなければならないのだ。

 「背水の陣」や「退路を断つ」と言う言葉があるが、自分もまた、会社勤め等の、安定した保障のある働き方を自ら放棄して、「志のある自由」と言う、重責並びに苦難を背負うことにしたのである。

3 お国のために

 先哲の張横渠先生の名言に、

「天地のために心を立て、生民の為に命を立て、往聖の為に絶学を継ぎ、万世の為に太平を開く。」

と言う御言葉がある。

 自分もまた、こよなく愛する祖国ベトナムとこよなく愛する第二の祖国日本のために、そして、自分『LVN』と共に死んだ後に、ますますの科学技術の発展と人口の爆発により、多発かつ激化する世界中の事故・事件・災害に戦争等に立ち向かえるよう、先哲の方々の迹を践んで、世界史と人類史、そしてもしかすると、二十二世紀に誕生や進化する、人類と同様に言語並びに高度な知能を持った新生物のために、哲学・思想を新しく創造して遺したい。

 そしてもちろん、自分自身が、「学び知ることを愛してやまない」という先天的かつ後天的な人性とその知的欲求があるからというのもある。

 上記の拙作のように、自分は、祖国ベトナムの「愛国心」や「お国のために」という伝統的・歴史的な精神並びに文化を、革新的かつ科学的な名実一体のものにしていくと同時に、第二の祖国日本の「愛国心」を、元来の意味や定義に、歴史によって、本来の理念や精神を喪失し、狂信的な政治活動や戦争遂行のための洗脳の標語として認識され続けている状況から救出して、「純愛」や「利他心」等の意味や定義に、理念や活動としての言葉に生まれ変わるよう、奮励努力していくことを、決行している。

4 哲学と思想の創造

 自分は今年から、生計のための外勤に、ブログ・サイトの運営、そして、諸々の執筆活動と製本・出版をしつつ、「ホーチミン思想」という、全三十六巻・全9000ページにも及ぶ、膨大かつ長大な研究活動・執筆活動を開始する。

 これは、自分が尊敬・敬愛してやまない「ホー・チ・ミン」主席の遺徳と遺業を誠に学び受け継いでは、死別した戦友であり、同志である、「Thanh Bình Dũng」と共に著述して、諸学を体系的に網羅して構築する国家論である。

 祖国で、形式的・偽善的・欺瞞的に喧伝されている「Học và làm theo Bác」(伯⦅ホー・チ・ミン主席⦆に学んで倣おう。)と、虚構として創られた「Tư tưởng Hồ Chí Minh」(ホーチミン思想)、そして何よりも、祖国ベトナムの美徳の一つであった「愛国心」・「団結」・「仁愛道義」等の形骸化や衰滅に、猛烈な悲憤・反発心・反骨精神を懐く自分は、かつて、武器と身体を以て、人生と命を懸けて、国のために戦ったように、今度は、精神と頭脳で、人生と命を懸けて、国のために創るのである、哲学と思想を・・・。

知識経済(ちしきけいざい、英: knowledge economy)は、知識の生産と管理に焦点を合わせた知識の経済活動か、知識を基盤とした経済のどちらかに使われる言葉である。

知識経済 - Wikipedia

5 結語

 自分にとって、過程や結果での成失勝敗は二の次のことである。「最期の最後」まで挑戦を継続することが「勝利」並びに「成功」としている。死ぬ瞬間まで、挑戦を継続するぞ!

ディエンビエンフーの戦い

ありがとうございます。心より感謝を申し上げます。