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悶々打破

「私は何をやっても報われないんだ」

大学受験でそう強く感じてから早7年。自己否定的な考えに苛まれた。それがようやく寛解したのだ。

この7年間の原因は何だったのか。あれこれと振り返ってみると後述の四つ。「他者評価を気にしすぎていた」「暇だった」「栄養不足だった」「運動不足だった」。上記、一つずつ解説していきたい。

まずは一つ目の「他者評価を気にしすぎていた」。「頑張ってるくせに結果がついてきてないよね」と昔からあらゆる人に言われてきては「何をやっても報われないんだ」と落ち込み続けてきた。考えてみれば、私は頑張るという言葉が嫌いだ。何においても、他人から見ていたら頑張っているかもしれないが、自分としては習慣。非常に無責任な言葉だ。そんな言葉に長年囚われ続けていたと、ようやく目を覚ますことができた。

そして先述した原因ほどではないが、そこそこ比重を占めていたのが次の「暇だった」。部活と勉強を頑張ればよかった高校生までに比べて、大学生や社会人は何をどのように努力すべきかがわからなかった。今自分に必要なことや、自分がやっていて心地いいことが分かった今、靄が晴れたような気分だ。(このことについてはいつか詳しく書きたい)

思えば数年前、躁うつ病を克服(という言葉を使っていいのかは定かではないが)し、今は死にたい時に電話するよう自らの電話番号を公表しては「いのっちの電話」を行っている坂口恭平さんに電話した時、みっちりと詰まった一日の予定を聞いて驚いた。その時点で気付いたはずなのに、なぜ実行しなかったのか。(坂口さんあの時はありがとうございました!)

そしてここからは物理的な問題。栄養、特にたんぱく質とビタミン、鉄分が不足していた。少し前からプロテインやビタミン剤を日課として飲むようになってやや回復。ただ、盲点は鉄だった。思えば、鉄分が不足していると何度も医者に言われた。どうやら、女性や発達障害の人間は鉄分が不足しやすいのだそう。それなのに鉄サプリは飲んでいなかった。今はしっかりと鉄分を摂っているからか、公私ともにうまく回り始めたし、目の下のクマが薄くなった。公私だけでなく容姿まで向上させてくれる鉄、最強。

最後は運動不足。中高とバスケや陸上(長距離)に励んでいた私は、大学生以降、当然ながら運動量ががくっと減った。そこでジムに入会。筋トレはもちろん、バイクやクロストレーナーなど、汗だくになるような有酸素運動に励んでいる。次にランニング。私は長距離を走ることが好きなので、フルマラソンにエントリーした。それがきっかけで、週末は自分で走ったり、社会人向けのランニング部を見つけては参加したりしている。運動をすると汗とともにストレスが流れていく気がするし、自己を肯定的にいじめることができるので、とてもすっきりする。(ドエムなのかもしれないが)

他者の言葉に揺さぶられず、限られた時間の中で自己理解を深めて行動。これが「悶々打破」の秘訣だ。二度目がないよう、注意して生きていきたい。


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